大人の色気放つステージ&コミカルな表情魅せる新曲の登場 |
暗くなった場内。彼のライブではお馴染みとなった、BRUSH&PICKSによる軽快な演奏。観客たちの生み出す手拍子にのり、小杉十郎太がステージへ登場。
心地好い演奏に身を預けるよう身体でリズムを刻み始めた小杉十郎太が、この日最初に選んだ曲は『SUMMER』。さすが燻銀な魅力を備えている方だけに、灼熱の太陽のように弾けて…ではなく、ジワジワと体感温度を上げてゆくのせ方をしていくところが格好いい。観客たちの手拍子の熱もジワジワ上がっていくのが、その場の空気を通してしっかりと伝わってくる。とても気持ちの良い、爽やかな風を感じさせる幕開けだ。
一転、しっとり“大人の男の色気”たっぷりに唄いかけたのが、『接吻』だ。夜のムード漂わせるメロウな演奏の上で、甘く、妖しい香りを振りまきながら、ゆったりムーディに唄いあげてゆく。いいね、その雰囲気に酔ってしまうよね。
「僕が音楽活動を始めて3年経ちました。そして初めて立ったステージが、ここ南青山MANDALAでした」
想い出を噛みしめるよう、語り始めた小杉十郎太。なぜかそのトークの背景では、BRUSH&PICKSの2人が『仰げば尊し』の演奏を奏でている。
「“J's Music Action”も、3年間の中、今回で第8回目。その間にもディナーショーやメンバーミーティング、名古屋でコンサートを開催したりと、良いペースのもと、いろいろと演ってきました。今日は、日頃の感謝の気持ちを込め、思いきり演らせていただきます!」
なんて素敵な、想いを詰め込んだ言葉なのだろう。でもそのあとに続いたMCが…。
「じつは今年、初めて“ぎっくり腰”になりまして…完全に動けなくなりました。あの苦痛はハンパないね。そんな“ぎっくり腰”になった経験を曲にして残しておこうと思い、新曲を作りました。この歌は、音楽活動を始めてから現在までの、3年間の活動の集大成…では決してございません(笑)。あくまでも遊び心で作った曲ですから、勘違いしないでくださいね」
その言葉を受け、みずからもアコギを手に唄い始めたのが、『GIKKURI』。軽快なテンポを持ったブルース寄りなこの歌、歌詞に登場するのが、♪ギックリ!ビックリ!!シャックリ!!!♪など、かなり軽妙な内容ばかり。でも、自分のネガティブな体験を、こうやって思いきり笑い飛ばしてしまえるところが、小杉十郎太の懐の深さとも言えようか。
心温まる想い満載な新曲が登場!! |
「先日、中井貴惠さんが定期的に開催されている朗読劇に呼んでいただき、名作絵本「あらしのよるに」を朗読させていただきました。その「あらしのよるに」の物語をもとに作ったのが、これから唄う新曲の『FRIENDS』です」
小杉十郎太のアコギの弾き語り演奏から始まった『FRIENDS』。ある嵐の夜、山小屋に避難してきたオオカミとヤギの奇妙な友情物語を綴った「あらしのよるに」。その物語を通して小杉十郎太なりに感じた気持ちが、この歌には温かい想いのままに綴られていた。こういう内面的な心模様を歌を通し体現できるのも、“小杉十郎太のライブ”という場があってのことと実感。聴いていて、思わずウルッとしてしまいました。
続く『Lastnight Tonight』では、ふたたびテンポを上げ、軽快でおおらかな演奏に乗せ、浪々と唄いあげてゆく小杉十郎太の姿があった。
生まれ故郷の横浜をイメージして作った『そばにいるから』では、ムード歌謡的な雰囲気を描きながら、哀愁味や郷愁性にあふれた世界観をライブハウスの中へ作りあげていった小杉十郎太。
込み上げゆく感情をグッと抑えながら、抱いた想いを胸に、優しく優しく相手を包み込むよう唄を紡いでいった『夕焼けの唄』。きっと会場へ足を運んだ人たちも、この歌を聴きながら、いろいろな想いや風景を心の中へ描いていたことだろう。それくらい胸を痛心地好く揺さぶる感動が、この歌にはあった。
ここで小杉十郎太は一旦ステージを降り、BRUSH&PICKSの2人が、『奇跡の人』を演奏。たっぷり聴かせてくれました。
ローズ兄さんが行方不明?!兄から託された想いを胸に歌う…。 |
ふたたびステージ上に登場した小杉十郎太。手にはなぜか、どこぞのアイドルコンサートで見るような自らの写真団扇を持っている。
