いよいよまもなく公開される「劇場版 忍たま乱太郎 忍術学園 全員出動!の段」。原作者・尼子騒兵衛先生、乱太郎役・高山みなみさんと続いたリレーインタビュー第3段(弾)は、きり丸を演じる田中真弓さんです。
18年間主題歌が変わっていないんです!
『劇場版アニメ 忍たま乱太郎 忍術学園 全員出動!の段』3月12日(土)より全国ロードショー!
原作:尼子騒兵衛「落第忍者乱太郎」(朝日新聞出版刊)
監督:藤森雅也/ 脚本:浦沢義雄
声の出演:高山みなみ 田中真弓 一龍斎貞友 他
制作:総合ビジョン/アニメーション制作:亜細亜堂
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)2011 アニメ版「忍たま乱太郎」製作委員会
◆作品概要
夏休みが終わり、忍たまたちが忍術学園に登校してきた。乱太郎、きり丸、しんべヱが一年は組の教室に行ってみるとそこは大騒ぎ。喜三太がいない。手違いで六年生の宿題にあたってしまった喜三太。その内容は「オーマガトキ城主のふんどしをとれ」だった。オーマガトキ城は合戦の真っただ中。学園長の号令で喜三太を救出に向かうことになった忍術学園の面々、全員出動!
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■関連リンク
公式サイト
リレーインタビュー第一段『原作・尼子騒兵衛』
リレーインタビュー第二段『乱太郎役・高山みなみ』 |
−−きり丸を演じ続けて、まもなく19年目を迎えようとしています。気がついたらライフワークになっていたという感じでしょうか?
そうですね。「忍たま乱太郎」の収録が始まったばかりの頃、まだ子供が小さくて、よく収録スタジオへ連れてきていたんですね。その子が今や24歳!この間、久しぶりに「忍たま乱太郎」の収録現場へ来たんですが、「えっ、もう24歳?!」と、みんなも驚いてました。
−−今や、親子二世代で楽しんでいらっしゃる方も多い作品です。
自分も子供と一緒に観ていた立場だったんですけど、何が嬉しいって、主題歌が変わってないんですよ。唄う人は変わっても、主題歌の『勇気100%』はずっと変わらない。今のアニメって、頻繁に主題歌が変わるじゃないですか。もちろん変わる良さもあると思うのですが、主題歌が変わらず歌い継がれているのが、「忍たま乱太郎」の魅力のひとつだと思います。私は仕事柄、幼稚園に行ったりしているんですけど、子供たちに人気の高いアニメの最新主題歌を一緒に唄おうと思っても、みんなに「また変わっちゃったから、覚えてない」と言われることが多いんです。その点、『勇気100%』はみんな知っていて、いつも一緒に歌えるんですね。それが嬉しいんです。それに、改めて『勇気100%』の歌詞を読むと、ホント良い内容なんですよね。
「絶対に大丈夫!」という確信
−−「劇場版アニメ 忍たま乱太郎 忍術学園 全員出動!の段」は、劇場版アニメとしては15年ぶりの作品になります。
15年前に上映した「映画 忍たま乱太郎」のときは、「テレビで連日流れている作品だから、わざわざみんな劇場まで足を運んでくれるのかな?」「一週間に1回放送のアニメと違い、「忍たま乱太郎」は毎日放送しているから、テレビだけで、みんな満足しちゃわないかな?」という心配があったことを覚えています。でも今回に関しては、18年間以上も放送し続けている人気作品ですから、「絶対に大丈夫!」という確信を持っています。
−−その気持ち、同じく感じています。
テレビのレギュラー放送は、1話完結がだいたいなんですけど、たまに長い物語もあって、10分間の放送で2週間かけてやったりすることもあるんですよ。そうするとたまに「見逃しちゃった」という回が出てきたりもするじゃないですか。だけど劇場版の場合、そういう心配をすることなく、一気に観れますからね。
−−今回は、物語的にも、非常に色濃く展開していきますからね。
そうなんです。しかもキャラクターたちが、みんな個性的で面白いんですよ。尼子先生のキャラクター作りは、本当に面白い。そのキャラクターを観ているだけでも、「もう出落ち?!」っていうくらい面白いし、笑えちゃうんです。
−−今や、相当な数のキャラクターたちが、物語には登場しています。
今回の「劇場版アニメ 忍たま乱太郎 忍術学園 全員出動!の段」にも、数多くのキャラクターたちが登場していますけど、それでも、私の大好きな大黄奈栗野木下穴太さんが出てなかったりなど、まだまだ強烈なキャラクターたちが存在しているんですよね。
大きな嘘と小さな嘘
−−「劇場版アニメ 忍たま乱太郎 忍術学園 全員出動!の段」が舞台にしたのは、「戦(いくさ)」巻き起こった戦乱の風景。けっこう、シリアスな雰囲気でスタートしつつも…。
いつもの“らしい場面”は、しっかり登場してきます。「忍たま乱太郎」自体、もともとコメディ作品ですので、ちゃんと笑えるお話になっています。と言っても、「忍たま乱太郎」という物語の背景自体が、戦乱巻き起こる室町時代のお話ですし、私の演じているきり丸だって、戦争で親を亡くした戦争孤児。しかも、名字も名前もわからぬ、たまたま摂津にいたから、“摂津のきり丸”と名付けられたという背景があります。だから、各キャラクターの設定だけを捉えたら、かなり暗い部分を持っているですね。だけど、あえてそこを表に出すのではなく、笑える面白い部分を前面に出しながら描いている。そこがまた、いいんですよ。
−−「忍たま乱太郎」の場合、リアルな歴史設定をきっちり認識し、史実に照らし合わせたうえで描きあげていますからね。
そこは、きちんとしていますよね。原作者尼子先生の「大きな嘘は付くけど、細かいところでの嘘や曖昧さは一切ない」というポリシーは守られています。
−−その、大きな嘘というのが、楽しさを描き出しています。
そうなんです。室町時代と江戸時代の違いなど、そこの棲み分けはハッキリと描いています。それこそ、大きな嘘として、洗濯機やパソコンが出てきてもいい。そういう、子供でもはっきり嘘とわかることなら、嘘として描いても楽しめるんです。ただそこへ、時代的に曖昧な表現や史実と異なる作法などを書くのはNGにしていること。そうして歴史を変えたり、曖昧に混ぜ合わせるようなことは一切してないところが、この作品のこだわりであり、面白い見どころなんです。
見所はミュージカル?!
−−田中さんから見た、「劇場版アニメ 忍たま乱太郎 忍術学園 全員出動!の段」の見どころ。それも、ぜひ聴かせてください。
オススメしたい見どころは、一カ所ミュージカルのようになる場面が出てきます。合戦を舞台にしているような大変な環境の中、いきなりミュージカルとなって物語が描かれていくんです。そこが面白いし、大好きな場面なんです。それと、各自のキャラクターへの焦点の当て方が、本当に面白いです。そうそう、今回は、きり丸のソロもありますから、そこも見どころです!ぜひ劇場まで足を運んで確認してください。
−−各キャラクターの個性も、けっこう見えてくる感じですか?
どれも濃いキャラクターばかりなので、ちょっと出てきただけでも爆笑を取れる人たちばかり。そこも、ぜひ楽しんでもらいたいですね。
−−最後に、田中さんから、改めてメッセージをお願いしたいのですが。
「忍たま乱太郎」がここまで長く続いてるのも、みなさんの応援のおかげです。今後とも、親子二代とは言わず、三代、四代と応援し続けてください!
TEXT:長澤智典
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