エモ・ガールズロックバンドFLiPが“ワン・アンド・オンリーな未来”へ放つこの最新作『ワンダーランド』は現在、アニメ「銀魂」1月クールのオープニング・テーマとして流れている。
2012年1月から全国5か所でワンマンライブを行ない、この『ワンダーランド』が発売となる2月8日には渋谷CLUB QUATTROでツアーファイナルを迎える。そんなツアー中のFLiPにまもなく発売となる『ワンダーランド』の魅力をたっぷりと伺った!!
ふたたび「銀魂」のタイアップを頂いたことは嬉しいことでした。
2012年2月8日発売
『ワンダーランド』
テレビ東京系アニメーション「銀魂」1月クールのオープニング・テーマ

初回生産限定盤(CD+DVD)
¥1500(税込)
DFCL-1833,34

通常盤(CD)
¥1200(税込)
DFCL-1835
収録曲
CD
01.ワンダーランド
02.最後の晩餐
03.カートニアゴ(LIVE ver.)
04.ワンダーランド(Instrumental)
DVD
01.ワンダーランド Music Video
02.Making of ワンダーランド
発売元:デフスターレコーズ
【LIVE info】
「FLiPワンマンライブツアー2012“女子力アップ×2 TOUR”」
2012年2月8日(水)
東京・渋谷CLUB QUATTRO
OPEN 18:00/START 19:00
(問)DISK GARAGE 03-5436-9600
「夢チカLIVE VOL.75」
2012年1月28日(土)
北海道・KRAPS HALL
■関連リンク
FLiP 公式サイト |
−−最新シングル歌『ワンダーランド』は、1月クールにアニメ「銀魂」のオープニング曲として流れています。この楽曲自体は、アニメ作品を意識したうえで作りあげたものなんですか?!
サチコ(Vo&Gt):『ワンダーランド』という楽曲が出来上がったときに「銀魂」のオープニング・テーマとしての話をいただき、この楽曲を提出したところ使っていただけました。『カートニアゴ』のときにも「よりぬき銀魂さん」のオープニング・テーマへ使っていただけた経緯もあるよう、ふたたび「銀魂」さんと手を組めたことは嬉しいことでした。
−−『ワンダーランド』を作ろうとした経緯も、ぜひ教えてください。
サチコ:これまでにもいろんな楽曲を形にしてきたように“FLiPらしさ”という言葉をひとつ取っても、いろんな“らしさ”がFLiPの中にはある。そこを踏まえたうえで、今までの自分たちが触れようとしたけど触れてこなかったコトを自由に作ってみようという気持ちから、最初は弾き語りで元となる楽曲を作りました。
−−バンドとして、音楽性の幅は広げていきたかったということでしょうか?
ユウコ(Gt&Cho):同じ音楽性ばかりを演り続けていきたくはないし、FLiPのことを好きな人たちにも、FLiPの中にあるいろんな音楽に触れてほしいと思い、今のうちらが表現したいものを形にしたのが『ワンダーランド』でした。
サチコ:みずから音楽性の幅を狭める必要なんて無いし、ユウコも言っていたように、今の自分たちの作りたい音楽を表現することが、いちばんベスト。だから『ワンダーランド』も、自然に生まれた楽曲なんです。
ユウミ(Dr&Cho):ただ、今回はシングルとして出すことが決まっていたから、収録する新作2曲を通し、うちらの振り幅を提示した上で、新たにFLiPを知ってくれた人たちに対して、どうやってFLiPの魅力を知ってもらえるかというのは、意識しながら作っていたよね。もちろん、うちらの元となっている部分は変わらずだけど、キャッチーさというか、聴きやすさは意識しました。
サヤカ(Bass&Cho):『ワンダーランド』の原型が出来上がったころからキャッチーな楽曲になっていたので、今回はあえて楽曲全部をメジャー・コードで展開。それも、FLiPの中では新しい表情になったところだよね。
ユウミ:全部メジャー・コードで押し切ることは、これまで試したことがなかった。最初は、マイナー・コードを加えて切なさを出したり、いろんな構成やフックも入れたり、いろいろと試したのですが……。この楽曲の持つ爽やかながらもパワフルな勢いは、全部メジャー・コードにしたほうが際立っていたので、最終的に今の形に落ち着きました。
つねに新しい刺激を投影し続けていきたい。
−−FLiP自体、ワイルドな音の中にもキャッチーさという面は以前から持っていましたが、より多くの人たちに音楽を届けていきたい意識も、どんどん強くなっているのでしょうか?
