そのスマイルで……。 |
開演前の場内に吹いていたのは、どこか穏やかで和やかな風。海で言えば、凪に近い状態だろうか?!その雰囲気が仁美ちゃんらしいと言えば、そうかもね。舞台背景のスクリーンへ、街を散策するプライベート姿の仁美ちゃんが映し出された。それを合図にメンバーが登場。演奏が始まると同時に、満面のスマイルを浮かべた仁美ちゃんがステージ上に姿を現した。
とても晴れやかな、心をウキウキと弾ませる劇場版「そらのおとしもの」の主題歌『SECOND』を唄いながら、会場中に手拍子の花を咲かせてゆく仁美ちゃん。このポカポカとしたハートフルな雰囲気が、なんかステキだよね。
冒頭から心地好い一体化した空気が流れてゆく場内。ときめいた気持ちのまま大空を飛び交うような気分にさせてゆく、「そらのおとしものf(フォルテ)」のオープニングナンバー『ハートの確率』が流れ出すと同時に、場内が色とりどりのサイリウムの光に包まれ出した。♪〜君がいるだけで〜♪♪〜君が笑ったら〜♪など、一体化した掛け合いも登場。すでに僕らの心の中は、仁美ちゃんの浮かべる満面の笑顔に負けないくらいニンマリとした気分だ。
「出し惜しみは一切しないよ!!」その言葉通りに笑顔で熱狂!! |
「ソロとして初めてのライブということで、すごくドキドキとしています。今日は、これまでわたしの歌った曲たちやイベントでしか歌ったことのない曲などを披露していきます。この2曲を続けて唄うのはドキッとしているのですが…」
仁美ちゃんのMCに続いて流れ出したのが、ヒトミソラとして歌った「我が家のお稲荷さま。」のOPテーマ『KI-ZU-NA?遥かなる者へ』。またまた感情を一気にあげてゆくナンバーが登場。「今日は出し惜しみは一切しないから」という発言通り、仁美ちゃんの顔となる歌の数々を。しかも、感情を嬉しく昂らせてゆく楽曲をどんどん届けていく。もちろん、会場中が熱い盛り上がりを作っていたのは言うまでもあるまい。
何処か幻想的かつノスタルジックな旋律が流れ出した。これまでの晴々とした姿から一転、「我が家のお稲荷さま。」の挿入歌『奇跡〜I believe in you〜』を、アンニュイな雰囲気も漂わせながら唄い出した仁美ちゃん。気持ちの内側に入り込んだ、その安穏としたムード抱いた歌声に、何処かアダルトな香りさえ覚えてしまったほどだった。
ここで、仁美ちゃんが担当しているラジオ番組「文化放送2h」の話へ。トークの中で出てきたのが、「おっちょこちょいの若作りキャラ」という話。そんなトークもありつつ、次のブロックへと進行。

次に仁美ちゃんが歌ったのは「この歌を唄うたびに何回も励まされた、シングルにもなってない曲」ということで披露した「ファイテンション☆テレビ」のコーナー曲『未来ヒコーキ』。これがとっても爽やかに弾けた、笑顔と元気を与えてくれるポップロック・ナンバー。仁美ちゃんもアクション混じりに高らかに唄いあげる。いいよね、こういうカラッとした歌も、笑顔がトレードマークの仁美ちゃんに、とってもお似合いだよね。
重奏な音色が流れ出した。一転、ゆったりとした演奏にのせ、アンニュイな雰囲気のもと、じっくり言葉を紡ぎながら「そらのおとしもの 時計じかけの哀女神」のエンディングテーマ『そらとまぼろし』を仁美ちゃんが歌いだした。何処かノスタルジックな香りも届けてくれる歌。ついつい、その世界に気持ちが吸い込まれそう。それくらい安穏とした、不思議と心地好い空気を、彼女は場内に描きあげてくれました。幻想ノスタルジックな香りに包まれながら優しく優しく歌う、その表情も、とても素敵じゃないっ!!
