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『陸の界賊−オカノカイゾク−』記者会見ルポこの日の記者会見には、小川輝晃、サイキックラバーの2人、井ノ上奈々、酒井香奈子、下出紗弥可、黒岩奈奈、星見陽介が登場。さっそく質疑応答が始まった。
小川:「1〜2月にオーディションを行い選んだ“素人に毛の生えたような役者たち”を、なんとかものになるよう育てたい」ということで、まずは劇団RATの方からお話をいただきました。僕が今まで21年間役者をやってきた中で培ってきたものや、繋がってきた方たちにお世話いただきつつ、ある程度の形にまで作りあげられたかなと今回思っています。このRATは今後も続けていくつもりですし、その第1回目の形ということで、今回の『陸の界賊−オカノカイゾク−』という舞台が成り立ってるということを、まずはご報告したいと思います。 YOFFY:僕らは、本編へ行くまでへの盛り上がりを作ってゆく導火線のステージとなるオープニング・ライブをやらせていただいてますし、劇中にも、映像で出演させていただいてますが、最後に、みんなで主題歌となる『JUMP!』を歌とダンスしてゆく姿が登場。僕らがずっと歌い続けてきた『JUMP!』とすごくマッチしている風景と言うこともあり、僕ら自身が歌いながらもすごく感動しています。 IMAJO:この『陸の界賊−オカノカイゾク−』、ものすごいスケール感を持った舞台だというのを、出演しながら実感しています。“音楽/演技/ダンス/映像”すべてが融合したこの舞台が、「新しい文化の発信になっていければ素敵だな」と思ってますし、こういう素敵な舞台に関われたことへ、本当に感謝しています。 井ノ上:本編ではいろんな苦悩や葛藤を演じてるんですけど、それがみなさんに伝わっていればいいなと思ってます。実際に台本を読んでから役が決まるまで、長い時間みんなで読み合わせや話し合いをしてこういう形になったんですけど。最初は、どんな舞台になっていくのか正直不安はあったんですが、ホントにいろんな人、いろんな思い、いろんな空間が一つになり、こうやって一つの世界を形作ることができてとても良かったなと思ってます。 酒井:アイドル役というのは、私も想像しやすい役だったとはいえ、後半では裏斬という役にもなり、すごく戸惑いもあったんですが、新しいことに挑戦できることがすごく新鮮で、自信にもなりました。また握手会で「格好良かったですよ」と言われるたびに、今まで「格好良かったです」と言われることがほとんど無かったので、嬉しかったですし、すごく楽しく演じさせてもいただけました。 下出:こういう大きな舞台で演じさせていただくのは初めてだったので、私の中にも大きな不安があったんですけど、RATのメンバーやサイキックラバーさん、スタッフさんらに支えてもらいながら一緒に進んできて、「自分がここまで出来るんだな」と思えたし、その経験が、人生にすごい宝物を刻んだような日々にもなっていきました。 星見:一番初めに小川さんに言われたのが、「とにかくうっとおしいキャラでやってくれ」と言うこと。「よっしゃ。だったら怒られるまでうっとおしさを追求してみようかな」と思っていたんですけど、後半まで怒られることがなかったので、勝手にアドリブも付け足していき、どんどんうっとおしさが増加。「いつ怒られるんだろう」と不安がってたら…ようやく昨日(2日目)の夜怒られました(笑)。それくらいエスカレートした結果が出た舞台になったと思います。また同時に、みんなで作りあげてゆくパワーに僕も乗っかっていきつつ、そのテンションも手伝い出来上がった役でもあるし。「お互いに想いの相乗効果で完成した舞台になったんだな」とも思ってます。 黒岩:素人に毛の生えたような私なんですけど、そもそも役名のある役が今回初めてだったし、舞台自体も初めての経験だったので、すごく緊張しています。でもこの不安も、みんなで一緒に歩んでいけたからこそ乗り越え続けてこれたことだし、だからこそ、この舞台へ立っていけたんだと思います。みんな仲の良い劇団なので、2回目3回目と続くよう、これからも頑張っていきたいと思ってます。
――殺陣に初めて挑戦しての感想もお願いします。 酒井:小川さん、評価をいただきたいのですが、いかがでしょう。 小川:正直ですね、今回の芝居へ入るまで、酒井、下出ともに刀を持ったことがなかったんです。でも今回立ち回りをつけてくださってる、『西遊記』や数多くの特撮物の殺陣師でもある竹田さんが、本当に磨きあげてくれたと言いますか。彼はすごく厳しい方だけあり、最初の頃は役者陣全員ケチョンケチョンに言われてたんですが、舞台の本番公演を観て、「上手くなったなぁ」と感動の言葉を残してましたからね。確かに全体を通して見れば、まだまだ緩急が出来てなかったりなど、テクニカル的な面で足りないところはあるんですけど。