「今回のライブのことを知り、メキシコに住むローズ兄さんが、日本へ向かう船に乗ったのはいいんですが・・・昨日、小樽に着いたという連絡をFAXでもらいました。」
どうやらローズ兄さんは、日本へ向かう船まではわかるんものの、どこの港へ着くのかまではわからないらしく、今回は小樽に着いてしまったそうだ。
そしてなぜか、「ライブで身につけ、歌って欲しい」とギターの岩田さんに白いサングラスが託されていた。
「僕が「はいっ!」と言ったら、みなさんも、こう叫んでください。♪そんなバカーナ♪と」
その言葉を受け奏でたのが、軽快なラテンのリズムを持った『そんなバカーナ』。小杉十郎太も白いサングラスをかけ、2本の団扇を振りながらノリノリで歌ってゆく。途中には「オバマ大統領に“なぜ小杉十郎太は出馬しないんだ?”と聞かれた〜そんなバカーナ!」「麻生総理に秋葉原で一緒にイベントをやろうと言われた?!〜そんなバカーナ!」「ローズ兄さんが、メキシコの大統領になる気らしい〜そんなバカーナ!」というコミカルなセリフも組み込んでゆく。いいね、この無邪気に弾け飛んでゆく姿が。
そのまま演奏は「夏歌メドレー」に。流れてきたのが、『真っ赤な太陽』(美空ひばり)〜『17才』(南沙織)〜『真夏の果実』(サザンオールスターズ)〜『ゴールドフィンガー'99』(郷ひろみ)の4曲。
その後のMCでは、カバーソングの話から、「御三家」として名を馳せた郷ひろみ、西城秀樹、野口五郎の物真似まで披露。中でも西城秀樹の物真似は、大絶賛!!このレパートリー、またどこかの機会に、ぜひ活かしてください。
大人の色気にヤラれたねっ。。。 |
後半は、切々としたブルースな演奏に乗せ、しっとり唄いあげた『サンチャッチャブルース』からスタート。『雨の踊り子』では、男の哀愁さを漂わせながら、老獪に唄いあげてゆく小杉十郎太の姿も。このいなたい味もまた、彼のステージには欠かせない魅力と再確認。同じくクールなたたずまいのもと唄いあげた『Slow in Down』を通した、ジェームス・ボンドのような格好良さも、小杉十郎太だからこそ出せる大人の味わいだ。
最後に奏でたのは、会場中からも手拍子が沸き上がった小杉十郎太のライブには欠かせない“情熱的な大人の色気漂わせゆくナンバー”の『ダンサー』。この『ダンサー』を通し、会場中へ♪ラ〜イラライララ〜イ♪の合唱も巻き起こし、心地好い夏のほてりを抱きながら、本編は幕を閉じていった。
アンコールでは、これまた小杉十郎太のライブには欠かせない歌『Honesty』を演奏。哀愁味たっぷりに、アダルトなフェロモンを巻き散らしながら唄いあげてゆく。あの声の魅力に包まれたら、女性がキュンとしないわけがない。わかるなぁ、みんなこの誘惑的な声の虜になってしまったんだね。
最後に。この日のライブでも告知していましたが、11月28日(土)、横浜ランドマークホールを舞台に、「井上和彦×小杉十郎太 Born in the YOKOHAMA TALK LIVE」が開催になります。横浜出身の2人が語る横浜への想い。この日はミニ・ライブも行うそうなので、ぜひ楽しみにしていてください。この2人が組んでいた幻のユニットの歌も…聴けるかもですよ。
『井上和彦×小杉十郎太 Born in the YOKOHAMA TALK LIVE』
2009年11月28日(土)
横浜ランドマークホール
On the Field Web Shopにてチケット先行販売中(〜9月11日(金)16:00まで)
| J's
Music Action the 8th セットリスト M1.SUMMER M2.接吻 M3.GIKKURI M4.FRIENDS M5.Lastnight Tonight M6.そばにいるから M7.夕焼けの唄 M8.奇跡の人(BRUSH&PICKS) M9.そんなバカーナ M10.夏歌メドレー〜真っ赤な太陽〜17才〜真夏の果実〜ゴールドフィンガー'99 M11.サンチャッチャブルース M12.雨の踊り子 M13.Slow in Down M14.ダンサー EC1.Honesty |
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