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現在放送中の『ブラックジャック』のエンディングテーマ『clover』を歌っているのが、hiroさん。しかも同作品では、彼女自身もアニメのキャラクターとなり作品のジャケットやプロモーション用映像へ登場。hiro自身も「アニメキャラとなって動いたのは初」とのことで、今回のコラボレートをかなり楽しんでいたようだ。
もともとは冬のバラードだったんです。
――前シングル『光の中で』を発売して以降、約1年ぶりとなるシングル『clover』が発売になりました。
いろんな楽曲をいただいては歌ったりを繰り返し、私に似合う楽曲を探してるうちに、こんなにも時間が経っちゃいました(笑)。でもこの『clover』に関しては、5月頃から『ブラックジャック』のエンディングでも流れていたように、けっこう早い時期から制作へは取りかかっていたんです。
――いつ頃から作業に入ってたんですか?
もともとは、冬のバラード楽曲だったのですが、『ブラックジャック』のエンディングという嬉しいお話をいただけたことから、発売も夏頃へということになり。それからアレンジも夏用に変えたり、歌詞も、“ピノコちゃんの気持ちも入り込みつつ”という要望もあったので、その辺を生かした形へ変えてく作業を、今年はゆっくり続けてました。
ブラックジャックは闇医者??!!
――hiroさん自身『ブラックジャック』の存在は知ってました??
手塚治虫先生の『ブラックジャック』と言えば有名じゃないですか。もちろん存在は知ってました。と言っても、ブラックジャックは闇医者で〜くらいのことしかわからなくて。アニメ化になってから番組を見始め、ようやく全貌をつかんだという感じなんですよ。でもファンの方から『ブラックジャック』の第1巻だけいただいたこともあり読んだので、ピノコちゃんの出生の秘密は知ることが出来ました。
――『ブラックジャック』はファンの多い作品ですもんね。
原作を読んでる方はホント多いですよね。まして私の周りには、アニメ番組も楽しみながら観てる人が多いくらい、ホント大人も子供も楽しめる作品だし。私自身も夢中になって楽しんじゃってるほどの素敵な作品だから、その物語と一緒にお仕事できたっていうのは、ホントに嬉しかったんです。
hiroがアニメとなって、ピノコと共演!
――『clover』自体、とても優しげな表情を持った楽曲へ仕上がりましたね。聴いていると、包み込まれる穏やかな気持ちにもなっちゃうし。
ホント優しい楽曲へ仕上がりましたよね。私もすごく歌いやすかったと言うか、歌っていくと自然に気持ちが昂揚していき、心の中へ綺麗な草原や青空が見えてくるよう、歌い終わる頃にはすごくハッピーな気持ちへ私を導いてくれるんです。
――hiroさん自身も、アニメーションとなって登場してますけど。
あれはホントに嬉しい経験でした。だって、私自身がアニメーションになるなんて、なかなか出来ない経験じゃないですか。しかも手塚プロダクションさんの描き下ろし。実際に、今のジャケットへ登場している形へ決まるまでにも、いろんなパターンを描いてもらったんです。
――現在のパターンへ決まった理由って、何かあったんですか?
ピノコちゃんと一緒にジャケットへ登場するというのがあったので、一緒に並んでておかしくない感じということから、今の姿に決まりました。ちなみに、私自身がイラストとなってジャケットへ登場するのも、今回が初だったんです。
――なにせhiroさんは『ブラックジャック』の本編へも、hiro役で登場しちゃったほどですもんね。
あれは嬉しいのと同時に、不思議な感覚でしたね。確かに作品の中へ登場したり声を発してるのはhiro自身なんですけど、でも映像は私自身ではなくアニメーション。普通じゃ絶対に経験できないことなので、ホントご一緒させていただいたのはとても良い経験になりました。
アニメは心をハッピーにしてくれる栄養剤
――hiroさん自身、けっこうアニメは観てました?
上京してからは、なかなか観る機会がなかったんですけど。小さい頃は、よく日曜日の18時台になると、ズッとブラウン管の前へはり付いて観てました。平日も、学校から帰ってくる頃には『アンパンマン』などを放送してたので、好きで観てました。
――今でも、アニメを観ることってあります?
私、なんかリアルな人間ドラマを観るよりも、アニメを観る傾向の方が強いんです。アニメーションって、とても気持ちをハッピーにしてくれたり、元気を与えてくれるじゃないですか。中でも子供向けの作品は大体1話完結だから、いつ観ても心をハッピーにさせてくれるから、よく観てますよ。
――じゃあエンディングで自分の歌がアニメ映像と一緒に流れてきたときなど、ホント嬉しかったんじゃない?
ブラックジャックとピノコちゃんがドタバタしてる映像に乗せて、私の歌が流れてくるんですけど、あの映像と曲のマッチは最高ですよね!
新しいhiroの声の表情を味わえる1枚
――そんな優しげな表情を抱いた『clover』ですが。C/Wへ収録した『Be Alright』では、柔らかい抜いた歌声を通した、ソウルフルな表情で歌いあげてきましたけど。こちらの楽曲でも、新しいhiroの姿を発見できたような、嬉しい気持ちになれました。
『Be Alright』では、今までにないヴォーカル・アプローチが出来たと思ってます。何層にも声を重ねながら、そんな力を入れることなく軽く歌うというのは、今まで演ってこなかったことなので、私的にも新しいチャレンジを施せて良かったですね。
――hiroさんと言えば、力強く躍動的な歌い方という印象を抱いてしまいがちだけど、今回のシングルはまったく正反対な表情を持ってきましたもんね。
『clover』も『Be Alright』も、抜いた感じでフワッと歌いあげてます。確かにみなさんには、スコーンと突き抜けた力強い歌い方の私という印象が強いでしょうし、私自身、そういう歌い方も好きなんですけど、じつはこういった抜いた柔らかい表情の歌声も以前から持っていたし、いつか挑戦してみたいと思ってたんです。
もう一つのhiro…Coco d’Or
――今回のような大人な表情という面は、ジャズプロジェクト“Coco d'Or”でも実践してませんでした??
やってました。ジャズはいろんな声の表情を出していけるから好きなんです。実際Coco d'Orでつかんだ声色を、今回のシングルでは生かせた面もありますし。Coco
d'Orに関しては、“またあの歌声を聞きたい”と言ってくれる人も多いし、私自身も今、一番好きな歌い方を実践できる場だから、機会を見つけては、またCoco
d'Orとしての活動を再開したいですね。
ピノコとhiroの共通項
――それ、楽しみにしてます。最後にあらためて『clover』の魅力を聴かせてください。
『clover』の歌詞では、ピノコちゃんの気持ちや小さい子も楽しめるような詞を意識してたので、等身大の私と言うよりは、こういう面もhiroは持ってるという内容にはなってるんですけど。でも口ずさんでるとハッピーにさせてくれる歌なので、ぜひアニメと一緒にみなさんも口ずさんでください。
――ちなみに、ピノコちゃんの印象ってどうでした?
始めは、“何者だろう?!”とビックリしました(笑)でも1話を見終わる頃には、好きになってましたね。彼女って、純粋で気持ちもストレートで、わからないものは“わからない”とハッキリ言える子じゃないですか。あの感覚は、女性にとっては大切なことだと思います。まして彼女が持ってる恋心も、同じ女性として“わかる”って気持ちでしたから。
TEXT:長澤智典
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