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近藤佳奈子「Pandora」リリース

7月1日に、近藤佳奈子さんの初ミニ・アルバム『Pandora』が発売になる。中には、彼女がノエル・ヴァーミリオン役を演じている2D格闘ゲーム「BLAZBLUE CONTINUUM SHIFT」の挿入歌『Pandora Tears』も収録。ゲームも同日発売になるので、ぜひ合わせて楽しんでいただきたい。もちろん、近藤佳奈子さんもパーソナリティの一人として登場中の「こちら わい×うい放送部」も絶賛放送中。8月10日(パレットの日)には、彼女が参加していた伝説のユニット“Pallet”が1日だけの復活コンサートを恵比寿LIVE GATEで実施。まずは、気になる『Pandora』の魅力からお伝えしよう。


“唄いあげるロック系な曲調”が好きなんです

ミニアルバム『Pandora』
近藤佳奈子
2010.7.1 On Sale
1,575円(税込)
GNCA-7154
PCデスクトップアクセサリー付
【初回特典】描き下ろしノエルオリジナルステッカー


01.Pandora Tears(BLAZBLUE CONTINUUM SHIFT挿入歌)
02.One more chance
03.泡音
04.Never dream
■関連リンク
近藤佳奈子ブログ「お気楽ぱんだ」

−−7月1日に発売になるミニ・アルバム『Pandora』。じつは、近藤佳奈子名義では初のオリジナル作品になるそうですね。

そうなんです。これまでPalletなどユニットという形や、キャラクターソングなどを通し、CDを出してはいましたが、個人名義としては初めてなんです。以前から、近藤佳奈子として作品を出すことが夢だったので、ついに今回夢が叶いました。

−−やはり近藤佳奈子名義になると、意識も変わります?

作品制作へ向う意識は、どんな作品だろうと変わらないのですが、近藤佳奈子という名前で出すことへの責任感はずっしり感じています。さらに今回は、自分の作品ということもあって、選曲へも参加させていただけたし、みずから歌詞を書いたりなど、より深く作品作りへ関われたことも、大きなことでした。

−−『Pandora』を制作するに当たり、どんなことを心がけました?

ミニ・アルバムを作るきっかけとなったのが、「BLAZBLUE CONTINUUM SHIFT」の挿入歌『Pandora Tears』を歌ったことからなんですね。この『Pandora Tears』、ロックテイストの強い楽曲なように、「ミニ・アルバムも全体的にロックな色を持った作品にしよう」というところから、制作が始まりました。

−−これまで歌ってきた世界観からは、ガラッと変わりましたもんね。

Palletやキャラクターソングなどを含め、これまでは“可愛らしい楽曲”が多かったんですけど、『Pandora Tears』はロック調な作品。じつはわたし自身、この手の“唄いあげるロック系な曲調”が好きなんです。だから今回は、素の近藤佳奈子が好きなタイプの楽曲が並んだ作品になりました。唄い方も、これまでの近藤佳奈子の姿とは違う表情をいろいろ味わえると思います。

−−冒頭を飾った『Pandora Tears』に触れた時点ですでに、感情を昂らせるよう熱く唄いあげてゆく歌が、印象深く耳へ飛び込んで来ましたからね。あの表情が、とても魅力的でした。

ミニ・アルバムの『Pandora』、ゲーム「BLAZBLUE CONTINUUM SHIFT」の世界観が好きな方はもちろん。ロック好きな人でも、きっと喜んでくれる作品になったと思います。

テーマは「心の壁を壊しながら前へ進んでゆく」という力強い想い

−−『Pandora』の1曲目を飾った『Pandora Tears』では、みずから作詞も担当しています。

わたし自身、ヒロインのノエル・ヴァーミリオンを演じているので、彼女の心情はよぉ〜く知っています。それもあって、ゲームのプロデューサーの方から「こういう感じで想いを書いて欲しい」という要望を受け、そのうえで、ノエルの心情とわたし自身の感情をリンクさせながら、『Pandora Tears』の歌詞を書きました。

