2009年、聖バレンタインの当日は、暴風雨の予定であった。しかし実際は快晴にまで天気は回復!!TOP GUN、そして豪華ゲストたちの力はいかほどか。
18:00開場。途端に待ちに待ったファンたちが会場がある地下へと、ひっきりなしに階段を降りてくる。ライブ会場でここまで「老若男女」という言葉がぴたりと合う空間を私は「見たことがない」というのが率直な感想であった。
会場を見渡しては「おー!久しぶり!」等声を掛け合い、それぞれが久々の再会なんかも果たしてしまっている男性陣たち。「楽しみですね」と私がいうと「もう!ステージで観るの久しぶりですから…」と言葉したことで、夢ではなく現実なことを確認し、涙腺が緩んでいく女性。目が合って笑いかければ、快く話してくれるいい雰囲気のファンばかりだ。
いち記者の私はその過去にいなくとも、それでも分かる凄まじいノスタルジーや「起動」への期待が込み上げてくる。これはヤバい…楽屋へ戻りポケットティッシュを連れてきた。
待ちに待った開演時刻18時半ピタリに、T-REXの『20th Century Boy』をBGMにメンバー登場!スタートは鵜島のデビューシングルであり機動武闘伝Gガンダム第1期オープニングテーマ『FLYING IN THE SKY 2008』。イントロが始まった途端にストロボがステージを小刻みに照らし、最初から会場はスゴい盛り上がりぶりを見せる。まるで全員が昔からの親しい間柄であるかのように会場全体が一丸となり、重々しいこぶしをそれぞれの想いで突き上げる。間奏時もずっと力強くoi!oi!と煽り続けるメンバーの姿は「カリスマ」という一言以外で表現するのは難しいほどだ。
「次はビクトリーいきます!一緒にいってくれるかーい!?」と長友が煽ると客席は「Yeahーーーー!!」と盛り上がる。続いての『WINNERS FOREVER』ではメインボーカルの長友がマイク突き上げる!!マイク抱きしめ、魂込めて「YOU WINNER!!」とシャウトするのは客席も同様だった。
「みなさんこんばんは!やっとこの名前が言えるときが来ました…」と長友は神妙に語り「TOP GUNです!!!!」とシャウトすると観客が沸くこと沸くこと!「結成を夢見てから4年。2月14日、またひとつ夢が叶いました!たくさん集まってくれたみんなのおかげです!ありがとーーう!」と魂込めた御礼の言葉を絶叫した。
「六本木を世界一アツい街に、ココmorph-tokyoを世界一アツい場所にしましょう!」とシャウトし、続いてはinfixの代表曲でもあり「ROBO-ONE」2007年度テーマソング『ACTIVE BOY』。曲に入った瞬間観客たちは続けて拳を突き上げる!鵜島がタンバリンで盛り上げる中、“夢の中描いて場所を目指して”の歌詞で長友にスポットライトが当たり、まさにその通り、そこにあるのはただの歌詞ではなく心のまま表現している長友の姿だった。
続いてのMCでは「結成について色んな仲間が祝ってくれていて…今日、訪れてくれています!」と長友。登場するはアニソン界の歌姫、松澤由美ちゃん!!観客から歓声が巻き起こる。そして本日一発目のゲストセッション。機動戦艦ナデシコのオープニングテーマ『YOU GET TO BURNING』を熱唱。彼女の代表曲ということもあり、イントロに入るやいなやの大声援!その旋律と歌・演奏の力強さにレッド系の照明も手伝って涙腺が緩んでくる歌テーマがそこにはあり、TOP GUNのカリスマステージングと一体化した由美ちゃんのステージは、絵になりすぎていた。
曲が終わり早々「みんなでライブするのって、楽しいですよねー!」と由美ちゃんがはしゃぐと、「やっと由美ちゃんと話せた!マネージャーさんに、話すのは本番だけであとは筆談って言われてるからさ(場内爆笑)」と、持ち味のコミカルなMCで観客を爆笑させ続ける長友。曲中も曲間も共に休むことなく“TOP GUNの〜起動〜”は続いていく。
続いても由美ちゃんセッション、ゲートキーパーズオープニングテーマ『明日の笑顔のために』を披露。ポップなライトに照らされ、元気いっぱいに歌い上げる由美ちゃんは『YOU GET TO BURNING』の時とはうってかわって誰もが抱きしめたくなるほどの可愛さを全面に振りまく。
