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J's music action the 2nd
TEXT:長澤智典/PHOTO:KARAI

舞台は、大人が似合うライブハウス、原宿Blue Jay Way

 この日のライブの舞台となった、原宿Blue Jay Way。このライブハウスは、大人のポップスを奏でゆくアーティストが数多く登場している場。まさに“男の色気”や“大人の男が醸しだす哀愁”が似合う小杉十郎太には、ぴったりの会場と言えるだろう。しかも今回はキャパシティも椅子席で200人弱。まさに、彼自身の呼吸さえリアルに感じることのできる距離で、その温かみを持った歌声を堪能できるというわけだ。ファンにとってみればまさしく、“小杉十郎太の肌触りさえ身近に感じゆく”コンサートになったと言えようか。。。

「君のために唄うよ…」

 今や音楽面での盟友とも言えようBrush&Picksの演奏に乗せ、ゆったりとステージ上へ登場した小杉十郎太。オレンジ色の優しい光に包まれながら、ひと言「君のために唄うよ」と訪れた観客たちへ囁きかけてゆく。その言葉を合図に演奏は、お馴染み『スタンド・バイ・ミー』へ。。。

 哀愁漂わせゆくブルースハープの音色を奏でてゆく小杉さん。その音色は、まるで彼自身の心模様のようにさえ響いてくる。やがて優しくゆったりと、切々とした演奏に身を委ねるようB.B.KINGが唄い、今や名スタンダード化したナンバー『スタンド・バイ・ミー』を、小杉さんはゆったり哀愁を秘めた表情で唄い始めてゆく。包み込むような声色で唄いかけゆく姿は、“ダンディズム”という言葉が本当に似合う。

 続く、オリジナル・ラブの人気歌『接吻KISS』では、愛しき人を口説き落とすようスウィートフルな声を魅力に、小杉さんは唄いかけてきた。その優しげな温もりを持った歌声が間近で響いてくるともなれば、女性なら心が恋心へ堕ちてしまうのも、わかる気がする。。。

「今日は、みなさんと一つになって、大いに楽しみたいと思ってます」

 優しく、でもクールな声でトークしていく小杉さん。でもその後に、「小杉十郎太オフィシャルブログ」でも書いていた、原宿で衣装を購入した顛末をプチ・コミカルに語り出す。。。それまでのクールなムードが…なんて言っちゃいけませんね。ダンディズムから、二枚目半な親しみやすさまで魅せてくれるのが、コンサートにおける小杉十郎太なんだから。。。

ダンディズムとにんにく注射…

 Brush&Picks岩田さんのしっとりとした旋律を爪弾くアコースティックギターの音色に乗せ、男の哀愁満載で唄いかけてきた、イーグルスの名曲『デスペラード』。あの影を持った愛しき表情のもと、低い声で唄われるとなれば、いなせなダンディズムに胸がキュンとせずにはいれない…と言うのが本音だろう。

 続く、オリジナル・ナンバー『ミッドナイトブルー』では、軽快なボサノバのリズムに乗せ、さらに男の色気をムンムンに漂わせながら優しく唄いかけてゆく小杉十郎太の姿も登場。前半から、ホント観る者の心を演奏や歌声を通し酔わせてくれるステージだ。

 ここで、服部祐民子さんの楽曲『何となく』をカバー唱歌。心の内側をマイナー調なメロディに乗せ表現した歌だけに、ここでは小杉さんも、あえてローな声色を有効的に駆使しながら、翳りを持った表情を描きあげていた。そんな影を持った姿もまた、小杉十郎太の魅力の一つと言えようか。

 ここでは、「にんにく注射(点滴)って効くらしいよね。そんな話を聞いたから一度試してみたんだよ」と、軽いジョーク交じりに興味本位で体験したように話を披露。あえて終わった今だから打ち明けてしまうが、この日の小杉さんは日々のハードワークから体力的な臨界点を超え、にんにく点滴を打たねばならぬほどの状態でステージへと望んでいた。でも舞台上からは、そんな様相など一切見せることがなかった。。。けっして弱音を見せない…自分のマイナスさえプラスへ転化してゆく気持ち。。。そこが、プロとしての成せる技と言えようか。