−−とくに心がけたテーマ性があったら、教えてください。

この歌のテーマに据えたのが、「心の壁を壊しながら前へ進んでゆく」という力強い想いでした。それは、ノエルやわたし自身が求めていきたいテーマ性でもあったんです。

−−「心の壁を壊しながら前へ進んでゆく」ですか。

「弱かった自分を全部認めたうえで、目の前にある壁を壊しながら、新しい未来へ向かい進んでいこう」という想いを、一番二番サビの繰り返しなどすべてに表現したつもりです 。ゲームでは、ちょっとしか流れませんが、わたし自身は、全体を通して一つの物語として描きあげたので、最初から最後まで通して聴いていただくことで、この物語を、より深くみなさんに知っていただける内容になっています。だからこそ、ぜひゲームと合わせて、この歌も楽しんでいただきたいです。

−−「弱い自分を壊してく」というのは、普段の佳奈子さんにも繋がる意識なんですか?

わたし自身、ノエルとよく似ていると言われます。ノエルは、弱い自分を隠してるし、自分の意見をハッキリ言えなかったり、自分を捨ててまで人のために頑張ってしまう性格なんですね。だけどこの『Pandora Tears』では、「そうやってみんなのために頑張る“キミ”のことをみんなもわかってくれてるんだから、自分を犠牲にしなくてもいいんだよ。自分のすべてを認めて歩んで行こう 」という感情も含んだうえで、未来へ進んでゆく想いを書き記しました。

−−普段の佳奈子さんって、意外と引っ込み思案なんですか?

話し手よりも聞き手にまわることが多いですね。もちろん、自分の意志は持っているんですけど。人の話す言葉へ、「そうだよね、そうだよね」と頷くことが多いせいか、「今日のわたし“うん、そうだよね”しか言ってない!!」ってことが、意外と多いんです(笑)。でも世の中には、「聴いて欲しい子」もいるので、その辺は相手を見極めながら…かなと思っています。

−−だって、主張するときは、しっかり主張してますもんね。

そこは、TPOをわきまえてると言いますか。出るべきときに出ていかないと、自分の意志が伝わらなくなりますから。

あきらめずにがんばってトライして欲しいんです!

−−『Pandora Tears』は、歌始まりの力強さの出た楽曲に仕上がりました。

もぅ、息付く暇なくね(笑)。これまでの歌にはなかったメロディーラインと言いますか。楽曲制作してくださった石渡太輔さんは、「BLAZBLUE」シリーズや「Guilty Gear」シリーズなどの楽曲を制作していらっしゃる方。じつは石渡さんが、初めて“歌物曲”として書いたのが、この『Pandora Tears』なんです。だからこそ、普段の歌物楽曲とは違うテイストもいろいろ折り込んでいるよう、ある意味音楽界にセンセーショナルな風を吹き込んでゆく楽曲にもなったと思います。

−−佳奈子さんも、力強く熱唱しています。

わたしも、歌っていくうちに気持ちが昂ってました。しかも、唄い終わるとスッキリする爽やかさもあったり。この曲、みんなで拳振り上げ、頭を振りながら、ライブで楽しんでゆくに相応しい曲調の歌にもなっています。

−−続く『One more chance』は、開放的かつ明るい表情を持った歌になりました。

サウンドのベースにはロックなスタイルがありながらも、とても可愛い感じの楽曲なんですね。こういう遊び感覚を持った曲と言いますか、可愛らしいアイドル・ソングのようであり、でも、しっかりロックのテイストを活きたポップロックな楽曲も、作品を彩る要素として入れたいなと思い、収録を決めました。

−−歌唱面でも、けっして熱くロックな…という感じではないですもんね。

そうなんです。歌唱面では、あまりロックロックし過ぎないようにと言いますか。ちょっと可愛らしい感覚も入れながら、唄いました。ただ歌詞がねぇ、歌ってて照れちゃうんです。

−−えっ、そんな照れちゃうような内容でしたっけ?