続いては、「そらのおとしもの」より、blue dropsとして歌った、しっとりとしたボサノバ風ナンバーの『そばにいられるだけで』を歌唱。アンニュイさと穏やかな風を運んでゆくこの手の歌に触れていると、不思議と心がそよいでいく。なんか、とっても穏やかに心癒されてゆくような気分でした。
とあるテーマ縛りで歌ったカバー・コーナーが登場!! |
ここで、ガラッと雰囲気を変え、カバー曲コーナーを設置。しかもただカバーするのではない、とある「ひとつのテーマ」に沿って、仁美ちゃんが楽曲をセレクト。
まず流れたのが、感情を熱く昂らせてゆく「天元突破グレンラガン」から中川翔子の『空色デイズ』。会場中の温度が一気に上がっていく。そのまま演奏は「マクロスF」でアンニュイな表情を盛ったMay'nの『ダイヤモンドクレパス』。ファルセット声を巧みに駆使しながら、美しい歌を会場中に這わせてゆく仁美ちゃん。続いてはノスタルジックな空気を漂わせた「ロミオの青い空」から『空へ…』。自然への回帰でもないが、気持ちが優しく太古の世界へ誘われてゆくような気分だった。4曲目は、「ストライクウィッチーズ2」より、開放的な空気を描きあげた『OVER SKY』で再び会場中の熱が上がっていく。仁美ちゃんも手を振り上げ、昂る感情に身を預けるように歌っていた。
この4曲に共通していたテーマが、「空」。仁美ちゃんといえば、ヒトミソラ。「そらのおとしもの」など、空繋がりが多い人。そこをテーマに据えていくところが「らしい」よね。
仁美ちゃんの手による新曲が登場。中に込めた想いとは……。 |
続いては、新曲を2曲披露。1曲は作詞のみで。もう1曲は、作詞/作曲の両方を担当。じつはフルサイズで作詞/作曲手がけたのは、今回が初!! これは、とっても貴重なナンバーになりそうだ。
「1曲目は、みなさんのことを思って。今日1日が楽しい日に、特別な日になるようにとの想いを込めて書いた歌。もう1曲は、大人になっていく過程の中で言えなかった沢山の言葉があります。恥ずかしくて言えなかった言葉やタイミングを図って言えなかった言葉、あのとき言えてたら違う未来になっていたかもという言葉など……。でも今日だけは、自分自身が素直に想いを伝えられるようにと思って書いた歌です」
まずは、自らが作詞/曲を手掛けた『Hello smile day』から。しっとりとしたアカペラから歌はスタート。演奏が始まると同時に楽曲は、温かくも晴れな気持ちを感じさせるハートフルな表情に変貌。心にスーッと暖かな光を抱かされた。そんな気分さえ与えてくれる歌でした。
続く『君と空の下』では、演奏中に手拍子を巻き起こしながら、優しくギュッと包んでくれるような想いを、歌を通して運んでくれました。この暖色系な温かい音に触れていると、自然と優しい笑みがこぼれてしまう気分。
そして舞台は、熱狂の終盤戦へ。 |
「みんなの元気がわたしの元気だと、ホントにそう思う。みんなの笑顔がわたしの元気のもと。今回のタイトルは、わたしの歌った『Ring My Bell』の仮歌詞から取ったもの。今日来たみんなが笑顔であれたら嬉しいなと思います」
終盤戦で歌ったのは、「家庭教師ヒットマンREBORN!」のキャラクターソングである、三浦ハルと笹川京子の歌った、軽快に弾むディスコティック・ナンバーの『Jump!』。 気持ちをウキウキと上げてゆく歌に乗せ、会場中の人たちも気持ちをズンズンと弾ませてゆく。なんか感情のムズムズが止まらないし、おさまらない!!
心をウキウキとハッピーな気分にあげていく「我が家のお稲荷さま。」ナンバーの『シアワセの言霊』が流れ出した。感情を心地好くもガンガン揺さぶっていく楽曲だけに、会場中の人たちが右手を大きく振り上げ、気持ちひとつに盛り上がる。仁美ちゃんも身体を揺らしながら、パワー全開で熱く歌いあげていた。
「ここで、この曲を歌いたかった」ということで最後に用意した曲は、仁美ちゃん自身が大好きな、「そらのおとしものf」より、しっとりとしたハートフルなバラード曲『帰るから』。想いをたっぷりと込めながら、言葉のひと言ひと言をつむぐように歌いかけてゆく仁美ちゃん。そのあったかい想い、しっかり胸に、心に響いてきましたよ。
アンコールでは、やっぱりあの歌だよねっ!! |
アンコールでは、美しいハーモニーも響き渡ったハートフルでソウルフルな『Fallen down』を歌ってくれた仁美ちゃん。その優しい雰囲気に包まれていると、身体も心もフワッと嬉しく浮き立つようでした。
「これからも、みんなの笑顔になれる歌を歌い続けていきます。今日が第一歩だから。これからも、わたしと一緒に歩んでいってください」
最後に歌ったのが仁美ちゃんの代表曲、「ベル鳴らしていきますか」の声と同時に始まった、「そらのおとしもの」のオープニングナンバー『Ring My Bell』だ。一気に会場の空気もアップ!! 仁美ちゃんの歌に合わせ、会場中の人たちが掛け合いながら、気持ち一つに盛り上がっていた。いいよね、無邪気に、一つに溶け合っていけるこの瞬間が。この日はずっと、仁美ちゃんの笑顔に包まれながら、胸のベルがリンリンと鳴り響き続けた楽しいひとときを過ごせた気分だった。先に仁美ちゃんも言っていましたが、これはまだ最初の第一歩。これからも一緒に、未来へと続く笑顔輝く道を一緒に作っていこうよ。
Hitomi Yoshida First Live "Hello smile day"セットリスト |