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アルケ祭2006

毎年恒例の「スーパーロボット魂」が今年は初の2DAY’S EVENTを開催。しかも2日目は、サンライズ公認による『GUNDAM』DAY 。と言うわけで、さっそくこの熱い2日間をエキサイトアニメが熱烈レポート!さらに2日目出演者全員のインタビュー&コメントまでGET!!ではそろそろ…「レポート、いきま〜す!」

TEXT:長澤智典/PHOTO:荒井広希 

 

1日目 スーパーロボット魂 2006“春の陣”I

出演:水木一郎・堀江美都子・MIQ・影山ヒロノブ・たいらいさお・山形ユキオ・福山芳樹・遠藤正明・YUKA・まつざわゆみ
司会:ショッカーO野

今年で開催9年目を迎えた『スーパーロボット魂(スピリッツ)』(以下『SRS』)シリーズ。今年はZepp Tokyoを舞台に2DAY'Sで開催。1日目は恒例の“スーパーロボットォォォスピリィッッッッツ!”で熱狂の幕開けだ。
新旧の名作ロボットアニメの人気曲が次々と登場するこのライブ。ラインナップは以下、タイトルを見るだけで当時の記憶とともになにか熱いものが込み上げてくることだろう。

まずはSRSのテーマ曲とも言える『鋼の魂』で幕開け。続いてアニキによる『マジンガーZ 21century Ver.』、堀江美都子さんの『ダルタニアスの歌』、MIQさんのパワフルボイス『エルガイム-Time For L.Gaim-』、そして影山ヒロノブさんの『HEATS』!!初っ端からテンション上げ上げ。さらに遠藤正明さん、福山芳樹さんと続いたあと、久しぶりの参加という山形ユキオさんとたいらいさおさんがそれぞれ『夢の狩人』『俺は社長だ』を歌い上げた。特に一瞬にして会場の雰囲気を変えてしまったたいらさんの歌声はさすがと言えようか。
続いてYUKAさん、まつざわゆみさんが素敵な酔いしれる歌声を披露してくれた後はSRSお馴染みのアコギコーナーへ。今回も会場を爆笑に渦に!?豪華メンバーで2曲を歌い、後半戦へ突入!息もつけないほど怒涛のラインナップで一気にクライマックスまで突っ走った。そんな中、今回のライブが初お披露目という『マジンガーエンジェルの歌』ミッチー、『正義のために』水木アニキの2曲も歌われた。
そして熱狂のままアンコールへ…。初期メンバーによる『熱風!疾風!サイバスター』に続いて出演者全員により今度はオリジナルverの『マジンガーZ』。
あっという間の2時間半、最後は恒例の万歳三唱、そして三本締めで今年のSRSも幕を閉じた…といつもならいくところだが、今年は初の2DAY'S!さらに熱い2日目をレポートしていこう。

2日目 スーパーロボット魂 2006“春の陣”II GUNDAM

出演者:森口博子・MIQ・鮎川麻弥・米倉千尋・川添智久・infix・鵜島仁文・中瀬聡美
特別出演:永井一郎・古川登志夫・古谷徹・ショッカーO野・水木一郎

SRS2日目は、サンライズ公認による初の「GUNDAM」を冠にした内容。なにせ演奏/歌唱する楽曲すべてが、『機動戦士ガンダム』関連作品のテーマ曲ばかり。もちろんシンガーも、オリジナルでガンダム・ソングを歌ってきた人たちのみ。まさにリアル・ガンダムソングを目の前で味わえることもあり、会場には予想を超える大勢の観客たちが押し寄せていた。そんな記念すべきイベントは、『SRS』の顔とも言える水木一郎さんの“代表挨拶”から幕を開けた。

「9年前、赤坂BRITZのステージで満員のお客さんへ向かい、『これからもずっとついて来てくれるか〜!』『うぉ〜!!』と叫びあって…まさか9年も演り続けるとは思わなかった(笑)。そのときからずっと来続けてくれてる人たちもいるように、客席にいるみんなも、このステージを一緒に作りあげていく同志だと思っています。『これからもついて来るか〜!』『おぉ〜!!』」

そんな熱いやり取りを通し、ついにこの日の舞台は幕を開けた。。。

出演者コメント見る
鮎川麻弥さん infixさん 鵜島仁文さん MIQさん 中瀬聡美さん 永井一郎さん &
古谷徹さん &
古川登志夫さん
水木一郎さん 森口博子さん 米倉千尋さん 川添智久さん ショッカーO野さん

 

永井一郎さんのナレーションを通し、あの始まりが甦る!

暗くなった会場。場内へ流れ始めたのは、「機動戦士ガンダム」第1話の冒頭を飾った、あの重厚かつ幻想的な交響曲。その厳かな楽曲に乗せ、ステージへ現れたのは、「機動戦士ガンダム」でもナレーションを担当していた永井一郎さん。もちろん語ってくれたのは、ガンダムの世界を彩るあの歴史の系譜図。しかも「さすが」と思わせてくれたのが、『機動戦士ガンダム』の第1話の冒頭を飾ったセリフと同じように見せかけ、サラリと『SRS』9年の歴史へ、その設定を置き換えているところ。時折出てくる『SRS』の系譜図的な言葉を聞き、興奮を隠せない観客たち。そんな永井さんの重曹なセリフに引き続き、ついに熱狂的なライブ・ステージがスタートした。

まずはガンダム・レディースたちの華麗/熱烈な饗宴!!