「満点笑顔由美ちゃんでしたー!」と由美ちゃんを送り出し、由美ちゃんの可愛さについて溜息混じりで話す長友。「一生でいいからああいう子にバレンタインもらいたい…」とこぼすと、場内は爆笑するどころか、男性陣は共感の渦(笑)。
続いては高橋洋樹さんの大登場!!実は同い年だという高橋、長友のふたり。「世界的なアノ歌を!俺は一生の思い出にハモらしてもらいます!」との掛声で始まったのは、世界的人気アニメドラゴンボールのオープニングテーマ『魔訶不思議アドベンチャー!』!いやいや、世界的有名ソングということで、異様な盛り上がりぶりを見せるここ六本木morph-tokyo。観客たちのフリやかけ声も恐ろしいくらいに揃っている。これが世界的ソングの威力か。とにかく熱気は最高潮!メンバーたちも肩を組み合い日本の大代表曲を共に奏でた。
続いてのMCで「世界的な有名ソング。サライ的にいくのはどんな心境」か、との質問に「あまり実感はないんですよ。アニメと楽曲がいいだけ。そういう意味では僕は感謝してます」と謙虚に答えると、観客からの「そんなことないよーーー!」とアンサーシャウトが響き渡った。
そして高橋がかつて組んでいたバンド「COME ON BABY」のメジャーデビューがLINDBERGと同期だったという裏話。「(高橋)当時「凄いバンドがいるんだよ!」って噂になっていて、聴いたら「これは売れちゃうなー」って思った」と告白。高橋の予想通りLINDBERGは大ヒット、1990年代を代表する日本のロックバンドとして今でも老若男女に愛される伝説のバンドなわけだが、今ここでこうして川添と同じ舞台にいるということについて「今この年で一緒に歌えるのは、本当に嬉しい」と神妙な心境を語った。
続いて「次はもっと凄いですよー!」と煽り、超星艦隊セイザーXのオープニングテーマ『超星艦隊セイザーX』!!
満員御礼、熱気でひしめく場内で「エーックス!!」とほぼ全員がジャンプ!!間奏中はメンバー全員が客席スレスレでoi!oi!と観客を煽る煽る!煽る前から最高潮の観客達だがさらにヒートアップし、会場は更に熱気の渦へと巻き込まれていった。さすがは全員がマルチな才能を持ち合わせるプロ集団。どんな姿もどんなシーンも、切り取りたい程に「綺麗」だ。そしてこれは静止画にしたって熱気が伝わってくるだろうというほどに突き抜けすぎている光景だ。「こんなステージ観たことない!!」これを毎回想わせるのがプロというのだろう。
続いてはカウントダウンで初公開、今回は2回目の披露であるTOP GUNのオリジナル曲『ON YOUR MARK』!!
イントロギターの高鳴り、Aメロギターのカッティングに気持ち良く乗るメロディに、胸は高揚せずにはいられない。メインで川添・鵜島が歌う中、長友はタンバリン叩き鳴らす。「次の曲も新曲!」と長友のシャウトで、本邦初公開の新曲。『GENERATION』!!
ミラーボールが回りだし、踊りまくる観客。キャッチーで盛り上がりながらもどこか哀愁をたっぷり感じさせるこの新曲『GENERATION』、本邦初公開なのにも関わらずの盛り上がりぶりを見せた。
とここでちょっぴりアコースティックコーナー。すると川添は少しお疲れの様子。「ああ、ちょうどいいタイミングで座れた…コタツがあったらいいのに…」とつぶやき場内は爆笑。「今度はコタツとみかん用意しておいてください(笑)」と長友が煽ると川添は「ステージにあっていけない話っておもしろくねえ?例えば、アンプにマヨネーズが置いてあるとかさ…」曲中のカリスマステージとうってかわってのTOP GUN's MC(笑)。曲だけではなく話でも盛り上げる盛り上げる。そしてたまに、とても可愛らしいことをつぶやいたりする彼らの人柄が、ここまでファンを惹きつけるのである〜〜〜
そんな前置きもありつつ、ライブではTOP GUNアコースティックアレンジで機動戦士ガンダム劇場版IIの主題歌である『哀戦士』、同じく機動戦士ガンダムのエンディングテーマである『永遠にアムロ』の名2曲を演奏。イスに座って、アコギで…なのにも関わらず、炎が燃えるような勢い…どんなスタイルであっても彼らの「魂」は変わることなくアツく表現されていく…暖色系のライトに照らされ3人は、思いきり哀愁を漂わせステージを終わらせた。
続いてのゲストは、このステージにて5年ぶりの大復活を遂げるKIX-SのTSUKASAの登場!!