クールでダンディズムな語りに、酔い惚れる…

 ここで小杉さんお気に入りと言う、Brush&Picksのナンバー『ワルツ』を披露。この楽曲では、サビ歌以外Brush&Picksの奏でる哀惜な旋律の上でリーディングしてゆくスタイルのもと演奏。そのクールでダンディズムな語りは、ほんと聞き手の心を詞の世界へとグッと引き込んでゆく大きな魅力にあふれていた。

 『ワルツ』を唄い終わると同時に、小杉さんは一度ステージを降り、楽屋へ。。。その間、Brush&Picksの2人が、自身の人気ナンバー『軌跡の人』を、この季節ならではな風景が似合う哀愁味を持った演奏や歌声を通し、満員の観客たちの心へ秋景色を描きあげていった。。。

 ここでステージ上へスクリーンが降りてきた。映し出されたのは、duo music exchangeでのステージの模様を映し出した、彼のLIVE DVD『J's Music Action the 1st』の予告映像。11月30日に発売ということもあり、その先駆けとして、短い時間だったとはいえ、その映像の一部を垣間見れたのは嬉しい出来事だった。

リーディング・スタイルに小杉十郎太の真骨頂を観た!!

 舞台の上では、着替えを終えた小杉さんがたった一人椅子に座り、微笑んでいた。ここで奏でたのが、LIVE DVD『J's Music Action the 1st』にもボーナストラックとして収録。スタジオ録音したリーディング・ナンバー『僕の胸で』。バックに流れゆく優しいピアノの旋律に乗せ、小杉さんが哀惜な感情満載&愛する気持ちを告白するかのように『僕の胸で』を綴ってゆく。きっと会場にいた女性たちは、ステージ上から小杉さんに口説かれゆくような気持ちで聴いていたに違いない。それくらい、ローヴォイスを駆使しながらも、胸をキュンとさせゆく愛しきリーディングだった。

 そのまま演奏は、小杉さんの弾き語りによる『海と月と君と』へ。。。穏やかに、優しく、女性をいたわるようアコギを爪弾きながら、スウィートフルに唄いかけてきた小杉さん。シンプルな演奏だからこそ、より彼のハートフルな声色を感じれたのは間違いない。

 さらにもう1曲弾き語りで披露したのが、小杉さんが'86年に井上和彦さん、荒川美奈子さん、本多知恵子さんで結成し活動していた“チョキ”で唄い奏でていた『リメンバークリスマス』。ちょっと早めのクリスマス・ナンバーとはいえ、彼にとって今年最後のライブとなるだけに、こういう季節歌を楽しめたというのも嬉しい事実。しかも往年のナンバーを楽しめたというのが、ファンにとっては最高の、二足や三足早いクリスマス・プレゼントになったとも言えようか。そうそうこの楽曲では、途中で岩田さんがブルースハープで演奏へ加わり、よりセンメンタル&ムーディな雰囲気を作りあげてくれてました。

再び登場、『やきそばパンマン』!!

 ステージ後半をまず彩ったのが、軽快でジャジーな楽曲『ALL OF ME』。心地好くスウィングした演奏が飛び出すこともあり、観客たちも弾むビートに乗せ手拍子しながら、一緒に楽しい空気を作りあげてゆく。さらに間奏では、小杉さんがトランペット/トロンボーン/チューバ/榊太郎(テニスの王子様より)/モルダー(Xファイルより)/ディラン(ビバリーヒルズ青春白書より)/やきそばパンマン(アンパンマンより)などの、楽器/声真似スキャットを入れてゆく。さらに悪のりした岩田さんと野口さんは、1フレーズのみ『やきそばパンマン流れ旅』を唄い終わった小杉さんへ、焼きそば料理用のヘラを提供。ここでお馴染み(?!)となった『やきそばパンマン流れ旅』を、思いきり振り付きで熱唱。会場中が大いに沸いていたのは、言うまでもあるまい。そして再びジャジーな『ALL OF ME』へと戻り熱唱。1曲の中で多彩な表情を描いていったのが、とても印象深かった。