トップを切って登場したのは、鮎川麻弥さん。お馴染み「機動戦士Zガンダム」の主題歌『Z・刻を超えて』を、軽快なステップ交じりに唄いあげてゆく。観客たちが熱狂的な拍手や声援を送るのはもちろん、共に歌を口づさんでゆく人たちが数多かったのも、このイベントならではの特徴か。

最初のブロックは、女性シンガーが中心。続いて登場したのは、米倉千尋さん。「機動戦士ガンダム第08MS小隊」の主題歌『嵐の中で輝いて』のイントロが始まると同時に、観客たちが一斉に拳振り上げ、雄叫びを上げながら一体化した熱狂の渦を描き始めてゆく。観客たちの勢いに負けじと、米倉さんもステージ上を左右に駆けまわりながらパワフルに唄いあげていく。もちろんお馴染みのサビメロでは、歌の掛け合いが登場していたのは言うまでもないだろう。

3番手は、「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」の主題歌『MEN OF DESTINY』を熱唱したMIQさん。もともとパワフルな楽曲とはいえ、MIQ姉のはち切れんばかりの歌声が制限無しで轟き渡ることにより、その熱さはさらにパワー感を増し、会場中へと響き渡っていった。

キュートな女性陣の登場とはいえ、序盤戦から熱いステージングを作りあげていった、この日のステージ。続く2ndブロックは、男性陣が登場。

熱狂と熱唱!メンズ・ガンダムチームは、魂まで熱いぜっ!

最初にステージへ現れたのは、川添智久さん。ギター片手に彼は「機動戦士Vガンダム」の主題歌『STAND UP TO THE VICTORY』を、思いきり声張り上げながら熱唱していく。さすが男気あふれるステージングだ。もちろんサビでは、大合唱が沸き起こっていたぜっ!

続いてステージを彩ったのは、熱っ苦しいほどの熱気を振りまいてゆくinfixの2人。彼らが演奏したのは、『WINNERS FOREVER-勝利者よ-』。まさかここで「機動戦士Vガンダム」のOP/ED歌が揃い踏みするとは…。もちろんヴォーカルの長友仍世氏が、マイクスタンドを振り回し会場中を闊歩しながらパワフルな声を張り上げていたのも、、、いつもの光景だ(笑)

3番手としてステージへ現れたのが、アニソン系のイベントへ出演する機会は今回がほぼ初めてに近いという鵜島仁文さん。彼はみずからの代表曲でもある「機動武闘伝Gガンダム」の主題歌『FLYING IN THE SKY』を力の限り唄いあげてゆく。その熱唱していく姿へ、思いきり興奮という言葉で想いを返してゆく観客たち。そのやり取りこそが、このイベント一番の醍醐味だ。

しっとりとした空気に、大人なムードも堪能…。

再び空気は一転。3rdブロックは、しっとり目なバラード・ナンバーを歌う、心染み入るステージへと装いを変えてゆく。。。

まずは、アニソンイベントは初登場という中瀬聡美さんがステージへ現れた。彼女が歌った「機動新世紀ガンダムX」のテーマ歌『銀色Horizon』は、聡美さん自身人前で披露するのは初めてのこと。そんな貴重な機会を目にできたのも、「GUNDAM」イベントならではの成果。

さらに続けざま、ガンダムソングには欠かせない歌姫こと森口博子さんが登場。彼女はさっそく「機動戦士ガンダムF91」のエンディングテーマ『ETERNAL WIND』を熱唱。森口博子さんが唄い始めた瞬間から、会場の空気が一変。みずからの世界観へ観客たちの感情どころか思い出の年齢さえもスーッと引き込んでゆくその表現力の卓越さは、本当に素晴らしくもあり感動的だった。あらためてこのステージを通し、歌姫としての彼女の存在感を味わえた気分だ。

全員集合したアコギ・コーナーで飛び出したのは…。

ここで、SRS一日目の司会を担当したショッカーO野さんが急遽参戦。ショッカーさんの呼びかけにより、ここまでの舞台を彩った8組9人のメンバーが再びステージへ登場。しかも川添智久さんとinfixの佐藤晃さんに到っては、アコースティックギターを携えている。そう、ここで『SRS』ではお馴染みとなった「アコギコーナー」が登場。毎回素敵(?)なネーミングをつけるショッカーさん。今回は楽曲/コーラス・アレンジを鮎川麻弥さんが担当したことから、このチームを“鮎川麻弥Zボーカル教室”と命名。彼らが奏でたのはなんと、永遠のガンダム・スタンダードナンバーとも言えよう『哀 戦士』。こちらは鵜島仁文さんとinfixの長友仍世さんら男性ヴォーカリスト中心に、アコースティック・スタイルへとアレンジ。2人がアコギの音を背景に力強く熱く唄いあげてゆく姿には、心痺れさせゆく感動があった。

さらに続けざま女性ヴォーカル陣を中心に、1コーラスずつ歌を廻しながら感涙な表情を作りあげた『永遠にアムロ』を演奏。こちらでも、思いきり心酔いしれる想いを体感できた気分だった。

え〜っ!アムロ・レイとカイ・シデンがステージへっ!!

