エキサイトアニメトップ > インタビュー > 佐藤ひろ美×池田森=『生きる』…制作秘話!

エキサイトアニメ独占インタビュー


5サイト連動リレーインタビュー第1弾「げっちゅブログ」にて、佐藤ひろ美×藤間仁=『アンバーワールド』の魅力を語り合いました。今回、エキサイトアニメでは、『アンバーワールド』のC/Wに収録になった『生きる』を取り上げました。 佐藤ひろ美さんが対談した相手は、『生きる』の原曲アーティストであり、作家としても活躍されている池田森(しげる)さん。この日の取材でのひろ美さん、何度も何度も大粒の涙を流しながら、胸に秘めた熱い想いを語ってくれました。お互い“想いの丈”をぶつけあった今回のインタビュー、じっくりと読んでください。
そしてこのリレーインタビューは、Galge.com・電撃萌王ブログ・アニメイトTVへと続いていきます。今後の掲載も楽しみにしつつ、『生きる』を感じてください。

>>佐藤ひろ美 リレーインタビュー第1弾!〜げっちゅブログ篇〜 はコチラ
>>佐藤ひろ美 リレーインタビュー第3弾!〜Galge.com篇〜 はコチラ
>>佐藤ひろ美 リレーインタビュー第4弾!〜電撃萌王ブログ篇〜 はコチラ



聴いていて涙が出てくるほどの感動を覚えました。。。

●『アンバーワールド』

佐藤ひろ美
2008.12.17 ON SALE
価格:\1,260(税込)
AXCL-0001
発売元:アルミナレコーズ
販売元:株式会社フロンティアワークス

01.アンバーワールド
02.生きる
03.アンバーワールド - off vocal
04.生きる - off vocal

■関連リンク
・佐藤ひろ美公式サイト
・公式ブログ「ひろみっぽい。」
・インターネットTV「ひろ美ちゃんねる」
・オフィシャルサポーターズクラブ「ひろ美たち。」
・池田森公式サイト
・アルミナレコーズ

−−まずは、お二人の出会いから聞かせてください。

佐藤ひろ美さん(以下 佐藤):初めて池田さんとお会いしたのは2004年になります。当時、yozuca*さん、YURIAさんと私の3人で、「G.L.S〜歌姫たちのトライアングルスクランブル」というラジオ番組をしていました。その番組内の企画として、「『allez』というマキシ盤を出そう!!」という企画が持ち上がり、その中へ収録していた1曲を池田さんが作曲してくださったんです。確かあのときは、楽曲の演奏もしてくれたんですよね。

池田森さん(以下 池田):あのマキシ盤で演奏を担当したバンド・メンバーに僕も参加しました。収録した3曲すべてにギター演奏で参加。その中の1曲では、作曲も手がけてという形でした。初めて顔を合わせたのはその時でしたね。

佐藤:だけど『allez』でのお仕事以降、とくに接点を持てる機会もなくお互いに活動を続けていたんですけど、プロデューサーを通じて、こうしてふたたび接点が生まれました。それは素直に嬉しかったです。

プロデューサー:僕自身、池田さんの歌が大好きで、ライブに足を運んだりしていたんですが、今回のシングル制作に際し、ぜひ佐藤さんに聴いてもらいたいと思い、池田さんの曲を渡したんです。

佐藤:プロデューサーから「いい曲だから佐藤さんに聴いてもらいたいと思って」と、電話がきたんですね。池田さんの事は知っていたものの、実は池田さん自身の曲を聴かせて頂いた事は無かったんです。その流れから、『生きる』『花火』という2曲を聴かせていただいたんですけど……2曲とも、グッと胸に染み渡る感動がすごくあって。中でも『生きる』を聴いたときには、ガ〜ン!と胸打たれたと言うか、、、聴いていて涙が出てくるほどの感動を覚えてる自分がいたんです。

『生きる』を唄うにあたって心配がすごくありました

プロデューサー:実は、身近な女性スタッフ陣はみんな恋愛ソングの『花火』がいいと言っていたんですよ。だけど、さすが“おっさんのハート”を持つ佐藤さんだけに、男性的な雰囲気の『生きる』を選んできました(笑)。

佐藤:心はおっさんだからね(笑)。だけど、それくらい胸にグッとこの歌が響いたんですよ。それなのに、なかなかプロデューサーに返事出来ず、一週間くらい胸の中に抱え、自分の中でいろんなことを考え、そのうえでプロデューサーに連絡しました。

プロデューサー:その連絡が、「何かヤバいことをやったかな?」と怒られそうなくらいの深刻な声だったんですよ。

佐藤:そうなんです。思いきり深刻な声で、「この曲を、わたしは唄いたいし、いろんな人に届けていきたい。すっごく感動を覚えた歌だからこそ、ぜひ形として残したい」と伝えました。でも同時に、「本当にわたしが唄って良いのかしら?」という、いろいろな葛藤も生まれていたんです。

−−それは、どんな葛藤だったんですか?

