
キッズステーションで放送中の「アニぱら音楽館」。同番組内で、アニソン界の大御所、水木一郎氏のデビュー40周年を記念した番組を制作。“雄叫びの章”(2008年11月25日初回放送)“道の章”(12月9日初回放送)と、今回は2回に分けて放送。その収録を終えたばかりのメンバーたちを、直撃してきました。
参加者:水木一郎、影山ヒロノブ、遠藤正明、YOFFY(PSYCHIC LOVER)、IMAJO(PSYCHIC LOVER)、近江知永
いつの時代にもある水木アニキの歌声は色褪せない!
●アニぱら音楽館Z〜水木一郎40thスペシャル〜
雄叫びの章(#1)
■初回放送日時
11月25日(火)24:30〜
■リピート放送
11月30日(日)27:30〜
12月2日(火)24:30〜
12月6日(土)29:00〜 他
道の章(#2)
■初回放送日時
12月9日(火)24:30〜
■リピート放送
12月13日(土)29:00〜
12月16日(火)24:30〜
12月20日(土)29:00〜 他
■関連リンク
・アニぱら音楽館公式サイト(キッズステーション)
・水木一郎公式サイト
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−−興奮冷めやらぬ収録直後ですが、さっそく感想をいただけますか?
近江知永さん(以下 近江):私の兄がものすごいアニメソング好きで、水木さんや JAM ProjectのCDをたくさん持っているんです。その兄に、今回の収録のことを話したら、ものすごく喜んでいました。今日は、兄のぶんまで水木さんの歌を堪能できて嬉しかったです!
IMAJOさん(以下 IMAJO):「アニ音」の収録で、これだけの曲数(全18曲)を生演奏でやったのは初めてのことでした。事前リハーサルをしながら、それこそメドレーなど「ここは、こうしよう」など、がっつり煮詰めてアレンジしていきましたからね。
影山ヒロノブさん(以下 影山):事前リハーサルを演ったのは、初めてじゃない?
IMAJO:通常のテレビ収録用に当日以外のリハーサルを演ったのは初めてのことでしたね。水木さんは楽曲が40年間に渡ってますから、昔と今とではサウンド面もだいぶ違うんです。今なら機械に頼るところを、昔は生演奏で演っていたんだということを発見できたり。それって、水木さんならではのことだと思うんですよね。
水木一郎さん(以下 水木アニキ):昔と今の音楽の違い!良いこと言ってくれましたねぇ。
IMAJO:そこが、すごく新鮮で勉強になりました。ありがとうございました!
YOFFYさん(以下 YOFFY):こんなに“生で立て続けにテレビサイズの楽曲を聴ける”ことが初めてだったんで、それがすごく新鮮でしたね。そして、いつの時代にもアニキの歌声があるよう、どんな時代の楽曲を聴いても色褪せてないというのがすごいですよね。
遠藤正明さん(以下 遠藤):アニキの歴史の中の断片だけを取り上げてもなお、2回に渡ってこの量というのがすごいことだなと思いました。今回、ぜひアニキの曲の中でも受け継ぎたい歌として『アクマイザー3』を唄わせていただきました。アニキの曲は、唄っていても気持ちいいんですけど、聴いてて気持ちいい歌がいっぱいあるなというのを今日あらためて感じさせられました。
影山:「アニぱら音楽館」は、アニソンがメインになっている番組ということで、そういう人たちが番組に遊びに来てくれるんですけど、その番組を通して、アニキの人生の中でも大きな節目の年に、スペシャルなお祝い番組を作れたことが、何よりも光栄なことですよね。今回の番組制作に関しても、アニキはゲストという枠を越え、プロデューサー的なスタンスでも参加してもらいました。視聴者の皆さんにも、アニキの意気込みや自由な感じが伝わる番組になったと思います。
「視聴者として観ても楽しいんだろうなぁ」と思いました
−−水木のアニキと一緒にセッションしてみてどうでした?