ここで出演シンガー陣は、鮎川麻弥さんを除き全員が一時退場。続けざまショッカーO野さんが、ゲスト陣を呼び入れた。。。
登場したのは、なんとアムロ・レイの声を担当していた古谷徹さんとカイ・シデンの声を演じていた古川登志夫さん。
もちろん話の中心は、「機動戦士ガンダム」なのだが、お互いに声優として数多くのキャラクターを演じてきたことや、ショッカーO野さんが大のアニメ好きということもあり、ショッカーさんのリクエストに合わせ、2人は「巨人の星」「うる星やつら」「ドラゴンボールZ」「美少女戦士セーラームーン」などなど、新旧様々な人気アニメでそれぞれが演じたキャラタクーたちの生声を次々飛び交わせてゆく。アニメ/声優ファンにしてみれば、まさに“至福の瞬間”。
さらに古谷徹さんと古川登志夫さんは、それぞれアムロ・レイとカイ・シデン役で、台本生読みも披露。ちなみにブライト・ノア役をショッカーO野さんが、セイラ・マス役を鮎川麻弥さんが担当。生GUNDAMアフレコのシーンを観れたのも、「GUNDAM」を冠に掲げたこのイベントだからこその醍醐味だ。

後半では、この日だけの嬉しい組み合わせが登場!

そして後半は、MIQさんが深淵な声色からスタート。その朗々とした歌声には、つい惚れ惚れしてしまいました。

スケール感あふれたMIQさんの歌を引き継ぐ形で登場したのが、鵜島仁文さん。彼は込み上げる感情のままに熱唱。熱いエナジーたぎる歌ということもあり、場内は拳振り上げゆく熱気でムンムンな状態。もちろんサビメロでは、誰もが大合唱を繰り広げていた。

さらにここで、米倉千尋さんがステージへ。じつは鵜島仁文さんは、米倉千尋さんへ楽曲提供もしている関係。しかも米倉千尋さんが歌った「機動戦士ガンダム第08MS小隊ミラーズ・リポート」のエンディング曲を制作したのが、鵜島仁文さん。。。と言うわけで、ここで夢のコラボレートが実現。そう、なんと2人でデュエットを披露してくれたのだ。形的には、米倉千尋さんのパワフルな歌へ鵜島仁文さんがコーラス的にサポートしてゆく形だったとはいえ、こういうコラボレートを観れるのも、この「GUNDAM」イベントだからこその嬉しい成果。もちろん熱狂的な「GUNDAM」支持者たちが、熱狂しないわけがない。いい感じで会場中が盛り上がってましたよ。

さらにこのままステージでは、米倉千尋さんが熱唱。サビメロでは、大合唱が起きていたほどだった。

高揚と歓喜を導き出したエンディングへ…

そして終盤、鮎川麻弥さんが登場。「機動戦士Zガンダム」のエンディング曲『星空のBelieve』を、優しげな声色に乗せ心地好く唄いあげていった。

さらに本編の大トリとして、再び森口博子さんがステージへ。最初に流れてきたのが「機動戦士Zガンダム」より、『銀色ドレス』。いきなりここでも、「機動戦士Zガンダム」繋がりが出来たのも、ファンにとっては嬉しいポイント。さらに、ご本人のコンサートでも特別な時にしか歌わないという、森口博子さんのデビュー曲であり、同じく「機動戦士Zガンダム」の主題歌としても大ヒットを記録した『水の星へ愛を込めて』を熱唱。イントロが流れた瞬間に、観客たちは大興奮。最後には会場中が一体化し大合唱していったくらい心も身体も一つに溶けあった瞬間を、この『水の星へ愛を込めて』で体感できた気分だ。

そして、感動的なフィナーレへ…

アンコールでは、再び永井一郎さんが登場。「機動戦士ガンダム」第1話のオープニング・ナレーションを、今度は当時のセリフのままに朗読。も〜それだけで感涙ものなのに、最後の最後に声優陣や司会者も含む出演者全員がステージへ登場。しかもメイン・ヴォーカルを水木一郎さんが取りながら、不滅の名曲『翔べ!ガンダム』を全員で唄いあげていった。も〜、その姿を観て興奮せずにはいれますかってなもの。

2時間半以上に渡って繰り広げられた、熱狂と興奮のステージ。まさに「GUNDAM」という一つの絆を通し、時代を超越した関係性を築きあげつつ、誰もが童心/青春時代へプレイバックしながら心の底から楽しめたコンサートだった。この分ならきっと来年も開催されることだろう。

ごめんよ、まだ僕には帰れる所があるんだ。こんな嬉しいことはない…また来年。