まずは、トリトリオフィスの声優ガールズ! |
イベントは、プロデューサー宮路一昭氏の挨拶からスタート。15回目となる「Tones Night」史上、実は女性ヴォーカリストのみというのは初の試み。まさに、ここから「次世代のアイドル」が飛び出すか……?! という楽しみが、この日のステージ上には詰まっていた。記念すべき「Tones Night Vol.15」は、CooRieの『存在』を歌った、声優の尾崎真美のステージからスタートした。トップバッターということで多少緊張を覚えながらも、切なくも穏やかな世界へ身を投じながら、優しい歌声をはべらせてくれた。最初から、素敵な癒し心地を味わえた気分だ。
二番手は、和田アキ子の『古い日記』を歌った、声優の梅里紗生。さすが、和田アキ子ナンバーを選ぶだけあって、彼女自身がパンチの効いた方。会場にいた人たちへ、「ハッ!」の掛け声を要求したのは、もちろん。パワフルな歌声と全身を使ったステージングで、場内中へ熱狂の声を作りあげていった。
大塚愛の『金魚花火』を、しっとりとした空気を漂わせながら優しい声色で唄ったのが、声優の小林桂子。切々とした雰囲気を描いてゆく彼女。会場中の人たちも、その歌声に想いを寄り添わせていた。唄う前に「全身が心臓のよう」とポツリつぶやいていたように、かなり緊張していたようでしたが、唄い始めたとたん、一瞬にして自分の世界を作りあげてゆく手腕や存在感は、さすがです。
若手声優陣も、次々登場! |
ルチルは、宮路一昭氏がLOVE☆ROCKS名義で作曲した躍動的なポップロック・ナンバー『未来へ』 (11月25日発売予定のPCゲームの主題歌。本人も、中へ「雨花」として出演中)を歌唱。ノリ良い楽曲という理由もあるが、それ以上にルチル自身が明るく弾けた性格。場内にいる人たちに「Hey!Hey!!」コールを呼びかければ、実際に会場中を熱狂のコール声で埋めつくしていった。全身を駆使し、声を振り絞りながら唄った彼女。なかなか度胸と存在感のあるシンガーだ。
続いて登場したのが、菊池ひさえと大和舞子の2人が今日のために結成した、声優ユニットの琥珀日和。披露したのは「魔法少女まどか☆マギカ」より、CrariSの唄った『コネクト〜setsat arrange〜』。ノリ良く弾けたナンバーだけに、最前列の人たちは、さっそくサイリウムを取り出し、振りまわしながら熱狂の演出をスタート。2人も、澄み渡る歌声に張りを与え。しっかりとハーモニーを描きながら、息の合った振りと一緒に唄ってくれた。初めてとは思えない一体感に、2人の仲の良さを実感。是非、今後も琥珀日和としての活動を続けていただきたい。
Hitは、新人声優の米本早希と浅谷結花の2人によって結成されたユニット。初ステージらしくMCでは極度にてんぱりながらも、場内へ和やかな空気を作りあげていった。これも、2人の天然なキャラクター性が導いた成果? 1曲目に唄ったタイトル通りパーティー気分で明るく弾け飛んだオリジナル歌『パーティーMusic High』では、会場中の人たちに♪〜Party Party Music High!〜♪とコールを入れてもらいながら、熱狂の宴を作りあげていた。楽曲も、2人のキャラクターも、かなりのアゲアゲモード!!会場中の人たちを一気にパーティムードで包み込みながら、しっかり盛り上げてくれました。Hitが2曲目に唄ったのは、凛々しさと爽やかさをミックスした、ポップムードな『All My Tomorrows』。歌をかけあいながら、楽曲の世界観へ身を投じ唄う2人。その歌声や仕種から、2人のオチャメでキュートな女の子像も見えてきた。2人とも、個性を隠せないくらいキャラクターが濃いってことなんでしょうね。今後に期待ですっ!!
