2011年12月10日(土) 渋谷公会堂 【出演者】米倉千尋 【ゲストアーティスト(五十音順/敬称略)】彩音/angela/石川智晶/石田燿子/喜多修平/黒崎真音/佐咲紗花/savage genius/椎名へきる/田村直美/TOPGUN(鵜島仁文/川添智久)/松本梨香/美郷あき/桃井はるこ
TEXT:長澤智典/PHOTO:●●●●
何時もの……? と言いたくなるイベントが、今年も開催されました。1年の空白年があったとはいえ、やはり12月の第二土曜日と言えば、ちひサンタと一緒にひと足早いクリスマスを味わいたくなるんです。訪れた人たちも、この日を心待ちにしていたことでしょう。しかも今回は、渋谷公会堂という椅子席のあるホールでの開催。これまではズッとスタンディング会場でしたが、この日はトークパートをゆったりくつろぎながら楽しめるのが、ファンたちには嬉しい心遣いでした。もちろん、ライブパートでは、みなさん立ち上がり熱狂していましたけどね。 というわけで、そろそろこの日のイベントを、ここでも幕開けましょうか。 イベントは、平野綾のナレーションからスタート!! まさかまさか、いきなり嬉しいサプライズが……。スクリーンには、この日のステージを彩るメンバーの姿が次々と映し出されていた。そしてライブは、平野綾と観客たちの呼びかける「ちっひー!!」コールを受けて幕が開かれた!
冒頭を飾ったのは、この日のイベントの仕掛け人でもあるちっひーの歌う、とてもハートフルな。優しさと温もりを届けてくれる、この季節にピッタリのバラード曲『WINTER WISH』。ちっひーの心の温もりがジンワリと響いてくる。いいよね、こういうあったかい幕開けも。ホール・コンサートには相応しい雰囲気じゃない?! 「このライブは、今年で3回目になるんですけど。渋谷O-EAST、渋谷AXと続き、ついに渋谷公会堂までやってまいりました。このライブはトークコーナー、熱狂あふれるステージ、ここでしか観れない超豪華なコラボレート・ステージと、盛りだくさん。ここからどんどん盛り上がっていきましょうね!!」 ちっひーの「今年のトップバッターはこの方です!!」の声を受け登場したのが、黒崎真音。ゲスト・コーナーの冒頭を飾るに相応しい、感情を熱く掻き立てていく躍動ナンバー『Magic ∞ World』の演奏が流れると同時に、会場中が総立ちの熱狂モードへ。ステージ/客席一体化したこの空気を味わいたくて会場へ足を運んだ人たちも、絶対に多かったに違いない。 黒崎真音の作りあげた熱狂を受け、次に舞台を彩ったのが佐咲紗花。彼女もヘヴィーなギターサウンドとセンチメンタルなピアノの旋律絡み合うナンバー『星彩のRipieno』を、昂る感情を熱く、熱くぶつけながら歌いあげていく。歌が進むごとに感情も演奏も躍動性と熱さを増していく。その姿が恰好いいじゃない。 3番手として登場したのは、この日のイベントには数少ない男性陣。その中からトップを切って、喜多修平が姿を現した。彼も、サビ歌始まりの『世界の果てに君がいても』を、たぎる血潮を放熱するように熱く、熱く歌いあげていく。疾走性満載なハードポップ・ナンバーだけに、会場中の人たちも、爽やかながらも熱い歌声ぶつけていく喜多のステージングに合わせ、拳振り上げ熱狂していました。 Party.1のラストを飾ったのが、派手やかなデジタルビートに乗せ、カラフルな衣装をまとい姿を現した彩音。これまでの縦ノリな熱狂から、一転。身体を心地好く揺さぶる横ノリなグルーヴ・ナンバー『コンプレックス・イマージュ』を通し、会場中に温かい熱狂を描いていきました。自身のスタイルを持って、会場中の色を巧みに変えていく、彩音の醸しだすその強い個性に、とても惹かれてしまいます。間奏中の煽り声の迫力もすごかったですよ。