でも見てくれとして、動よりも静で魅せることが出来てこそ役者の立ち回りだと思ってるので、静の姿は十分見せられるようになったと思います。 酒井:殺陣師の竹田さんには、稽古のときに「俺が憎いか〜」と言われてたほど。それこそ稽古中に私、睨みつけながら練習してましたから。 小川:トイレに籠もって泣いたこともあったからね。 酒井:「も〜出来ません」と言いながら、トイレでワーッと泣いたこともあったんです。それこそ一度は、「私、殺陣できないので辞めます」と宣言したこともあったくらいだったんですけど、こうやって実際に舞台に立って殺陣を演じてると、そのときのことも思い出すので、ホント演り続けて良かったなと思ってます。 下出:毎日毎日殺陣の稽古をして、素振りをして、そうやってると自分でも上手くなっていくのがわかるんですね。なんか自分に酔い知れながらも、出来なかったことへも多く憤りを感じながら…それでも殺陣に魅せられてる自分がいたし、お客さんに観てもらいたいと真剣に思いながら、日々殺陣の稽古にはげんでる自分がいました。 酒井:稽古はズッと木刀でやってたんですけど。本番では木刀よりもズッと軽い竹光でやってるので、竹光が簡単に振れるようになったし、筋肉も付きましたね。
――井ノ上さんも苦労が多かったそうですね。 井ノ上:お芝居も苦労したんですけど、日常生活が苦労しました。 小川:彼女はこの座組の中では1〜2を争うスケジュールのタイトな子で、他の子たちがどんどん舞台へ集中した時間を割いてる中、仕事の都合で抜けなければいけないことが多かったこともあり、当時は代役を立てて練習してたんですけど、代役での練習が多くなってゆくうち、みんなの意識が代役の子へ向いてくようになっていた時期があったんですよ。そこへ入っていくのが、彼女としてもつらかったと思うんだけど。。。 井ノ上:全体の進行具合を確認するためにと代役の子がやっている風景を観るたびに、すごく哀しくなりました。なんかセリフもちゃんと入ってるし、絶対に間違えないし、みんなともコミュニケーションも取れてるしというのを観ていたら、「時間が足りないな〜」とすごく思えてきて…。5ヶ月くらいずっと稽古をやってはいたんですけど、ちゃんと舞台へ集中して取り組めたのが1ヶ月もないくらいだったので、「本当に代役の子に代わってしまうんじゃないか」と思いつつ毎日稽古していたんです…でも、なんとか舞台になりました。 酒井:奈々ちゃんは、私生活の中でもズッと紫音が入り込んでたよね。 井ノ上:役に入り込むんじゃなくて、役そのものになってた時期があって。私は今回、恋人と親友をいっぺんに失くすという役だったんですけど、その恋人のことを考えながらラブソングを聴くたびに涙が止まらなくなってしまい、いろんな方に「芝居不安なのはわかるけどさぁ」って言われ、「違うの、この涙の理由は違うの」と言ってたんですけど。「それくらい私が芝居へ集中で出来てたというのも、すごいな」と自分でも思うし、舞台自体が、自分の中でおっきな存在になってたんだなというのを改めて実感できました。
――映像に対してはどうですか? 小川:今回は、ライブと映像と舞台を融合させるということが一番の売りだったんですが、芝居の中に映像を取り込むという手法は、近頃の舞台ではひんぱんに見受けられるやり方とはいえ、どうしても舞台が主流で、付け焼刃で映像を作っている内容が多いのが現状です。でも僕らのチームは映像制作に重きを置いてる方たちが多いので、「他が太刀打ち出来ない映像を作ってやろう」という目論見を一番に持って始まったのが今回の企画でもあったんです。渡辺伸次さんは『デッド・オア・アライブ3』や『ファイナルファンタジーX』のムービー監督をしている方なんですけど。彼はCGクリエイターでもあることから、CGを駆使した映像を頼み、今回の形になリました。正直芝居としては、稚拙さや若さが出てしまってますけど、作品自体の構成は他と負けていない自負はありますし、ここから映像は映像として単体で動いたり、芝居は芝居で動いたりと、いろんな展開も考えていますし、いろんな広がりを持てるチームになりたいなと思ってます。もちろん今回の作品もまだまだプロローグですので、これからの展開や役者の成長を見守っててくれればと思います。 ――歌に関してはどうですか? YOFFY:アルバムの一番エンディングに収録されてるのが『JUMP!』なんですけど。「この公演のために作ったんじゃないか」と思わせるようなエンディングの歌やダンスになってますし、すごくいい形になってたのがすごく嬉しかったです。 IMAJO:舞台の冒頭で“和田堀橋”が歌う「とんでもねぇヤツらがやってきた!」がすごかった。あれを計算してやってたらすごいけど、本人達に聴いたら真面目にやったうえでのあのステージだったので(笑)、“和田堀橋”にも注目してもらいたいですね。
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――まずは各自、舞台に賭ける意気込みや感想からお願いします。