今年は、(これまで所属していた事務所にも席を置きながら)みずから代表となり会社を設立。ステージ中のMCでも語っていたが、その理由は「自分のやりたいことを、自分自身の手で具現化していくため」。これも「シンガー」としてはもちろん、「アーティスト」「プロデューサー」「クリエイター」「プランナー」などなど、佐藤ひろ美を彩る上でのあらゆる事柄を、よりみずからの色に深く染め上げていくために行ったこと。 その会社企画の第1弾として実行したのが、この日のバースデー・ライブ。と言っても、彼女にとっては毎年恒例の行事。もちろんこの日も、全国各地から佐藤ひろ美に会いたくてたくさんの人たちが来場。例年のように熱狂的なステージを、ともに作りあげていった。唯一変わった点と言えば、あまりにもぶっちゃけトークが多く、言わなくても良いことまでポンポンしゃべっていたことか(笑)。まさか実年齢まで言うとは…。一応30代ということだけはお伝えしますが、あえてここでの公表は気を使って控えさせていただきます、ひろ美さん(笑)
スペイシーなSEが流れ、ミラーボールに投射されたまばゆい光の渦が会場中を支配していく中、幻惑的な音色が次第に勇壮な旋律に変わっていく。厳かな幕開け……。 『REVOLUTION〜超革命〜』の演奏がスタートすると同時に、舞台の空気は一変!!一気にノリノリな空気へシフトアップ。腕を振り上げ歌う佐藤ひろ美の姿に合わせ、満員の観客たちも一斉に拳の花を会場中に咲かせていく。ステージ上の佐藤ひろ美やメンバーたち、そして客席の人たちの感情のボルテージが、この歌をきっかけに加速度を上げ一気に上昇。この空気を共に作りあげてこそ、佐藤ひろ美のライブ!! その熱気を身にまといつつ、『時代の無双花』『銀色のアルカディア』を通したドラマティック/ロマンティックな、心の高揚を胸に感じさせたステージへと場面はシフト。この2曲を唄っているときの佐藤ひろ美の姿は、まるで白い翼をはためかせ、無限の空を駆けめぐっていく天使のようだった。 さらに、観客たちの心を澄みわたる開放的な気持ちへと導いた『One Dream』。身体の内側から込み上げる想いへ寄り添うよう唄った、メロウ・ナンバー『サヨナラ』と、1曲ごとに風景を変えながら、佐藤ひろ美は訪れた人たち一人一人の心をみずからの絵筆で彩っていく。 胸をグッとつかむ、哀愁味を持ったメロディが印象的。オリエンタルかつドラマティックな曲調の『Brilliant Moon〜月白炎〜』では、幻想的な空間へ誘われてゆくような気持ちを疑似体感。 続いて流れたのは、佐藤ひろ美のデビュー曲『シールド』。ふんわりとした印象与える楽曲にロマンチックな思いを感じつつ、初期佐藤ひろ美の姿も見える唄い方に懐かしさを覚えていたのは、自分だけではあるまい。 続けざま、ライブではお馴染みの上げ上げアップチューン『ZERO』が流れ、ふたたび会場には熱気が舞い戻り始めた。
ここからは、佐藤ひろ美と親交の深い人たちが登場する「ゲストコーナー」へ。最初に登場したのが、盟友Elements Gardenのメンバーたち。長年一緒に制作を続けてきた仲間たちと披露したのは、演奏するにはかなりハードという超アップテンポ・チューンの『暁ノ空ヲ翔ル』。演奏が始まる前は、しっかり演奏できるか不安がっていたメンバーたちに「大丈夫?!」と声をかけていた佐藤ひろ美だったが、本番では、自分だけ歌を間違ってました(笑)。そうそう、このステージにはS田嬢こと、もと佐藤ひろ美のマネージャーだった吹田さんもベーシストとして参加していました。 続いても、お馴染みの面々バンブー&やまけんが登場。ここで、とある流れから佐藤ひろ美の実年齢が発覚!! 2人を交えて演奏したのは、『GuriGuri』。激しい演奏がドライブしていく、お祭り騒ぎにはピッタリのイケイケ・チューン。