エキサイトアニメトップ > 特集 > NANA MIZUKI LIVE FORMULA 2007-2008 atさいたまスーパーアリーナ
水樹奈々が、年を跨いで行った全国ツアー「NANA MIZUKI LIVE FORMULA 2007-2008」。同ツアー通算7本目に当たるファイナル公演となったのが、1月3日にさいたまスーパーアリーナで開催したコンサート。最新アルバム『GREAT ACTIVITY』収録楽曲を中心に行ったこの日の模様を、さっそくお伝えしよう。
TEXT:長澤智典

轟け!!モンスターなビートたち!!!

 場内の照明が一斉に落ちると同時に、フォーミュラマシン特有の、騒音にも似た凄まじいエンジン音が会場中に鳴り響いた。スクリーンには、巨大な排気量を誇るモンスターマシンに乗り込もうとするレーシングスーツ姿の水樹奈々が。彼女は颯爽とコクピットに乗り込み、ヘルメットに付いた透明なフロントカバーを下げ、マスク越しに挨拶のサインを投げかけた。

 マシンがスタート・ダッシュを始めたと同時に、歪んだギター音が轟き渡るヘヴィな演奏が場内中に鳴り響きだした。凄まじい音の塊が、身体を直撃していく。

 本編は、火花飛び散る巨大な爆発音が高鳴り、爆発した音を受け2階ステージ上に水樹奈々が姿を現すと同時にスタート。冒頭を飾ったのは、アルバム『GREAT ACTIVITY』に収録した曲順同様『Bring it on!』だ。

 場内中を埋めつくした青いサイリウムの光。爽青に包まれた会場中を見渡しながら、サングラス姿の水樹奈々がステージ中を『Bring it on!』を唄いながら駆け巡り、観客たちと触れ合っていく。

 加速度を上げた演奏は、続く『SECRET AMBITION』を通し、感情のボルテージを一気にレッドゾーンへたたき込んでいく。その熱気を具現化するよう、ステージ上のアチコチから炎が吹き上がる。なんて勇壮な風景だ。マイクスタンドを客席へ突き出しながら観客たちを煽っていく水樹奈々の姿が、勇ましくも格好いい。

最後まで手加減なし!全力全開のステージを披露!!

「ついにツアー・ファイナルだぜっ!ついにきたぜっ!今日は、最後まで手加減なし、全力全開で行きます!どっからでもかかってきてっ!!」

 冒頭から気合いのこもった言葉を投げる水樹奈々。続くブロックでは、ポップに弾けた楽曲を次々と演奏。ロマンチックなムードも与えた、メロディックなポップチューン『ファーストカレンダー』。チームヨーダのダンサー2人をしたがえ、軽快なステップ混じりで軽やかに唄った『フリースタイル』。熱いロックなビートを持った『RUSH&DASH!』では、客席へY字形に作った花道の上を、昂る感情を抑えきれず思いきり走っていく水樹奈々の姿も。

 早替え後に歌った躍動的な『chronicle of sky』では、ヘッドホンマイクを付けた水樹奈々が、6人のダンサーをしたがえ華麗なダンスも魅せてくれた。

「この曲から、ステージ上でのわたしのダンスはスタートしました」

 その言葉を受け演奏したのが、『through the night』。アタック感の強いロックなビートを全身に受けながら、切れ味鋭いダンスを見せる水樹奈々。


美しい音色と歌声との競演!!

 着替えを終えた水樹奈々が、真っ白い光を背に受けながら、ふたたび2階ステージに降臨。躍動的な演奏の上で、たおやかな声をはべらせていった『Pray』。ロマンチックな唄いだしから一転、グッと胸打つ切ないメロディ歌『innocent starter』を高らかに唄う水樹奈々。ブロックごと次々表情を変えていく様こそ、万華鏡のような彼女のステージの大切な魅力の一つ。

 ここで、ゲストがステージへ。現れたのは、アルパ奏者の上松美香さん。上松さんを連れ、花道中央ステージに向かった水樹奈々は、上松さんの奏でる麗美なアルパの音色に乗せ、『Heart-shaped chant』を、アルパの音色に負けないくらいの潤い携えた美しい声で歌いだした。互いに想いを寄せ合うよう旋律の上で交わりあう、アルパの音色と水樹奈々の歌声。まさに、聞き惚れる場面だ。

 さらにステージ上ではアコースティックな編成のもと、『ラストシーン』『Crystal Letter』を演奏。優しくたおやかな響きに重なりあうよう、切々とした歌声を通し、満員の観客たちの心に哀惜な想いを染み込ませていく水樹奈々。そうそう、奈々ちゃんは『Crystal Letter』の演奏中ブルースハープも披露。毎ツアーごといろんな挑戦を見せる姿も、進化することを止めない彼女らしさ。

みんなのパワーを一つに、思いきりかかってこいっ!!

