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「ONE PIECE」の初代主題歌『ウィーアー!』から12年。「ONE PIECE」の新章のスタートに合わせ、ふたたび、きただにひろしが「ONE PIECE」の主題歌を担当。その名も『ウィーゴー!』。まさに、「待ってました!!」と大声で叫びたい、「これぞ「ONE PIECE」ナンバー」に相応しい楽曲が誕生!!『ウィーゴー!』に対するきただにさんの想いの丈を、ここでは思いきりぶち蒔けてもらいました。

僕にとって『ウィーアー!』は“鉄板ソング”ですよ!!

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TVアニメ『ONE PIECE』「最後の海“新世界”編」主題歌


「ウィーゴー!」
@CD+DVD \1,890(税込)
ACD \1,260(税込)
【収録内容】
(CD):
Track1:「ウィーゴー!」
Track2
:「ウィーアー!for the new world」
Track3
:「ウィーゴー!」(Instrumental)
Track4:「ウィーアー!for the new world」(Instrumental)
(DVD):ノンテロップOP、プロモーション映像、他
【初回特典】
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−−きただにさんがアニソン界へ飛び込むきっかけとなったのが、ちょうど12年前に歌った「ONE PIECE」の主題歌『ウィーアー!』でした。

メジャーで活動していたバンドが解散、その後の展開を模索していた時期に、声をかけていただいたのが「ONE PIECE」の主題歌の話でした。まさに僕はアニメソングに救われたからこそ、その恩返しの気持ちも込めつつアニメソングを歌い続けています。

−−『ウィーアー!』は、きただにさんの音楽人生の転機になった楽曲ですね?

まさに人生の転機!! 今でも「ONE PIECE」には足を向けて寝られないですよ!(笑)

−−世の中のきただにさんに対する印象も“きただにひろし=『ウィーアー!』”というイメージが出来ていませんか?

僕にとって『ウィーアー!』は“鉄板ソング”ですよ!! 日本はもちろん、海外のイベントで歌っても『ウィーアー!』になると誰もが大合唱してしまうくらい、今や世界中が認める僕の鉄板ソング! それだけ「ONE PIECE」というアニメが世界中に広がってるというのは、すごいことだなと思います。

−−これまでにも数多くの「ONE PIECE」ナンバーが生まれてきましたが、いまでも“ONE PIECE=ウィーアー! ”という印象を誰もが抱いていますよね。

『ウィーアー!』がそうなったのも、僕もメンバーとして参加しているJAM Projectが掲げているのと同じ「アニメのために作ったアニメソング」というスタイルをしっかり踏襲しているからなんです。作品に関連した、いろんなキーとなる言葉が入っていて、子供でも、すごく覚えやすいですから。
実際に僕らも、子供の頃に覚えたアニメソングって、今でも普通に唄えるじゃないですか。それくらい刷り込まれる、分かりやすいアニメソングって重要だなと思っていて。もちろん今回の『ウィーゴー!』でも、そういうアニメソングを提供したいという想いがチーム全体にありましたからね。

『ウィーゴー!』は、『ウィーアー!』と同じ布陣で制作。

−−12年ぶりにテーマ曲を手がけたという事実にも驚きました。

もう12年ですよ!! その間も、ずっと「次のテーマ曲はお願いします」と電話がかかってくるのを待っていたんですよ(笑)。っていうか「おっ、次は俺かな?!」と思って待っていたら、12年経っていたみたいな(笑)。
だけど、このタイミングで手がけたことにこそ意味がある。「新章」というのは、原作者である尾田栄一郎先生もすごく大事にしていたターニングポイント。「新章」に入ったときのコミックスの表紙は、第1巻と同じ絵柄なんですよ。飛んでいるカモメの位置も一緒だし、背景も全部一緒。ただ、第1巻のときは、まだルフィーとナビとゾロの3人しかいなかったんですけど……。新章では人数もだいぶ増えていて、その違いはありますが、むしろ、その仲間たちと、また新たな航海に旅立つということが大事なこと。だからこそ、アニメ版での「新章」のテーマ曲に関しても『ウィーアー!』と同じ布陣で制作していった。そこにこそ、すごく意味がある。まさに、満を持しての登場なんですよ。でも、満を持しすぎて、僕は、だいぶ歳を食っちゃいましたけどね(笑)。

−−『ウィーゴー!』の楽曲構成もまた、『ウィーアー!』を踏襲した形になっていませんか?!