『One more chance』は、恋に臆病になっている人たちに、少しの勇気を持ってもらいたいという内容なんです。恋愛だって、そこであきらめてしまったら絶対に終わってしまう。だからこそ「もう1回、one more chanceを!!」という気持ちを持ちながら、がんばってトライして欲しい」という内容になっています。

−−佳奈子さんも「one more chanceを!!」と思うとき、日々の中にいろいろとあります?

バーゲンセールで欲しいものが無くなっていたときに、「もう1回、あの品物を出してください」と思ったり(笑)。寝坊をしたときに、「時間よ戻れ」と願ったり(笑)。日々の中、「もう1回だけチャンスがあれば」と思うことって、けっこう多いと思います。とくにわたし、引っ込み思案な性格なので、「次のチャンスがあったら、もっと積極的に、前向きに」と思ってしまうことも多いですね(笑)。

『Pandora Tears』と『Never dream』は想いの連動しあった歌

−−『泡音』は、心に染み入るバラード歌になりました。

まさに、ロックバラードになりました。初めてこの歌詞を読んだときは、素直に涙が出てしまったくらい、すごくいい詞なんです。だから、「わたし、どれくらい気持ちを込めて歌えるんだろう?」という心配もあったんですけど。完成した楽曲を作詞家の方に聞いていただいたら、「まさにイメージ通り!」と言ってもらえたので安心したし、すごく嬉しかったです。

−−そこまで、グッと心揺さぶる想いがあったんですね。

グッとくるものがありました。この『泡音』、好きな人のことを想っているのに、なかなか叶わなくて…という"失恋ソング"なんです。ただ、歌詞に関しては恋愛だけに限らず、日常生活の中上手くいかないことがあったときの気持ちにも置き換えられるよう、唄うときもソッと優しく唄いかけるロック・バラードとして表現しています。ある意味、子守歌的な感じもあるかと思います。

−−そして最後は、ロックなテイストあふれた『Never dream』です。

『Never dream』も、『Pandora Tears』同様にわたしが作詞を担当しました。と言うのも、『Pandora Tears』では「よし、明日に向って頑張ろう!」と歌ったけど、あくまでもスタートラインに立ったことを歌っているわけで、むしろ、そこから未来へ向けて走っていく過程のお話も、わたしはしっかり伝えていきたかったんです。だからこそ『Never dream』の中へわたしは、「明日に向って頑張ろうと決めたけど、悩みが発生し、挫けそうになった。でも、挫けちゃいけないんだよ、前を向いて進んでこうよという想いから、たとえ過去にどんなことがあろうと、けっしてあきらめちゃいけない。いろんな人たちが応援し、支えてくれてるんだから、その気持ちを忘れずに頑張ろう」という気持ちなどを、この『Never dream』に入れたわけなんです。

−−『Pandora Tears』と『Never dream』は、連動していたんですね。

『Pandora Tears』では、難しい言葉や比喩的な表現なども使っていますけど、『Never dream』では、わかりやすい単純な言葉を用いながら、誰にでもすごく理解してもらえるようにと心がけながら書いていますので。ぜひ、連動して聴いていただけたら嬉しいです。

佳奈子さんって、理想のお嫁さんタイプじゃない?

−−4曲とはいえ、その中には、本当にいろんな想いを凝縮しているんですね。

じつはこの4曲には、隠された裏テーマもあるんです。それこそ『Pandora Tears』は、「パンドラ」という神話を元に書いた歌です。他の3曲もそれぞれ別の物語をモチーフに書いたので、その物語をさがして聞いてみると、より深く楽曲の世界観を楽しめると思います。

−−ジャケットも素敵ですよね。

このジャケット、「BLAZBLUE」のプロデューサーであり、キャラクターデザインも行ったモリトシミチさんの描き下ろしによる、ノエルのイラストなんです。しかもジャケットには、ノエルとわたしが向かい合っているよう、互いがシンクロしてゆく様も描き出されています。

−−ホント、2人が同化していくようですね。

本当に綺麗なイラストですからね。

−−ところで、ノエル・ヴァーミリオンって、具体的にどんな性格の子なんですか?