「俺の大好きな、サイッコーの友達です!TSUKASAちゃーん!」と長友の紹介で登場するやいなやの大声援を浴び「懐かしい顔がいっぱい…」と感極まるTSUKASA。長友のMCの流れに乗り、お酒好きを暴露され困惑(笑)「この人の話は、もともとの何倍にも膨らんじゃうの(笑)私のイメージぐちゃぐちゃよぉー(泣)!」と絶叫し、場内を爆笑の渦へと巻き込み始まった曲は機動戦士Vガンダムの後期エンディングテーマ『もう一度TENDERNESS』!!サビに突入すると会場は沸く沸く!
TSUKASAの「楽しいね♪楽しんでくれてる!?」という問いに客席からは開演時の勢い以上のアンサー歓声。「もう泣きそう!」と大はしゃぎでステージに立てる嬉しさを噛み締めた。
明るさ爆発のTSUKASAステージは続く。「続いてはみんなが知ってるこの歌!」との振りで続くのはKIX-Sの4thシングル『LOVIN'YOU』!レッドやパープルの激しいライトに包まれ魂込めて歌うTSUKASA。トリップしちゃうような激しいライトに観客もステージのTOP GUNたちも一緒に踊りだす!みんな一緒に“SOUL!”とシャウトし、今日相変わらずの一体感を見せた。
TSUKASAがステージから下がると「ツカちゃんかっこよすぎ…(溜息)」と溜息混じりに話す長友。しかし本当に5年ぶりのステージとは思えないステージング、客席も大盛り上がりのステージだった。
「続いてはアニソン界のお天気お姉さん、みんな大好きちっひー!!」と米倉千尋の大登場。
登場するなりの歓声は、地響きが起こるようなくらいの振動!「みなさん、ハッピーバレンタイーン!!今日は暴風雨の予定がね、私お天気お姉さんなんで!今日あったかかった〜。でも思いっきしニットきてきちゃった(笑)」とのっけからのちっひー節に周りは和みまくり。「うちらの日頃のダークな部分をすくいとってくれてありがとう!」と長友がお礼を言うと「みんなの心の中がお天気なんですよ♪」ちっひー。超盛大な拍手を浴びた。鵜島の「嵐じゃねーけどこん中だけは嵐にしよーぜー!そしてみんな輝こうぜ!」との煽りに観客たちは野太い雄たけびをあげ、OVA機動戦士ガンダム 第08MS小隊のオープニングテーマ『嵐の中で輝いて』を明るさMAXで熱唱!!グリーンやブルーの爽やかライトが今日の晴天を表わすようにちっひーを照らす。小さい身体全身で表現!!サビは観客にマイクを向けたり、会場全体でさらに会場はさらに一丸となった。
「ちっひー…ステキすぎる」とつぶやく鵜島。「バックバンドの人たちうますぎるんで、練習しまくりました(笑)!」と語った。
「うっしー(鵜島)のギタリスト姿初めて見たんだけど…このあいだ(昨年12月に開催された「Chihiro Yonekura Presents X’mas Party Live“FRIENDS”〜あなたのハートにWINTER WISH〜」)は。トナカイだったんで(笑)。ちょっとスキになりました★」と、ちっひーの真っ直ぐな表現に赤面する鵜島。場内は拍手が巻き起こった(笑)。
続いては「ずっと前からこの曲聴いてました!歌うちっひーと(曲を)書いたうっしーの間で、嬉しいです!!」と長友が話すと、続いては劇場版アニメ機動戦士ガンダム 第08MS小隊 ミラーズ・リポートの主題歌『永遠の扉』を披露。イントロから音の激しい重圧に飲み込まれそうになりながらも、サビは柔らかい光に包み込まれながら空に伸びるように歌うちっひーの姿には圧巻されまくる。間奏中も笑顔で飛び跳ねるちっひーの姿を見て「こりゃあ、いつでもお天気になるわ」と感じていたのは私だけではないはずだ。
そんなお天気娘ちっひーの大満足のステージが終わると、ライブもそろそろ終盤へと差し掛かる。「この番組を見るときはいつも正座になってしまう(笑)」と長友が話し「Gガンダムーー!」と鵜島のシャウトで、機動武闘伝Gガンダムの第2期オープニングテーマ『TRUST YOU FOREVER』の聖なる響きのイントロが始まると、観客は雄たけびをあげ、ここぞとばかりに全員がアツい拳を突き上げた。
「今日はホントにありがとう!終ってしまうのが惜しい夜です!!」と長友。「TOP GUN〜起動〜ということで、起動のスイッチが入った!このみんなの優しさ、瞼に焼き付けて!ガンダムつながりの僕らなんで、エンディングはこの!!」と最後にシメるのは、川添のソロ曲でありVガンダム前期オープニングテーマの『STAND UP TO THE VICTORY』!!