『ウィーゴー!』は『ウィーアー!』のアンサーソングとして制作したものですからね。一番の歌が終わったあとにギターソロが入るところなどの楽曲構成から、使っている音色まで『ウィーアー!』をリスペクトしたうえでのアンサーソングとして、さらにパワーアップした形で成り立っています。もちろん歌詞の内容も、物語とリンクしたうえで、さらにパワーアップしていますからね。

−−きただにさんもパワーアップしています?!

声が汚くなって……なんでやねん(一人ノリつっこみしてました)!!(笑)

全員:爆笑

確かにスキルは、かなり上がりました。実際『ウィーゴー!』は、聴いている感覚以上に、歌うと難しさを覚える楽曲。きっと12年前の自分だったら唄えなかったくらい、技術的に難しいところが満載なんです。『ウィーゴー!』を作った作曲家の田中公平さんが「『ウィーゴー!』は、きただにひろしのためにオーダーメイドして作った曲だ。12年間『ウィーアー!』を歌い続けてきた彼だからこそ歌える曲なんだ」と自身のブログに書いてくださったんですよ。それを読んだときはすごく嬉しかった。その言葉を読んで、僕自身も「これはレコーディングでも一発でキメなきゃ!」と、家でメチャクチャ練習しましたもん。

−−その成果は、しっかり歌声にも現れましたね。

もう、12年待っただけの気合いが『ウィーゴー!』には入ってますからね!

−−まさに『ウィーゴー!』はきただにさんの鉄板……。

鉄板パート2になったら嬉しいですよね。

ミュージシャンが声優に挑戦したという意識ではやっていない

−−すでにテレビでは放映中。『ウィーゴー!』に対する反響は、どんな風に返ってきています?

嬉しい反響がたくさん返ってきています。「すごくいい曲」「聴けば聴くほどはまってく」という嬉しい感想もあれば。人である以上、どうしても『ウィーアー!』と比べてしまうじゃないですか。中には、「やっぱ『ウィーアー!』だよな」という声も、同じようたくさんありました。でも僕らからしたら、確かに比べたくなる心理はわかるんですが『ウィーゴー!』は、あくまでも『ウィーアー!』のアンサーソングであって『ウィーアー!』に描いた世界観へさらに描き加えたものだから、正直、比べて聴くものじゃない。『ウィーアー!』の世界観を踏襲したうえで『ウィーゴー!』に繋がっていく、その流れを楽しんでいただきたいなと思っています。

−−歌詞にも、含みを持たせた表現がいろいろ記されているんでしょ?

後半にある♪〜俺たちは…ここまで来たぜ〜♪には“俺たち=ウィーアー!”と、これまでの12年間の想いを詰め込み。続く♪〜俺たちは行く…夢の在り処へ〜♪には“俺たちは行く=ウィーゴー!”と、これからの決意を表明。作詞を担当した藤林聖子さんは、顔文字や矢印など、言葉の表記面でも遊び心を発揮。サビの歌詞だって、子供が聴いて一発で覚え、一緒に楽しく歌っていける言葉を連ねています。もちろん、アニメの世界観とリンクもしている。とても画期的なのが、サビ前の言葉を♪〜どこ吹く風(かぜ)〜♪や♪〜楽しもうぜ〜♪、♪〜誰も置いてかないぜ〜♪とした上で、サビには♪〜絶対(ぜったい)ワンピース〜♪や♪〜前進(ぜんしん)あるのみ〜♪と記したように、「ぜ」と「ぜ」が言葉として続く流れを作っていること。あと、驚いたのが『ウィーアー!』も『ウィーゴー!』も、歌詞が先にあった楽曲だったということ。

−−いろんな遊び心や隠し技がてんこ盛りじゃないですか。きただにさん自身、「ぜ」を続けて歌うのって、かなり難しくなかったですか?!