サチコ:初めて耳にしたときから、メロディを覚え、一緒に口ずさめる歌、その楽曲を裸にしたとき、メロディだけでも「この曲はいい」と思える楽曲を作りたい意識は以前から持っていました。自分の好きになる曲はもともとメロディが綺麗な歌が多いから、そこは無理に意識していることではないです。もちろん、楽曲を良くするのも悪くするのもメロディ次第というのは、つねに感じていること。
−−歌詞のイメージも、頭の中へ明確に生まれていたのでしょうか?
サチコ:『ワンダーランド』という物語の中に存在する子は“何かにもがきながらも。でも、ありのままに、等身大の自分を大切に突き進んでゆく女の子”。そのイメージをベースに歌詞を書きました。
−−♪〜三十六度八分ずっと平熱で沸騰した〜♪という歌詞に、FLiPのメンバーの音楽に対する情熱/熱意を感じました。
サチコ:FLiPはつねに音楽へ向ける情熱を持ってないと駄目なんですよ。その熱さは、つねに必要なことだと思っています。
−−作詞の補佐として、今回も、いしわたり淳治さんが参加しています。
サチコ:先にベースとなる歌詞を書いて、それを淳治さんに見てもらうんです。そのうえで「この曲がもっとキャッチーになるよう、+αとなる言葉遊びを入れていこう」など、いろんなアドバイスをいただきながら仕上げていきました。淳治さんとのやり取りの中でいつも感じるのは、楽曲の持つメロディを活かすも殺すも、はまった言葉との相性次第ということ。そこに関しては、とても苦労しました。
−−だけど、♪〜健全な猜疑心 先天性 前ノリ〜♪など、メロディと言葉と演奏のハマり具合はメチャ格好いいよね。この部分なんか、本当に疾走感に乗った演奏の上で格好良く言葉が流れていくもんなぁ。
サチコ:いい意味で流れていくことは大切なこと。その言葉をどう選択していくかは本当に難しい。そこで妥協し、マンネリとした作品を作ってしまったら、それこそバンド自体が終わってしまう。そうじゃなくて、つねに新しい刺激を投影し続けていきたい。それが、成長や変化していくことだと思っています。
影響を受けたアニメや漫画と言えば…。
−−FLiPの場合は「銀魂」を通し、嬉しい広がりも得ているようですね。
サチコ:「よりぬき銀魂さん」のオープニング・テーマとなった『カートニアゴ』を発表したことで、ライブでの景色が一変したように、この『ワンダーランド』をライブで演奏していくことで、また場内に違った景色が見られそうという楽しみは感じています。
−−ちなみに、メンバーのみなさんの好きなアニメ/漫画はあります?