イントロが奏でられると、そこで今日一番の歓声が。MCではあんなにも客席を休むことなく笑いの渦へと巻き込むのに関わらず、ステージ中は声も動きも表情もどんな瞬間でさえ「大物」と感じずにはいられない3人。会場にいる全員が拳突き上げて熱いく暴れまわる!
終了後、すぐさま起こるアンコール。TOP GUNメンバーにバックバンドやゲスト全員が川添Tシャツ、鵜島Tシャツを着用し再登場。
長友さんのは?という客席からの問いに「俺の作っても絶対俺のだけ売れ残るんだからな!」といじけると「俺は買うぞー!」と至る所から声援が。次は期待か?ちなみに川添Tシャツ着ると宝くじが当たるそうだ(笑)。
「今日を彩ってくれたステキなメンバーをもう一度!」とメンバー紹介。「本当にステキな仲間です」と長友がひたっているとちっひーがねじりハチマキ姿の高橋を見て「高橋さん、ラーメン屋さんみたい!」と大爆笑。長友も負けじと「魔訶不思議ラーメン決定っすね!」とネーミングセンスの微妙さを発揮し、場内を爆笑させた。
アンコール1曲目は「目を見て話せないくらいドキドキして、でも皆同じステージに立って今話せて、その兄さんのつくった大名曲!」と長友が語り、松澤由美、TSUKASA、米倉千尋という豪華すぎる女子ゲストオールスターズで歌うLINDBERGの大ヒット曲『BELIEVE IN LOVE』。
もう絶頂に達したはずの会場はまたもそれ以上に熱気を放つ盛り上がりぶり。記者も興奮しながら盛り上がる中「ああ…バレンタインの六本木は本当に嵐だ…過ぎたはずの嵐が…」と冷静にこのカリスマたちの偉業を心の底から、そして身体全体で感じていた。
「みんな!今日はみんなホンモノだぜ!!」「短いと思っててももう2時間やってるよ(笑)本当あっとゆーまにお別れの時間が…」と長友が淋しそうに話すと「えー!」「もっとやってくれー!」「明日も暇だー!」とライブ終了を惜しむ観客からのアンサーが爆発し場内大爆笑。「僕らをつないでくれた「ガンダム」「アニソン」というキーワードがあります」と長友は神妙な面持ちで語り「その中で一番大事にしたい曲!」とし、機動戦士ガンダムのオープニングテーマ『翔べ!ガンダム』を大披露!ゲストやバックバンド、TOP GUNオールスターと観客も一体化し、会場はサウンドが響き渡る中大大大合唱に!!
そして最後に「本当に今日は2月14日、バレンタインという大切な日に集まってくれてありがとう!みんなの大切な人はステージの上にいますか?俺は、男の野太い声が好きだあぁぁぁぁ!」と絶叫。会場は心の底から終了を惜しむ魂込められた声援であふれた。
しかしアンコールが終了しても、ライブはここでは終わらない。「ここで女性陣からビックリな差し入れです」と、メンバー、ゲスト全員から投げチョコのプレゼント。
TOP GUNメンバーにも内緒で、女性ゲストが密かに用意してくれた嬉しいサプライズだった。そして「ステキな俺たちの仲間に拍手を送って下さい!」とステージから一人ずつ見送り、TOP GUNの〜起動〜は大盛況で終了した。
ふと気づくとそこにはライブ開始早々に長友により発されていた「六本木を世界一アツい街に、ココmorph-tokyoを世界一アツい場所にしましょう!」という宣言、そのものの光景があった。大興奮していた筆者含む観客たちは、TOP GUNの歴史的〜起動〜の残響がまだ残るその場所を離れるのに時間がかかっていた。
| TOP GUNワンマンライブ『1st Super GIG』On your mark!〜起動〜セットリスト M1.FLYING IN THE SKY 2008 M2.WINNERS FOREVER M3.ACTIVE BOY M4.YOU GET TO BURNING M5.明日の笑顔のために M6.魔訶不思議アドベンチャー! M7.超星艦隊セイザーX M8.ON YOUR MARK M9.GENERATION M10.哀戦士 M11.永遠にアムロ M12.もう一度TENDERNESS M13.LOVIN'YOU M14.嵐の中で輝いて M15.永遠の扉 M16.TRUST YOU FOREVER M17.STAND UP TO THE VICTORY EC1.BELIEVE IN LOVE EC2.翔べ!ガンダム |
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