そして、リアルアイドルも…?! |
続いて登場したのが「いちご姫ダンサーズ」のメンバーとしても活動中の夢野磨。ステージは、力強くもダンサブルな『Confidence〜君なら出来る〜』からスタート!! ミドル域の歌声にパンチ力を持ったシンガーらしく、みずからの声の魅力を活かした歌を、ダンス混じりで歌唱。ファンたちも、次々とコールを入れながら、彼女のライブへ熱狂を注ぎ込んでいた。続いて歌った『夜紅』は、宮路一昭氏がいちご姫に提供した楽曲。それを今回は、夢野磨バージョンとして披露。和なテイストもほのかに匂わせる、感情をグッと上げてゆく力強さも持ったナンバーを、芯の太い歌声を魅力に、プチ・パワフルな姿で唄いあげてくれた。アイドル・ソング風に着替えさせながらも、かなりパワフルなロック・アレンジにしてあるところへも魅力を感じた次第だ。
ステージセットの転換中には、客席前方袖に設置した特設ステージで、宮路一昭氏の司会によるトークコーナーも実施。最初に登場したのは、トリトリオフィスの3人娘こと、尾崎真美、梅里紗生、小林桂子。みなさん、twitter話で盛り上がっていました。
ここからはアーティストたちのブロックへ。 |
アコギの演奏を従えステージに現れたのが、宮路一昭氏とも一緒に仕事をする機会の多い、作詞家でもあり、みずからもシンガーとして活動しているkuulei。カッティング・ギターの音に乗せ、朗らかな声色を魅力に、晴やかに『chocolate』を唄いあげた (昔「美少女戦士セーラームーン」の実写版の主題歌も小枝として歌唱経験もある)。続く『夜空』では、切々としたアコギの音色に心を預けながら、想いを語るように唄いかけてきたkuulei。声色自体へ…耳に、心に、ズンッと染み込む覚えやすい顔を持っているせいか。その歌声が、すぐに心のスクリーンへ物語を映し出してくれた。最後に演奏した『太陽の下』では、会場中へ暖かい手拍子を作り上げ、力強くも前向きな気持ちへ観客たちを導きながら、彼女のステージは幕を閉じていった。それにしてもkuulei、楽曲に描いた凛々しさ/優しい表情や、歌っているときの穏やかな姿とは異なり、MCのときには、かなりキャラがブッ飛んだイケイケ姉ちゃん風。そのギャップが嬉しい驚きだった。
次のステージ展開中に、客席舞台へ、宮路一昭氏と琥珀日和の菊池ひさえと大和舞子が登場。またまたtwitter話。さらに、宮路一昭氏が手がけたレアなCDの話などが飛び出していました。
これまでの穏やかな雰囲気が、限られた時間の登場とともに一変! ヒステリカルな歌声を、荒ぶるギター・サウンドに乗せ唄い叫んだ『毛糸』の衝撃に、会場中の人たちの視線が、舞台上のメンバーのパフォーマンスへ釘付けになっていた。LAW&FUNKYな演奏に乗せ、自由奔放に五線譜の上を飛び越えた歌声を披露した『トドカナイ』。そのファンキーな音に、自然と身体も揺れ動いていく。すれっからしなロックナンバーと歌声を、感情が揺れ動くままに叫び続けた『最初(はじまり)』。最後は、ゆったり溜めを効かせた演奏の上で、物語を騙るように『世界の終わり』を唄いあげていった。短い中とはいえ、強烈な癖を持ったヴォーカリスト愛幸音の存在感は、観客たちの心の中へ、強いインパクトを一瞬にして植えつけていった。
次のステージ前には、客席袖に、宮路一昭氏とHitの米本早希と浅谷結花が姿を現した。この2人。本人らは意識しているわけではないが、自然とお笑いなキャラクターに変貌してしまうところは、さすがだ。そこへ、意外な才能を感じていた人たちも多かったはず。
次々とブッ飛んだアニソン・ナンバーを演奏!! |
声優の西玉得まこと宗像綾のツイン・ヴォーカル・バンドのGarante*が登場。彼女たちが演奏したのは、この日のイベントに足を運んだ人たちには嬉しい、アニソン・ナンバーの数々。冒頭から「Angel Beat」ソング『Crow Song』をぶち噛まし、会場中へ熱狂の空気を描き出した。互いに歌をかけあいながら。ときにはハモリながらと、パワフルなステージングを繰り広げてゆくGarante*。彼女らの登場で、場内は一気にアニソン・フェス化ムードに大変身!! 続くファンタズムの歌った『密教の首飾り』でも、セクシーな香りを振りまきながら、荒ぶり、躍動するロックな熱い演奏をガンガンに投げつけてゆく。