ノエルは、「人が幸せになれるためにすごく頑張れる子」。人見知りで引っ込み思案で、自分の意見もなかなか言えなくて。でも、人のためなら強くなれるし、友達のことだってとても大切に思っている。だけど、自分自身のことがよくわからず、それで悩んでしまうんだけど、けっしてその姿を人には見せることなく、いつもただただ笑顔で友達の側にいる。。。ときには、自分自身を犠牲にしてしまうんですけど、むしろ、その一生懸命さこそが彼女の魅力なんです。しかも、ノエルの生い立ちにも、いろんな秘密が隠されていたり。

−−その性格って、まさに普段の佳奈子さんそのまんまですね。

そうかもしれませんね(笑)

−−ノエルとの違いもあるんですか?

ノエルは料理がとても苦手なんですけど、わたしは料理は得意ってことくらいかな?

−−話を聞いていると、佳奈子さんって、理想のお嫁さんタイプじゃないですか?

それ、小学生の頃によく言われました(笑)。「佳奈子が絶対一番最初に結婚するよ」と言われつつ、いまだにその気配はまったくないですからね(笑)。

−−完成した『Pandora』、あらためてどんな1枚になりましたか?

今のわたしのいろんな想いを詰め込んだ1枚になりました。完成へ至るまでにも、いろんな苦労がありましたが、完成したときは、まるで自分の子供が生まれたくらいにすごく嬉しかったです。だからこそ、ぜひ、みなさんの手で、生まれたばかりのCDを取り上げていただけたらと思ってます。

−−7月18日には、イベントもあるそうですね。

AKIHABARAゲーマーズ本店で、レコ発イベントをやらせていただくことが決定しました。その場でぜひ、わたしにCDを聴いての感想を聞かせてください。もちろん、ブログやTwitterを通してでも大丈夫ですので、ぜひ、いろんな感想の声を、わたしに届けてもらえたら嬉しいです。

前向きになってもらえる1枚になったと思います!

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−−「こちら わい×うい放送部」も、放送がスタートして半年が経過しました。

この「こちら わい×うい放送部」を通し、一度挫折したギターをあらためて教えていただいてますし、なによりも、パーソナリティのみんなと一緒に番組を作っていくことが、とても楽しいんです。今後番組がどんな風に展開していくのか、そこはわたしたち自身も楽しみにしています。出来ることなら、「こちら わい×うい放送部」としてのイベントを開催し、そこでオリジナル歌や演奏を披露したいですね。とくにわたしと酒井香奈子ちゃんはギターを担当しているので、ツインギターでみなさんの前で演奏を披露できたら嬉しいなとも思っています。なので、番組の動きからも、目を放さずにいてください。

−−8月10日には、恵比寿LIVE GATEを舞台に、Palletが1日だけの復活を果たします。

Pallet自体は、07年3月に解散したユニットです。その際に一応、解散ライブを演ったとはいえ、フルメンバーではできなかったんですね。どこか心残りな面が4人全員の中にあったんですが、今回ついにオリジナル・メンバーで、パレットの日に当たる8月10日、それぞれが未来へ前向きに進んでいけるようにとの想いのもと、今回の卒業ライブを企画しました。昔から応援してくださってる方々には、懐かしい想いを感じていただきつつ、今回初めて触れる方でも楽しめる内容にしていくので、ぜひ楽しみながら、4人それぞれの旅立ちを瞼に焼き付けてください。

−−楽しみにしています。じゃあ最後に、読者の方へメッセージお願いします。

この『Pandora』には、「BLAZBLUE CONTINUUM SHIFT」の挿入歌『Pandora Tears』をフル・バージョンで収録。他の3曲には、今の近藤佳奈子の想いが詰め込まれています。発売日に当たる7月1日と言えば、進学や就職など、新しい道へ歩み始めた人たちにとって、あらためていろいろ自分の選んだ道に対して考え込んだり、思い悩むことが出てくる頃だとも思うんです。そういう人たちが聴くと、改めてスタートを切ろうとした頃の気持ちを思い出し、前向きになってもらえる1枚になったと思います。ぜひ、今の近藤佳奈子の想いを、この『Pandora』を通して受け止めてもらえたら嬉しいです!

TEXT:長澤智典

 
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