ここからは、トークコーナーへ。ここで繰り広げられたのが「クリスマス直前こんなときだから聞いておきたい、とっても○○な恋愛トーク」。舞台へ姿を現したのは、先に歌を披露したちっひー/黒崎真音/佐咲紗花/喜多修平/彩音の5人。大きなクリスマス仕様のテーブルを前に、5人が勢ぞろい。なぜか、喜多だけトナカイのコスプレ姿。黒一点な存在を、巧みにアピールしていくところが美味しい。 ここでは、実体験を元に、抽選箱から引いた題材2つをネタに加えながらのトークを披露。まずは佐咲。彼女がボックスから引いたふたつのネタは「とっても残念な」「遊園地」。「わたしの地元である秋田には、おっきな遊園地がないんですね。わたし、大きな遊園地によくあるような絶叫系の乗り物を想像しながら、動物園に併設してある、その小っちゃな遊園地にいったら、グルッとただまわるだけの、ぜんぜん怖くないジェットコースターしかなかったんです。お化け屋敷もあったんですけど、そこは年中閉まってました」と、そんなガッカリ話をしてくれました。 続いては黒崎。「とってもビックリした」「誕生日」が、黒崎の引いた題材。そして出てきた発言が…「…ない」(笑)。さすがにそれはマズいと思ったのか、黒崎は別の角度から、恋愛トークを始めました。「わたし、メジャー・デビューを発表したのが誕生日のイベントでのことでした。しかも、わたしには完全に内緒のシークレットなサプライズとして。それが最高の誕生日プレゼントでした。ちなみに好きなタイプはですねぇ…金髪と緑目が好き。きのこカットが初恋の人。二次元で金髪で緑の目の人を観ると、一気に好きになるんですよ」と、話してくれました。 黒一点の喜多は「とってもハッピーな」「旅行」がテーマ。さっそく喜多は「僕、そもそも旅行にいかない人なんですけどね。一応、仕事で世界中もまわらせていただいてるんですけど、そこで…」と、話し始めたところで、ちっひーが喜多の話をストップ!!話し足りない喜多は「ブラジルに行ったときに、あなたの子供が欲しいと言われたときには驚きました」と、むりやり(笑)旅トークを続けていました。 彩音は「とっても美味しかった」「旅行」がテーマ。「わたし、温泉が好きなので。そこで、温泉水を飲んだくらいですかね。美味しかったですよ」と語ってくれました。 でも、現段階ではまったく恋愛話が出てこない。そこで最後にちっひーが「とってもハッピーな」「ドライブ」とふたつの題材を引いたことから、初の恋愛トークへ。「大学生当時に付き合ってた彼と、車の中で別れ話になったんですよ。そこで“ごめんなさい、わたしは無理……”と告白したら、思いきり動揺した彼がフラフラとした運転になってしまい事故りそうになったんですけど。今、ここに居るように、生きていてハッピーでした。別れ話は場所を選びましょう」と語ってくれました。
続いては、ちっひー/黒崎/佐咲/喜多/彩音の5人によるスペシャル・メドレー・コーナーへ。このチームが披露したのは、この季節にピッタリの『クリスマスソングメドレー』。 頭に可愛い耳を付けた5人が最初に歌ったのは、熱いロック・スタイルにアレンジしたアップビートな『サンタが街にやってくる』。5人が次々とマイクをまわし、ときにはハモってと、会場中に熱い、熱いサンタ・ナンバーを届けていく。 その流れは、とても軽やかな雰囲気とアップなビートをミックス。こちらも、ロック仕様に変貌した松任谷由実の『恋人がサンタクロース』へ。可愛いながらも、熱狂を生み出すに相応しいバージョン化しているのが嬉しいじゃない!! 続いては、切ない声で山下達郎の『クリスマスイブ』を喜多が熱唱。次第にビートを上げ、演奏が熱を帯びるにしたがい、女性陣も歌へ参加。それでもこの歌に関しては、喜多の切々と熱唱していく姿が一番のポイントになっていました。 続いては、キュートでファニーな雰囲気を携えた広瀬香美の『ロマンスの神様』へ。まさに、この日のトーク・テーマにピッタリな歌を持ってくるセンスがいいよね。 メドレーの最後は、クリスマスの定番ナンバー『ジングルベル』を、パンキッシュなロック・バージョンで披露。かなり熱いスタイルに変貌したこともあり、会場中を総立ち熱狂の場に塗り上げていました。さすがこの日のテーマが「ロック」だけのことはある。そのイズムは、しっかりメドレー・コーナーの中に活きていましたよ。