エキサイトアニメトップ > 特集 > 甦れ、あの伝説!!鵜島仁文 復活記念ワンマンライブ「FIRE BIRD」
J's LIVE & EVENT REPORT
10月11日に、Studio Cube 326を舞台に、エキサイトアニメ公式ブログ「鵜島流」でもお馴染みの鵜島仁文さんが、本格的なライブ復活を告げるワンマン・ライブ“鵜島仁文 復活記念ワンマンライブ「FIRE BIRD」”を実施。スペシャルゲストに米倉千尋さんを迎え行われたこの日模様、さっそくお伝えします。
TEXT:長澤智典/PHOTO:KARAI

鵜島仁文、高らかに告げた復活の声!!

 何度この日を待ちわびたことか…。アルバム『FIRE BIRD』を発売し、本格的に音楽シーンへ復帰を果たしたのが、昨年12月のこと。鵜島仁文という名前を懐かしく感じながらも、あの太く伸びやかなシャウト声をふたたび耳に、あの興奮をこの身に体感できるかと思えたら、嬉しさのあまり小さく身体が震えたものだった。

 アルバム発売後も、イベントやインストアなどを通し、何度か人前で唄い続けてはいたが、本格的なコンサートという形は、なかなか具体化していなかったのも事実。そこへもどかしさを覚えていたファンの人たちも少なからずいたことだろう。でも、でもついに…本人いわく「リハビリ活動を終えた今だからこそ」復活の狼煙を、鵜島仁文は高らかにぶち上げた。

 会場となったのは、田町にあるStudio Cube 326。以前もイベントでステージに上がったことのある場を、鵜島仁文は復活ライブの舞台にと選んだ。会場には、この日の晴れ姿を待ちわびた人たちが多数詰めかけた。幅広い年齢層も、鵜島仁文サウンドが長き時代に渡り親しまれてきた証拠とも言えようか…。そして、待ちわびたファンのたちの前へ、ついに鵜島仁文が姿を現した…。

不死鳥のごとく甦った男の熱いステージ

 荘厳なSEが鳴り響く中、メンバーがステージへ。自然と起きる拍手。重いビートにのせ、颯爽とステージに駆け上がった鵜島仁文。冒頭を飾ったのは、まさに不死鳥のごとく甦った鵜島仁文にふさわしい重厚なナンバー『FIRE BIRD』。重く雄大なグルーヴに身を預けながら、ゆったりおおらかに唄いあげてゆく鵜島仁文。その歌声が、静かに、でも確実に、心へ高揚する感情を沸き起こしてゆく。ついに、活火山が胎動をし始めたっ!!

 続いて奏でたのが生まれ変わったTVアニメ「機動武闘伝Gガンダム」主題歌『FLYING IN THE SKY 2008』。凄まじいハイトーンヴォイスが炸裂すると同時に、会場中の人たちが拳振り上げ熱狂の声を上げだした。思いきり身体を揺さぶりながら熱唱していく鵜島仁文。そう、この熱くなれる瞬間を、僕らはずっと待っていたんだ!

 軽快なビートに乗せ、メロディックな旋律を心地好く這わせてゆく『HEAT』でも、鳴り出した手拍子や熱狂の声援は止むことがない。嬉しいくらいに熱いよね、この一体化した空気がっ!!

「十数年ぶりに帰ってきました。またこうやってみんなの声を聞けることが幸せです!!」

 ブルージーな色を見せるミッドグルーヴ曲『DEEP-EMOTION』を通し描いた、渋くアダルトな表情。その包み込むような歌声に、誰もが想いを預けていた。スリリングな音色響かせるアコギのカッティングビートに乗せ、浪々と唄い上げた『RED MOON』。続いて流れたのが、中学3年生のときに初めて作詞/曲をしたナンバーであり、彼の1stアルバムにも収録してあった『夢を追いかけすぎて』。この楽曲を今回は、アコギ弾き語りスタイルを軸に据えたバージョンで披露。太い声を浪々と這わせながら感情的に歌ってゆく姿もまた、なかなか心へ熱い鼓動を鳴らしてくれた気分だった。その張りつめた空気を癒すよう、穏やかな表情のもと『REMEMBER』が、アコギの旋律の上で優しく歌われてゆく。一瞬にして空気を変えてゆく様も、鵜島仁文のステージの魅力の一つ。もちろん会場中が、手拍子の波に揺れていたのは言うまでもあるまい。

鵜島仁文にとって心のパートナーである、米倉千尋との共演!