ポップで甘いムードを持った「桜蘭高校ホスト部」ナンバー『桜キッス』を、魂の高揚抱かせる、かなり躍動的でパワフルなスタイルにアレンジして演奏してくれたGarante*。とにかく歌い手2人の無鉄砲な弾けレベルがハンパない。その勢いに嬉しく巻き込まれながら、誰もが、思いきり叫び声を上げ続けていた。終盤には、SHAKARABBITSの『ROLLIE』を演奏し、ポップでパンキッシュな空気を作りあげ。
そしてラストは「イナズマイレブン」のテーマ曲『舞い上がれ』を演奏。そのパワフルな演奏で、会場中へ熱狂・熱狂・熱狂の渦を描きあげていった……のは、もちろんだが、このバンド、とにかく西玉得まこと宗像綾のキャラクターが、ドロドロなくらいに濃い!! 歌声もパワフルでロックしているが。2人の魂が小悪魔どころかサタンのような俺様具合(笑)。でもそれが、とってもチャーミングな魅力を持った強烈なカラーにも見えてくる。終始暴走止まらない2人のトークにも、じつは魅了されっぱなしでした。
次の展開前には、宮路一昭氏と夢野磨、ルチルがミニ舞台へ。ここでは、2人のマイブーム・トークに。中でも、ルチルの「6月で終わった趣味ですけど」で始まった盆栽ネタには、夢野麿もガッツリ食いついていました。
アーティスティックなステージに浸りながら……。 |
ACRIのステージは、冷たい風の中へほのかな温もりを抱かせる『蒼い鳥』からスタート。荘厳な世界観の中へ身を投じながら、みずからギターを掻き鳴らし、青な空間を彼女は描きあげた。続く『dead flowers』では、ダウナーかつグランジな演奏の上で、揺れる感情のままに歌いあげてゆく姿を披露。
感情の内側を突き刺してゆく痛いくらいに豪圧な演奏へ、誰もが、じっくりと気持ちを傾けてゆく。そんな『THE ROSE GARDEN』を通した衝動。ラスト『DOUBTRUST』では、揺れる感情のままに歌声や演奏を響かせながら、魂興奮してゆく舞台劇を綴れ織っていったACRIのライブ。気持ちの内側へ痛みを覚えながらも、その刺激へ心地好さも覚えてゆくACRI の楽曲とステージング。触れているうちに、いつしかジワジワと、その刺激へ気持ちが溶け込んでゆく。その優しい衝撃が嬉しいじゃない。
次の転換の合間に、客席舞台へやってきたのは、宮路一昭氏と、Garante*より西玉得まこと宗像綾の2人。ステージとは違って、意外と控えめに。でも、素(地)のキャラクターを、しっかり出しながらプチなブラックトークしてくれました。
パワフルかつキュートな薬師るりのステージング!! |
トリ前に登場したのが「Tones Night」ではお馴染みの薬師るり。冒頭から、触れているだけで身体が自然と躍動してゆく『VOICE』をパワフルに唄いあげた。ステージ前列は、拳振り上げ、彼女へ熱いコールを返してゆくファンたちで埋めつくされている。彼女も、積極的にステージ前へ歩を進めながら、客席へ挑むように唄いかけていた。ゲームのテーマ曲にも起用中、オリエンタルな曲調も印象深い荘厳なミッドナンバー『運命の理』を、浪々と、揺れる想いへ導かれるように唄いあげていった薬師るり。この手の世界観に浸れる楽曲も、シンガーとしての彼女を彩る大切な魅力の一つ。
一転、こちらもゲームのテーマ曲へ起用中の『おにぃちゃん☆ダイスキ!』では、萌え系/電波ソング並の弾けパワーを炸裂させながら、会場中の人たちのハートをキュンキュン燃え(萌え)あげていく彼女。観客たちもサイリウムをガンガンに振りまわしながら、萌えキュンな渦の中で、熱狂の宴を作りあげていった。
映画「ニャンダフルデー」の主題歌へ起用になった、疾走感を持ったビートの上で、明るく晴れ晴れとしながらも、しっかり力強さも抱いた歌声をはべらせた『WonderfulDays』を、カラッと唄いあげた終盤戦のステージ。そして最後は、OVA「エルフ姫ニィーナ Vol.01〜淫城に囚われし麗姫」のテーマ曲の『願い』を、そのスケール感あふれる演奏に身を預け、逞しさも何処か抱かせながら、浪々と唄ってくれた。熱狂という舞台劇と同時に、心にいろんな想い抱かせる多彩な情景も、短い時間の中に描きあげた薬師るり。その巧みな興奮のドラマ作り出す絵筆の手腕は、さすがだ!!