 ここで、服部祐民子さんが小杉さんのために提供してくれた新曲『君を呼んでる』を演奏。この楽曲がまた、男の哀愁を満載したアダルトなポップス作品として完成していることもあり、かなり心酔わせてくれた歌や演奏だった。

なんと『ときメモ』ソングまでも披露!!

 終盤は、まず軽快でジャジーな楽曲『レイン』を披露。スタイリッシュな旋律の風を感じながらも、この歌を通し、みんなで手拍子しながら一体化し楽しんでゆく。そして本編ラストは、男の色気満載のもと優しさたっぷりに唄いあげた、『オネスティ』が登場。軽快に手拍子しながら楽しんでいたとはいえ、あのダンディな歌声を聴いてると、絶対に心がクラッと酔いしれてしまうこと間違いない。まさに心を射抜く最高のラヴァーズ・チューンだ。

 アンコール前に、嬉しいお知らせが登場。まずは2月3日に、南青山MANDALAにて、'07年第1弾となるコンサートが決定。小杉さんいわく「マンダラ兄さん(2/3)との豆まき大会」と覚えて欲しいという。さらに4月29日には、小杉さんの生まれ故郷でもある横浜にある横浜ブリッツでコンサートを開催することも決定。こちらは「よっ!にくい(4/29)ね、横浜ブリッツで演るなんて」とのこと。

 そしてアンコールでは、なんと「ときめきメモリアル」の中から『インモストヴォイス』を演奏。意外性ながらも嬉しい楽曲の登場に、観客たちもハートフルな想いを抱きながら、ステージ上の小杉さんと共に、心晴れやかな想いのままに楽しんでいた。

 約2時間半に及んだこの日のステージ。そうそうブログでも、この日の模様はもちろん、毎週1回は更新しますと舞台上でも宣言してくれたように、これからも“哀愁味漂う男の色気”をコンサートを通し体感しつつ、ブログで“親しみあふれる小杉十郎太の素顔”へ触れ続けて欲しい。もろろん我らエキサイトアニメでは、引き続き小杉さんの動向を追いかけながら、ガンガン煽っていくつもりなので、楽しみにしていてください!

熱気冷めやらぬライブ終了後、小杉十郎太ミニ・インタビュー

−−J's Music Action…ライブという形では2回目。ライブ・コンサート自体は3回目となりましたが、今回もとてもハートフルな想いが伝わってきたステージでした。

1回目に演った南青山MANDALAのときはもぅガッチンガッチンで、ステージへ出て1曲歌っただけで、息が止まっちゃうんじゃないかというくらい、ものすごく緊張してました。2回目となったduo music exchangeのときも、あれだけたくさんの人の前で唄うということで、かなり緊張はしてたんです。。。もちろん今日も緊張はしてたんですけど、その緊張の仕方が『心地好い緊張感に変わったきたな』っていう実感はありました。

−−これまでも含め、そんな緊張した雰囲気なんて感じませんでしたよ。

毎回ライブの頭のほうでお客さんに、『僕も、一緒にみんなと楽しみたいです』なんて言ってきたんですけど、じつは、今まではそんな余裕が全然なくてですね(笑)今日は3回目ということもあるんでしょうけど、少しはお客さんたちと一緒に、僕も楽しめたかなという気がしました。