 ふたたび着替えを終えた水樹奈々は、花道左右に広がったY字ウィングの両先端まで駆け出した。落ち着いた会場の空気を、もう一度熱気あふれる雰囲気に変えようと、疾走感を持ったダンサブル・ナンバー『Take a chance』を唄いだした。

「みんなのパワーを一つに、この曲から行くぜ!!」

 『POWER GATE』の演奏が始まると同時に、会場中にウルトラオレンジの光があふれ出した。感情をマックスまで上げる楽曲の登場に合わせ、場内中から♪OH!WOWOW〜POWER GATE♪と大きな合唱の声が響き渡る。

 あふれんばかりの熱気とともに一体化した盛り上がりは、カラフルな音色飛び交う『SUPER GENERATION』の演奏を受け、ますます熱く燃え盛っていく。場内中の人たちがPPPHモードのもと飛び跳ねていく風景は圧巻だ。

 花道中央ステージでダンサーたちをしたがえ、力強さ全開のもと唄った『MASSIVE WONDERS』。この曲を通したロックなエナジー感じる一体感もまた、格好いい。

「ここからは、タテノリコンボ炸裂!!」

 その言葉を合図に飛び出したのが、無数の炎が吹き上がる中、熱唱した躍動曲『ETERNAL BLAZE』。2人のダンサーが、オリエンタルな旋律に乗せ妖しげなダンスを見せた『残光のガイア』。さらに『Orchestral Fantasia』では、総勢12名の弦楽奏団の演奏を受けながら、熱くパワフルに唄い、会場中の熱気を限界まで高めていく水樹奈々がいた。

「初ステージから数え、この日が通算50公演目になります」

 そう語りながら、つい感激のあまり涙ぐんでしまった彼女。本編最後は、今の気持ちを満員の観客たちの胸にしっかり届けようと、バラード・ナンバー『Sing Forever』を熱唱。歌っている最中、花道中央の舞台が天高く競り上がっていく。地上十数メートルの上空から、眼下へ想いを降り注ぐよう声をはべらしていく水樹奈々。その歌声は、麗々しく心に響いてきた。

最新ナンバーを、いち早く披露!!

 穏やかなピアノの音色に合わせしっとり唄い始めたと思ったら、演奏は一転、激しい表情へ。鮮やかな彩り感じさせるナンバー『SEVEN』の演奏に乗せ、ふたたび熱気が会場中に広がっていく。続く『Justice to Believe』では、たぎる熱情を放出するようパワフルに唄っていく水樹奈々の姿が。もちろん会場中の人たちが一つになり、演奏に合わせ熱狂の声を上げていく。

 ここで、最新ニュースを告げた水樹奈々。要約すると、2月6日に4曲入りALL A-SIDE SINGLE盤『STAR CAMP E.P』を発売する。このシングル盤が通算17枚目ということから、タロットカードで17番目を指すSTARと、集うという意味を持つCAMPをミックス。“17枚目の星の元へ集うシングル盤”という想いを込めこの作品を製作。しかもこの日は、同シングル盤の3曲目に収録、アニメ「ロザリオとバンパイア」のエンディングテーマとしても流れている『Dancing in the velvet moon』も、いち早く披露してくれた。

 最後は、会場中を駆けまわり、♪lalala♪の大合唱を場内中に描きあげた『Level Hi!』を通し、全員の気持ちを一つにした感動と興奮の心の輪を作りながら、ステージの幕を閉じていった。


7月5日と6日、代々木競技場第一体育館でライブを演ることが決定!!

 興奮覚めやらぬ満員の観客たち。そこへ、ふたたび水樹奈々が登場。その場で、またまた嬉しいニュースを口にしてくれた。

「7月5日と6日、代々木競技場第一体育館でライブを演ることが決定しました!!」

 その嬉しい報告を受けたあと、彼女は、会場中の人たちと一緒に『アオイイロ』をアカペラで合唱していく。さらに唄い終わり、『アオイイロ』がBGMとして流れ出すと、その演奏に合わせ、またも唄いだした水樹奈々。もちろん観客たちも、彼女の歌声に合わせ、ともに声を重ねていたのは言うまでもあるまい。

 約4時間に渡って繰り広げられた、この日のステージ。このライブを持って、水樹奈々の07年の活動は終わり、同時に08年の活動がスタートを切った。もちろん「エキサイトアニメ」でも、随時彼女の動きを追いかけ続けたいと思っている。

リリース情報
「STARCAMP EP」
NOW ON SALE
¥1,300(税込) KICM-1228
01.「Astrogation」(日本テレビ系『音楽戦士 MUSIC FIGHTER』2月OPテーマ)/02.「COSMIC LOVE」(TVアニメ「ロザリオとバンパイア」OPテーマ)/03.「Dancing in the velvet moon」(TVアニメ「ロザリオとバンパイア」EDテーマ)/04.「空時計」
関連リンク
水樹奈々 公式サイト NANA PARTY
キングレコード内アーティストページ