 お馴染み『WILL』のイントロと歌声が流れ出すと同時に、観客たちは大興奮。しかもこの曲で、スペシャル・ゲストの米倉千尋がステージへ登場。鵜島仁文&米倉千尋という黄金コンビの、まさかまさかなステージ上での共演が実現した。お互いに尊敬しあう関係だけに、2人とも楽しそうに歌声を重ねあってゆく。とはいえ、どこか遠慮ぎみに米倉さんの歌声を前に押し出していく姿へ、鵜島仁文の優しい男心を感じたのも事実。もちろん、観客たちも一緒に声を張り上げ、拳振り上げながら、大きな盛り上がりの景色を描いてゆく。いいね、この熱い瞬間が。優男ぶりを見せていく、鵜島仁文の心意気あふれる姿が…。

 「うっしーとは支えあう関係だから」「今日は“うしまつり”だから」など、米倉さんが、鵜島仁文に対しての思い出話をいろいろと語り始めていく。

 米倉さんをゲストに迎え、もう1曲披露したのは、鵜島仁文提供ナンバーの『いつの日か』。米倉さんをリードシンガーに、鵜島仁文がサポート・ヴォーカルという形のもと、切なさを帯びた美しくも雄大なメロウ・ナンバーを、互いの声を寄り添わせるよう唄いあげてゆく。なんて素敵な声のランデブーなんだろう。いいね、こういう寄り添いあう深い絆を持った関係が…。

途切れることのない絆を確認した熱狂の舞台!

 止まることなく、果てなくこれからも続く長い道のりを、みずから後押しするよう唄いあげた、胸込み上げる感動描くナンバー『果てのない旅』。彼自身、いろんな過去の想いが甦ったのだろう、唄いながらどこか涙ぐんでしまう風景も。いいじゃない、その心で男泣きしてゆく姿が。それもまた、格好いいぜっ!!!

 ここからは一気に盛り上がりモードへ。エレキを手にした鵜島仁文が、途中『上を向いて歩こう』のフレーズも挿入。ひとしきりドライブ感あふれるギター・ソロを披露したところで、演奏は『CRAMP』へ。重いサウンドがズンズンと身体を刺激しながら、ふたたび身体へ燃え上がるための火種を付けてゆく。

 TVアニメ「H2」の主題歌にも起用された、爽やかな風を運んでくれるメロディック・ナンバー『BACK TO THE GROUND』では、観客たちの唄う♪lalala♪の大きな合唱声が会場中を包み込んでゆく。場内中の人たちが拳を振り、飛び跳ねながら、熱狂の図を作りあげた『PASSION』。この曲の途中、興奮がピークに達しすぎて声がへばってしまう面も。そういう姿も、久しぶりのライブならではの風景だ。

 ラストへ向けて飛び出したのが、『BORN IN THE EARTH』。誰もが魂の高揚を覚えながら、身体へ熱いエナジーの昂りを感じつつ、ステージへと身を預けてゆく。それは、舞台上の鵜島仁文も同じこと。さらにさらに感情のレベルを上げていった、ラテンの要素も組み込んだ熱狂盛り上がりソング『RUN FOR YOUR LIFE』

「いつか時代が変わっても、僕はずっとこの日のことを忘れない。そんな大切な記念日になりました」

 本編最後に奏でたのは、「機動武闘伝Gガンダム」ナンバー『TRUST YOU FOREVER』。誰もが手拍子をしながら、ステージ上の鵜島仁文へ熱い想いを届けていく。きっとこの曲で彼と出会った人たちも多かったことだろう。演奏途中には、自然と会場中へ大合唱が沸き起こっていた。そう、あの頃の時代の思い出を胸に。そして、今でも変わらぬあの熱い感情を抱きつつ。過去と現在とを一つのラインで結びながら、誰もが無垢な心のまま高らかに唄いあげていた。あの頃の感じていた輝きは、今もそのままの輝きを放っている。いや、ますます艶を帯びた色を放っているようだ。『TRUST YOU FOREVER』を聞きながら、誰もが“あの頃と今”を一つの線で繋ぎながら、鵜島仁文とともに熱狂の声を上げていた。そう、僕らも、舞台上の鵜島仁文も、どんなに時代が変わろうが、このけっして切れることのない絆を胸に、未来へと歩み続けていく。そんな、決意を確認してゆく気持ちにも駆られたステージだった。

ボロボロになりながらも不死鳥は、羽ばたくことを止めはしない!