−−お客さんたちも、ライブで共に楽しむツボをつかんできてる印象も受けました。

そうですね。コンサートを観てくれた方々はわかっていただけてると思うんですけど、僕のライブは、若い人たちの『いくぞ〜!』というスタンディングで演っちゃうようなライブとは違い、比較的ゆったりと楽しむコンサートだと思うんですよね。今までもそういう風に思ってきたし、そう演出し続けてきたんですけど、じつは客層も幅広いこともありますし、今日のステージでも言ったように、少しずつ、いろんなスタイルで楽しんでいただけるようなライブに今後はしていきたいなと思っています。それこそ、まったく僕を知らない方が、何も聞かされずに僕のライブを観ても楽しんでもらえるような。。。そういうライブにしていけたら素敵ですよね。

−−ちょっと余談話ですが、今日は海外(韓国)から観にきた方もいらっしゃいましたね。

えっ、そうなんですか?!今日のライブ中、岩田さんが『韓国でもいろんな情報が流れてるくらい反響が高いんだから、ぜひ向こうに行ってライブを演りたいよね』という話をしてましたけど。。。そうなってくると、全然冗談と言う雰囲気でもないですよね(笑)それが本当に実現したら、夢のような話ですけど…

−−4月29日には横浜ブリッツでのライブも決定しているように、どんどん小杉さんを取り巻く音楽環境も大きく広がってますから、あながち韓国ライブだって、現実的に手が届く身近な夢かも知れませんね。

2月3日に南青山MANDALAで行う、通称『マンダラ兄さんとの豆まき大会』のライブの後には、4月29日・横浜ブリッツ、通称『よっ!にくいね、横浜ブリッツでやるなんて』が決まってしまいましたからね。だんだん大きいところでもライブできるような環境を導き出せたことが嬉しくもあり、それでも、僕にとって横浜ブリッツはかなりのチャレンジだと思います。でも、その場所を成功させるためにも、一つ一つのライブを大事に。一人でも多くの方に、、、観てくれたお客さんが、お友達や身近な人たちに、『小杉のライブ面白かったよ、良かったよ』と言ってもらえるようなライブにしていかないと、お客さんも増えていかないと思うし。そのためにも、一つ一つのライブを大事にしていって、そこから輪を広げていきたいですからね。

−−ステージ上から見せる男の色気や男の哀愁をしっかり伝えていけば、どんどん広がっていくんじゃないですか。

僕自身は色気があるなんて全然思ってないですよ(笑)まぁ哀愁はね(笑)これは全然狙ってないんですけど、漂っちゃうんですよね、哀愁が…(笑)またリーディングも、自分でどんどん書いていきたいと思ってますし、アルバムを出すというのも、ホントにちゃんと気持ちの中にはあるので、ぜひ実現させたい一つの夢でもあるんです。
今までは、Brush&Picksの2人やスタッフたちにホントにお任せだったんですけど、アルバムを作るとなれば、自分でオリジナル楽曲を増やしていかなきゃいけないですから楽曲も作ります。リーディングも、自分で話を書いていきますし。そうやって、このライブ活動を通すことによって小杉十郎太の世界を、どんどん広げていけたらなと思っています。

−−「小杉十郎太オフィシャルブログ」のリアクションも好調です。最後に毎回楽しみに観ている方々へのメッセージをお願いします。

このインタビューは、11月4日・Blue Jay Wayでの1回目のライブを終えた後に話しています。今日はまだあと1回あるわけですけど、ライブのステージも、サイトのほうもですね、つねに100%生に近い。まぁライブはね、みなさんの前に出てますので100%生な姿をお届けしてるんですけど。サイトのほうも、これからも100%素に近い小杉十郎太でガンガンやっていきたいと思ってますので、どんどん遊びに来て、みなさんも一緒に僕のブログを楽しんでいただけると嬉しいです。これからも、よろしくお願いします!!

LIVE DVD『J's Music Action the 1st』
8月4日にduo MUSIC EXCHANGEで行われた『J's Music Action the 1st』の模様を収録。
楽屋でのオフショットなど未公開映像も満載です!
2006.11.30 ON SALE
5,250円(税込)
FRJK-1001
販売・発売元: 株式会社オンザフィールド
関連リンク
オフィシャルホームページ

オフィシャルブログ

J's Music Action the 1st
ライブレポート<2006.08掲載>