近江:ずっと視聴者として耳にしてきた立場だったので、一緒に歌わせていただけたのは本当に信じられないことと言うか、水木さんを筆頭に、レギュラー・メンバーみんなで『マジンガーZ』を唄えたのは、すっごく嬉しかったです。
YOFFY:水木さんの歌を初めて聴いたのは、確か『マジンガーZ』だったと思うんですけど、あの頃から水木さんの名前の後ろには、コオロギとか森の木とかいろんな名前がくっついてて、あれは一体何者なんだろう?と思っていましたが、今回一緒に歌わせていただき、その方たちの存在の重要さも知ることが出来ました(笑)
遠藤:こうやってじっくり一緒に歌えるのは、JAM Projectで一緒に演ってたとき以来のこと。こういう機会じゃないと、なかなかアニキとはセッション出来ないので、歌っていてすっごく楽しかったです。
−−今回演奏したのは、視聴者のみなさんから募ったリクエストで上位に選ばれた楽曲たち。それをセッションしたのも、番組の嬉しい見どころになりました。
遠藤:僕も唄いながら、「これ、視聴者のひとりとして観てても楽しいんだろうなぁ」と思ってましたからね。
影山:僕もデビューから30年ちょっと経つとはいえ、僕自身も『マジンガーZ』や『超人バロム・1』は子供の頃からリアルに観ていた世代なわけですよ。もう48歳にもなる人間が、子供の頃に観ていた番組の中で唄っていた人と今共演できるというのは、ものすごいこと。それくらい、40年という歴史はハンパなくすごいことだなと感じます。番組の中ではあんまり言えなかったけど、同時期にこの業界へ入ってきた人たちの中でも、実際残ってる人たちのほうが少ないと思うんですよ。そういう面でも、あらためてアニキのすごさを感じたセッションでした。
−−みなさんの中での、ベストソングもぜひ聞かせてください。
近江:わたしは『ルパン三世 愛のテーマ』です。ノリノリな楽曲も好きなんですけど、バラードだと、またひと味違う水木さんの表情が観れるから、大好きなんです。
YOFFY:バラードだったら『ムーへ飛べ』(ムーの白鯨OP)。アップテンポだったら、『ゲームセンターあらし』の歌かなぁ。
遠藤:番組内でも言ったんですけど、僕が持ち歌として欲しいのが『サバンナを越えて』(ジャングル大帝(新)OP)や『キャプテンハーロック』。ホント名曲だと思います。
影山:僕は、1位が『キャプテンハーロック』で、2位が『サバンナを越えて』。これらの歌って、自分の中では数少ない“心に染み入る”曲たちですから。
遠藤:まさに、“心の染みソン”だね(笑)
浮気することなく自分の大好きな道を生きてこれた!
−−影山さんから、みなさんを代表して、水木さんへの40周年お祝いのメッセージをお願いします。
影山:昔はアニソンを歌っていると、「マンガの歌」とかすごくバカにされたんですけど、アニキとか堀江美都子さんなど、アニソンが生まれたときから歌っている“第一世代”や、その当時からのアニメファンの方々が、世間から市民権を得てない環境の中でも頑張り続けてきた。そうやって底上げしてきたアニキたちの業績を、俺みたいなすぐ下の世代の後輩や、近江ちゃんのようにこの業界へ入って間もない人たちは、絶対に忘れちゃいけないことだと思うんですよね。いろんな世間の目と戦いながら「アニメソング」の世界を切り開き続けてきたパイオニアたちのことを、僕らは絶対に忘れちゃいけない。僕らも、アニキとはまた違った演り方かも知れないけど、その精神を受け継ぎながら演っていかなきゃと、あらためて痛感しました。いい意味で、これからもアニキには自由にやって欲しいし、できれば80歳や90歳になっても「マジンガーゼェェェット!!」と叫び続けていてもらいたいですよね。 それと、アニキはいつも頑張りすぎるんで、ちょっとくらい気を楽に持って演ってもらいたいと思っています。そう言ってもアニキのことだから、気合いを入れて何事も演っていくんでしょうけどね(笑)
−−その言葉を受け、水木さんお返しの言葉をお願いします。
水木アニキ:本当に嬉しいのひと言です。今回40周年を記念した番組を作ってくれたこと。それに対して、年代別に視聴者の方からリクエストを取っていただいたこと。本当にいろんな方たちが一緒になって僕の40周年に参加してくださったことが、ホント嬉しかったです。 ここで、苦節40年なんて話をしてもしょうがないのでやりませんが(笑)。ただただ「自分の大好きな道を浮気することなく、音楽一本、歌一本で生きてこれた」というのは、非常に珍しいことだなとは自分でもすごく思います。まぁ来年には、堀江美都子も40周年を迎えますし、40周年に向かって走り続けている影山ヒロノブという後輩も、僕の後ろにはいます。その後ろにだって、まだまだたくさんのアニメソングの担い手たちがいます。今回、長い時間に渡っての収録になりましたが、全然疲れてないです。以前1000曲ライブを演ったときも、終わったあと僕一人ではしゃいでいたくらい(笑)。だから、これまで疲れを感じたことって一度もないんですよ。それは、いろんな人たちからエネルギーをもらい続けているから出来ること。それが、素晴らしいことだとも思っています。 これまでなかなか認められず悔しいからって、何かに溺れることもなく、ただただ「歌が好き」で、「唄うことが楽しく」て、ここまで続けることができた。そんな僕の歌ってきた楽曲たちを聴いてきた子供たちが成長し、今僕を支えてくれている。そうやって水木一郎が40周年を迎えられたというのは、僕にとっては一番の宝物です。今回の番組は、自分の中でも永久保存版にしておきたいですし、次もし許されるのであれば、「道夢(どうむ)」というタイトルで50周年ライブを演ってみたいですね。
−−最後に、視聴者へのメッセージをお願いします!
水木アニキ:番組に寄せられたみなさんのメッセージは、全部目を通させていただきました。小学生から僕と同じくらいの年代の方々まで、一つ一つ読んでいくうちに、「自分は正しい道を進んでこれたんだな」というのを感じることを出来たのがとても嬉しかったです。この番組によって、日本のアニメ文化が世界中の人たちにしっかり認めてもらっていることを実感できましたし。来年、堀江美都子や串田アキラが40周年を迎えるよう、バトンタッチをしていく一つの番組になれたことも良かったと思っています。もちろん、その後に続く後輩シンガーたちの糧としても、この番組が力添えしてくれたら嬉しく思います。ぜひ、多くの方にご覧いただきたいですね。
TEXT:長澤智典
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