あれは、正直しんどいです。サビへ入る前に一度ブレスポイントを置き、そこから一気にサビまで歌いあげてゆくんですけど。サビで大爆発していくように、ただ真っ直ぐ力強く歌いあげていけば良いのではなく、一度、感情や声の張りを落としながら、一気に弧を描くように力強く駆け上がって歌うことを要求される。サビでいかにノリノリでパワフルに弾んだ表情を出していくか、そのために、どう息を残してゆくかなどの表現は、かなり難しかったです。

『ウィーアー!』も『ウィーゴー!』も真っ直ぐな歌。

−−さまざまな想いを内包したうえで完成した『ウィーゴー!』ですが。ファンにとっては「待ってました!!」「これぞ「ONE PIECE」のテーマ曲」と胸張って言いたくなる楽曲になりました。

そう言ってもらえることは、本当に嬉しいこと。『ウィーアー!』も『ウィーゴー!』も「これぞアニソン!!」と言いたくなるくらい、いい意味で暑苦しくもわかりやすい。しかも、真っ直ぐな歌になりましたからね。

−−きただにさん自身、真っ直ぐで熱い楽曲の似合う方ですからね。

そう(笑)。アニソンって、もともと暑苦しさを持っているものだし、俺的には天職だなと思っています。とくに『ウィーアー!』を歌った頃なんて、アニソンを歌うこと自体が初めてだったこともあって、まだ真っ白な。それこそ“ピュア”な気持ちのみをぶつけながら歌っていた。そのときに感じたんですよね。「アニソンを歌うときには、ピュアな気持ちをぶつけてゆくことが何よりも大事なことなんだ」ということを。その気持ちは、今でも大切にしています。

−−きただにさん自身も、ピュアな方なんですか?!

歌うときは、ピュアな気持ちにリセットします(笑)。今でも気持ち的には、少年のような感覚だし。アニソンを歌う以上、そこはずっと忘れちゃいけないことだと思っていますから。

こちらの2曲は聴き比べると楽しいと思いますよ。

−−嬉しいのが、2曲目に『ウィーアー! for the new world』という、新たにレコーディングをした『ウィーアー!』を入れていること。

今回、12年ぶりに『ウィーアー!』を歌い直しました。面白いのが、この12年間、世界中のいろんな人たちの前で何千回と『ウィーアー!』を歌ってきたわけじゃないですか。それもあって、音符の長さを自分なりに変えていたり……。歌詞も♪〜you wanna be my friend〜♪の最後を♪〜friends〜♪に変えてたり。いろいろ自分なりに、知らぬ間にアレンジしていたことなんです。その違いを、今回レコーディングしていく中、公平さんに指摘されて気づいたというか。だけど公平さんも「これはもうきただにの歌になっているものだから」と、そこは認めてくださいました。でも「作家としてはこれは許せない」と、直されたところも何ヶ所かありましたけど(笑)。「friend」を「friends」に歌っていたのは、大勢の人たちを前にして歌っていたことで自然にそうなっていたんだろうなと、指摘されて、自分でもそう感じたことでした。

−−だけど、それが「歌が成長していく」ということですもんね。

そうだと思います。さらに今回は、12年前の『ウィーアー!』では、きらびやかな女性コーラスがのっていたところを、全部、自分のコーラスで詰め尽くしました。ギターの音も、ディストーションがすごく効いているように、よりロックな感じの『ウィーアー!』にしていきました。なので、12年前の『ウィーアー!』と、今の『ウィーアー! for the new world』を聴き比べるのは楽しいと思いますよ。

−−まさに…。

12年経った今のきただにひろしだからこそ出せる『ウィーアー!』を、ぜひ、みなさん聴いてください。

「残っていく音楽」

−−まさに『ウィーゴー!』は「これぞアニソンのあるべき姿」を持った楽曲になりました。

大人だけのためのアニソンではけっしてない、子供たちの心に残り続けていくような。今の子供たちが、きっと大人になったときでもずっと覚えていられる、そんな楽曲が生まれました。アニメソングって、子供たちが初めてちゃんと聴く音楽だったりもするじゃないですか。そういう「残っていく音楽」として。『ウィーアー!』も『ウィーゴー!』も、そこを大切にして生まれた曲たち。ましてアニメやアニソンは常に、学校では教えてくれない、友達をいじめちゃいけないとか、仲間は大切だということを教えてくれる存在。この曲たちも、そうやってずっと歌い継がれていったら嬉しいですね。

−−最後に、きただにさんにとって今回の作品は、どんな1枚になりましたか?

10月から始まったアニメの「新章」を彩るに相応しい、これからいろんなことが起きていく麦わら海賊団のワクワクドキドキの冒険を、しっかり後押し出来る楽曲に仕上がったので。あとは、みなさんにお預けします!!

TEXT:長澤智典

(C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

 
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