最後のMCタイムでは、次のステージへ登場する宮路一昭氏の変わりに、Cuulei、限られた時間の愛幸音、ACRIが登場。それぞれ、宮路一昭氏との繋がりなどを語ってくれました。
時代を超えてアイドルが降臨っ!! |
最後のステージを飾ったのは、MIYAJI☆BAND。冒頭を飾ったのは、インストナンバー『Pole to Win』。まるでF1番組のテーマ曲として流れていそうなくらいに、心地好い疾走感を持った演奏のうえで、五線譜の上を流れるよう駆け上がってゆく宮路一昭氏のギター演奏が炸裂! テクニカルながらも、気持ちを嬉しいくらいに躍動させゆくプレイ。そして、メンバーらとの息のあったセッションの妙味に、早くも大興奮してゆく観客たち。
ここからは、次々とゲスト・シンガーを迎えてのステージへ。まずは、宮路一昭氏全面プロデュース中、声優の大橋歩夕が舞台へ登場! 最初に奏でたのは、キラキラとした美しい歌や演奏から、一転。切々とした儚い風景を心に映し出していたバラード歌の『夜空を見上げて 〜 Lost Romantics 〜』。ジワジワと胸に染み込む演奏は、サビへ向かってゆっくりとドラマを描き出し。サビでは、感涙な様相さえ作り出していった。大橋歩夕の歌声も、哀愁味な風景の中へ溶け込みながらも、何処かキラキラとした要素も魅せてくれるからだろう。気持ちに光射す想いとしても、胸に響いてきたのが印象深かった。
キュートにキュンキュン弾け飛んだ『Angel Girl』では、数多くのサイウリムの光に包まれながら、満面の笑顔と飛びっきりのハッピーボイスを魅力に、会場中に熱狂の花を咲かせていった。彼女に触れたとたん、一気にスマイルの花が咲き誇ってゆく。中盤では♪〜ラランラ ラランラランラン〜♪と会場中の人たちが、身体を左右に大きく振りながら大合唱してゆく風景も。その場にいる人たちを次々とみずからの舞台の中へ巻き込んでゆく。その明るいパワーこそ"あゆた"の魅力と言えようか。
続いて歌のバトンを受け取ったのが、太田貴子。さすが、今でもキラキラとした輝きを放つ彼女らしく「魔法の天使クリィミーマミ」ナンバーの『ハートのSEASON』でも、ハートにキラキラとしたスパンコールをまぶしたくらいに、ピカピカのきらめきを、歌を通して届けてくれた。客席でも、舞台へ向け、熱狂のコールを送る人たちが多数登場。ここは往年のアイドル・コンサート会場と錯覚するほどの、互いに想いを交わし合う熱狂のライブが、たった1曲で、会場の中へ作りあげられていった。場内中から飛び交う♪Fu〜Fu〜♪の掛け声は、今でも強烈に耳に残っているほど。「すっごい声援ですね」と、歌い終わった太田貴子自身も驚いていたほどでした。
ここで、もう一人のゲストとして、宮路一昭氏作曲による入場テーマ曲に乗せ、4歳のときから太田貴子の大ファンという女子プロレスラーの桜花由美 (プロレスリングWAVE)が、ステージへ呼び込まれた。28年間、太田貴子に逢いたくて逢いたくて、ずっと追いかけ続け。何故かプロレスラーになり、今年で10年目を迎えたという桜花由美。過去には、クリーミーマミのテーマ曲で入場していたほど大の「魔法の天使クリーミーマミ」ファンでもあることが、この日のトークで判明!!
トーク中、なぜか、太田貴子が女子プロレスラーになるような話も飛び出した。果たしてそれが現実化するのか……? まぁ、本人は、必至に否定していましたが。それでも桜花由美は、積極的に誘いをかけていました。「乱入して」とか……ね(笑)。さらには宮路一昭氏のギター・クリニックまで登場。『BURN』や『枯れ葉』『スペイン』と、ハード/哀愁/変態ギター・プレイも披露してくれましたよ。
続いて、桜花由美も加えた形で太田貴子が歌ったのが「魔法の天使クリィミーマミ」より『LOVEさりげなく (21st century ver.)』。これがまた、2人のハーモニーがピッタリ。最初からデュエット・ナンバーと錯覚しそうなほど、息のあった歌を、ハードさを増した21世紀バージョンに乗せ、届けてくれました。もちろん観客たちも、ハンパない熱狂の声援を舞台上に送っていましたからね。
そして、夏のイベントの最後を飾ったのが…。 |
そして最後に、この日出演した全員が舞台に上がり、この季節にピッタリな、松田聖子の歌った『夏の扉』を大合唱!! これだけの女性が一斉に唄ったときの美しい迫力は、その美貌以上。いやいや、歌声にこそ、本当の意味での「美しさ」が醸しだされるということでしょうね。
この日のイベントは、5時間以上に及ぶ内容。それにしても関わらず、かなり内容濃く、次々とアトラクション飛び出す感覚でステージングが続いていたように、あっと言う間。観客たちだって、まったくダレることなく、ずーっと熱狂し続けていたほどだもの。このハートフルな熱狂を一緒に味わうためにも、また足を運びたいと思います。 そうそう、会場に足を運んだ人たちは、「アイドルを探せた」のでしょうか? 中には「宮路さん」なんて発言も出ていましたが(笑)。
●関連リンク |