もちろん会場中の人たちが、はしゃぎ騒いでたのは言うまでもあるまい。バンブーさんとやまけんさんも、かなり弾けてましたしね。 さらにここからは、佐藤ひろ美がプロデュースしている2人の女性シンガーたちがステージに登場。すでにCDを発売しデビューを飾っている赤月が『ムシウタ』『赤い月青い月』を唄い、幻想ロマンな風景を場内に描いていけば。12月下旬にデビューを飾る矢田みこが、その場を盛り上げていくに相応しい明るく弾けたポップチューン『Time Fly』を唄いながら、会場中に爽やかな熱気を注いでいった。
後半は、佐藤ひろ美の顔とも言うべき歌『Angelic Symphony』からの幕開け。会場中の人たちが、サイリウムを振りながら大興奮。その熱気へさらに熱い湯を注ぐよう、『Rocket☆Twister☆ミ』を演奏。会場中は、まさに熱気ムンムンな空気に支配されていく。 舞台上に現れたスクリーン。そこに映し出されたのは、Elements Gardenのメンバーたち。彼らが語ったのは、佐藤ひろ美へのバースデー・コメント。その映像を受け、Elements Gardenのメンバーたちが、佐藤ひろ美の顔写真をデコレートした巨大なケーキを持って舞台に登場。まったく想定外の展開が目の前で繰り広げられ、あまりにも感極まったあまり、彼女はボロボロと泣き崩れてしまう。その感動へさらに嬉しさを重ねるよう、観客たちがハッピーバースデーを唄い始めた。その光景を観て、佐藤ひろ美の涙腺の蛇口は緩みっぱなし。彼女自身、かなり嬉しい動揺を見せていたようだ。こういう風景って、なんかいいよね。 続いては、彼女が声優として出演していたアニメ「創聖のアクエリオン」のテーマ曲、『創聖のアクエリオン』を熱唱。ロマネスクな香り届けてくれる『Cause your love〜白いメロディ〜』では、ミラーボールの光を浴びながら、大人なムード満載のもと、ゆったり唄いあげていく佐藤ひろ美。『みずいろ』では、優しく揺れる風のような青いサイリウムの光が会場中をそよいでいく。そして『ラブレター』を通し、誰もが大声で「ひろ美ひろ美ラブレター/ひろ美ひろ美アイラブユー」と叫び声を上げながら、みずからの胸の内に詰め込んでいた熱い熱い想いを、ステージ上の彼女に返していた。 本編最後は、シンフォニックな調べに乗せ『Eternal Love 2004』を演奏。ミラーボールの光を浴びつつ、スケール感を持った同歌を浪々と唄いあげていく彼女。その開放的な歌声を聴いてると、僕らの心もスーッと晴れやかになっていく気分だった。
アンコールでは、サポーターズクラブ「ひろみたち。」に参加している人のみが購入できる音源、『ひろみたち。のうた』を演奏。この楽曲ノリノリなビートパンク風ナンバーだけに、初めて聴いてもすぐにノレちゃうのが嬉しい。スクリーンには「オーォオ!オーォオ!ひろみたち」など歌詞が映し出され、演奏や映し出される歌詞に合わせ、会場中の人たちがノリノリで騒ぎながら熱唱していく。 最後は、やはりこの曲でしょうということで、ふたたび『Amgelic Symphony』を演奏。本編とは多少アレンジを変え、思いきりロックモードな激しい演奏に変貌。観客たちも歌を聴きながら、熱いビートにノリ、思いきり飛び跳ね騒いでいく。まさに会場は、熱狂的なカーニバルのクライマックス・ムード。その暴れ祭りしていく様が、ムッチャ楽しかったんです。 約2時間半強…いやいや、3時間弱と言ったほうが正しいだろうか。それくらい、時間を忘れ夢中になったこの日のコンサート。エキサイトアニメ公式ブログ『ひろみっぽい。』も観つつ、この日の模様に触れている本人の言葉も噛みしめながら、これからの彼女の活躍にも期待しててください。
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