「キングレコード時代最後のシングルになったのが、この『紙飛行機』。その曲をここでまた歌えるのは、とても嬉しいことです」

 そう語りながら、アンコール最初に歌ったのが、哀愁味を帯びたミッドナンバー『紙飛行機』。どこか過去を思い返すような仕種で唄いあげてゆく鵜島仁文。その姿を、観客たちの手拍子が優しく後押ししていく。

「10年前の自分、10年後の自分、そのときの自分を照らし合わせながら作った曲。今現在、その10年後、そのまた10年後も、絶対にこの日のことを忘れないし、またこうやって繋がっていられたらなと思っています」

 その言葉を受け奏でたのは、ロックな躍動性を持った、感情を熱く昂らせてゆく歌『TEN YEARS LATER』。観客たちも、熱い手拍子をステージ上の鵜島仁文へとぶつけていく。ステージ上の鵜島仁文自身は、途中で歌詞を忘れてしまうというハプニングや体力が落ちて歌声がへたってしまう場面もあったが、この会場を包み込む暖かい眼差しと想いを全身に感じながら、必死に、必死に想いを届けようとしていた。まだまだリハビリ中のステージ。いずれ完璧なステージを見せてくれるだろうが、今はまず、全身で想いを届けようとしていく、鵜島仁文のその熱い気持ちを、しっかり暖かく受け止めようじゃないか。

スーパーユニット『TOP GUN』の発表!!

 2回目のアンコールでは、嬉しいニュースが発表された。なんと元LINDBERGの川添智久とinfixの長友仍世とともに、スーパーユニット「TOP GUN(その道のパイオニア)」を結成することがステージ上で告げられた。しかもこの2人が、舞台上へゲストとして登場。早くも11月23日には、エスパ川崎で無料ステージを実施。「ガンダム・シリーズ」の仲間が揃っての新しい動き、かなり気になります。

 さらにここで、米倉千尋もふたたびステージ上へ呼び出し、ヴォーカリスト4人が舞台上に居並び、最後の最後にもう一度『FLYING IN THE SKY 2008』を演奏。もちろん観客たちも、楽曲を彩るヴォーカリストとして参加。全員で思いきり大セッションしながら、迸る興奮のオーラを解き放つ熱狂の風景を描きながら、鵜島仁文復活ライブの幕は閉じていった。

そして、果てなく続く未来へ向けて…。

 十数年ぶりのライブということもあって、体力が上がったり、声が出なくなったり、歌詞を忘れたりなど、まだまだリハビリ中な面も出ていたが、それを補うだけの、観客たち、そしてステージ上で2時間以上熱唱し続けた鵜島仁文の、「けっして途切れない確かな絆」を感じたい想いが満ちあふれていたステージだった。舞台上で発表になったユニットTOP GUNの動きも含め、これからも鵜島仁文の「果てのない旅」を、エキサイトアニメでは追いかけ続けていこうと思っている。

FIRE BIRD セットリスト
M1.FIRE BIRD
M2.FLYING IN THE SKY 2008
M3.HEAT
M4.DEEP-EMOTION
M5.RED MOON
M6.夢を追いかけすぎて
M7.REMEMBER
M8.WILL
M9.いつの日か
M10.果てのない旅
M11.CRAMP
M12.BACK TO THE GROUND
M13.PASSION
M14.BORN IN THE EARTH
M15.RUN FOR YOUR LIFE
M16.TRUST YOU FOREVER

EC1.紙飛行機
EC2.TEN YEARS LATER
EC3.FLYING IN THE SKY 2008
関連リンク
オフィシャルホームページ

オフィシャルブログ

鵜島仁文×米倉千尋スペシャル対談
<2008.07掲載>

●アルバム「FIRE BIRD」