サチコ:漫画になりますが、中学生の頃に『GTO』を読み、かなりハマっていました。主人公の鬼塚先生と結婚したいと思っていたくらい、本当に大好きでした(笑)。“こんな人が本当にいたらめっちゃ好きになる! そういう人、いないかな? ”と思ったくらいに鬼塚LOVEでしたね。
この漫画の影響からか、鬼塚先生のように、自分の芯となる意思を強く持ちながら、自由奔放に人生をエンジョイしている姿を通して“一度きりの人生なんだから、後悔しないように生きたい”という気持ちを学びました。
ユウコ:小学生の頃は「セーラームーン」世代だったので、すごく観ていました。
ユウミ:あっ、観てた! あと、「ワンピース」も好き。あの作品には、仲間の大切さが描かれているじゃないですか。仲間をこてんぱんされたら、絶対に許さないと思うルフィーの仲間想いの意識とか。仲間がいるからこそ支えあって進めるんだという姿などは、うちらFLiPの持つ絆にもすごく重なって見えてくること。つい、そこに照らし合わせてしまうよう、大好きな作品です。
サヤカ:わたしは、小さい頃から漫画とかゲームにはまったく縁がなく……。でも、バンドを始めたばかりの頃、よく通っていたスタジオに「BECK」が全巻ありました。これはバンドの話だから面白いという話を聞き、興味を覚え、全巻読んだのですが、じつはその漫画が、唯一、全巻読んだ漫画です(笑)。この漫画には、バンドマンの夢がすっごく詰まっているから、読むと勇気をもらえます。
ガッツリ攻めてくハードな楽曲に負けないくらいインパクトを持った歌詞
−−2曲目には、ハードなエナジー炸裂した『最後の晩餐』を収録。
サチコ:これは、ハードロックをやろうということから作った楽曲。ドスドスドスッとせまりくるパワー感を持った、かなりライブでガツーンとなる作品です。
サヤカ:かなりガッツリと攻めていく、ハードな楽曲じゃないですか。その音に負けないくらいのインパクトを持った歌詞にしようと思ったときに浮かんだのが『最後の晩餐』という言葉。そこから深夜のレストランを舞台にした、別れる直前の男女関係を描写しようと考えました。出てくる女性は、後腐れなくサラッと別れられるくらいのクールさを持っている。でも、決して心の中まで冷めているわけではなく、あとは男性の返事次第と冷静に見つめている。そんな感じを歌詞に出しています。
−−FLiPにとってライブは、とても大切な場ですもんね。
サチコ:うちらは、ライブでお客さんたちと繋がりあい、ひとつになるために、すべての楽曲を作っているので……。
−−だから3曲目に、『カートニアゴ(LIVE ver.)』を入れたんだ。
サチコ:やっぱり、FLiPのライブを身近に感じて欲しいので、この楽曲を選んだのは“「銀魂」繋がり”というのもひとつの理由でした。
自分たちでもどう成長していくか、今はとてもワクワクしている!
−−完成した『ワンダーランド』に対して、それぞれにとってどんな作品になったのかを聴かせてください。
サヤカ:『ワンダーランド』には「銀魂」というタイアップが付いたおかげで『カートニアゴ』のとき以上に新しい人たちと繋がっていけそうな気がしています。
楽曲自体にも、今までのFLiPにはなかった一面を出せたし、逆に『最後の晩餐』には、ガッツリと重たいFLiPらしさを描写。さらに『カートニアゴ』のライブ音源も収録して「新しくもあり、FLiPらしさも見えてくる」いい作品が作れました。
ユウミ:FLiPを知っている人たちが『ワンダーランド』を聴いたときに“FLiPっぽいけど、でも新しい”と、斬新に感じてくれたら嬉しいなという楽しみもありつつ、「銀魂」を通じて、これからFLiPのことを知ってくれる人たちとの出会いも楽しみ。自分たちとしても『ワンダーランド』では新しいことへ挑戦できました。『最後の晩餐』では“これぞFLiP”という“らしさ”を発揮。“FLiPらしさ”と“進化したFLiPらしさ”を1枚の中で楽しんでもらえることがすごく嬉しいですね。
ユウコ:みんなも言っているよう『ワンダーランド』は、FLiPの中では新しい挑戦をした楽曲。時期的には、これから新しい世界へ踏み出す人たちがたくさん出てくる季節。歌詞に書いた♪〜明日は明日のワンダーランド目指して〜♪という想いのように、ここには前向きな気持ちがたくさん詰まっているので、きっと共感してくれる人も多そうな気がしてる。
サチコ:楽曲を作るごとに“女性であること”を肯定し、それを曲に反映させていく自分たちの姿を強く実感しています。『ワンダーランド』に関しても、アッパーな中にガーリーさも入れているように、進化し続けてるFLiPの姿が、この作品からもリアルに伝わってくると思っています。そういう成長し続けていく過程にあるFLiPの魅力を、ぜひ感じて欲しい。自分たちでも、どう成長していくかに、今はとてもワクワクしています。
TEXT:長澤智典
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