佐藤:この楽曲、女性でも強い感動を覚える歌ですけど、でも、やっぱり男性目線として想いを紡ぎだした歌だと思うんです。ましてフォークソングという、これまで私が表現してこなかったスタイルでしたし。そして何よりも、同じ歌でも「好き」「歌ってみたい」「歌える」って、それぞれ違うものという意識が私の中にはあったんです。私も通ってきた音楽性だからもちろん好きなんですけど。でも、「佐藤ひろ美として唄っていいスタイルなのか?」「似合う音楽性なのか?」「ファンの人たちにはどう受け止められるのか?」という心配がすごくありました。
色々悩みましたが、次第にこの『生きる』をカバーしたら、どんなに面白いことが起きるんだろうという期待感が大きくなっていきました。そこから、「よし、歌おう!」と思ったんですけど、それでもやっぱり不安のほうが大きくて。。。それで、すごく深刻な声で「C/Wで『生きる』を唄いたい。。。でも、本当に唄えると思う?」と電話をしてしまったというわけなんです。

『生きる』は「魂を込めた歌をぶつけてゆく楽曲」

池田:佐藤さんがおっしゃられたよう、『生きる』って男性の…と言うか、制作当時の“僕自身の気持ち”を綴った歌なんですよね。だから佐藤さんが僕の『生きる』を唄うと聞いたとき、どんな解釈のもとこの『生きる』を女性の視点で唄うのか?と、嬉しい驚きと興味を覚えました。と同時に、歌詞は女性目線へ変えたほうがいいのでは?ということも感じたんですね。ところが「歌詞もこのままで行く」と。。。

佐藤:確かに、この『生きる』をC/Wナンバーとして唄うと決めたときは、池田さんに女性目線の詞に書き換えてもらおうか?というアイデアも上がっていました。だけど、『生きる』を聴けば聴くほど、「この歌はこの形のまま唄うべき」「その裸の姿のままいろんな人たちの元へ届けたい」と感じましたし、何よりも私自身がこの歌をいじりたくなかったんです。
ただ、一つだけ懸念していたのが、「ファンの人たちの期待を裏切る形の歌にならないか?」「自己満足に浸る歌を作品にして良いのか?」という思い。だからさっきも言ったよう、決断を下すまでに、悩みに悩んだわけなんです。

池田:だけど佐藤さんの歌ったピアノ弾き語りによる『生きる』を聴いたとき、“魂の歌”という想いを感じたと言うか、女性が唄っているにも関わらず、歌の魂がガッと前に出た、それこそ“男気”に似た感覚を覚えたんです。よくありがちな、「上手に、綺麗に唄おう」ではなく、本当に魂を込めた歌をぶつけてゆく楽曲になっていたんですよ。そうやって新しい息吹を持った歌に成長していったことが、僕自身すごく嬉しかったんです。

佐藤:私も最初は女性らしく唄おうとも考えたんですよ。だけど、池田さんの歌った『生きる』を何度も聴くたびに、「そうじゃない」という気持ちに駆られ、結果的に私自身も身を削った歌として表現していきました。

池田:佐藤さんの唄った『生きる』を聴いて、あらためて歌って性別がどうこうは関係ないんだと強く思いました。たとえそれが男性目線の歌であれ、その歌に対しその人が想い、感じる魂が入ってさえいれば、“しっかり伝わってゆく感動が生まれる”んだということを、僕自身も知らされたような気持ちでしたからね。

自分に喝を入れるため作ったのが『生きる』でした

−−この『生きる』を書いた背景。良ければ、それも聞かせてください。

池田:この『生きる』を書いたのは、30歳もちょっとばかし過ぎた04年頃のこと。20代の頃の僕は、メジャーデビューの経験もしたし、プロとしてバンド活動も行っていました。だけどそのバンドも解散。メジャーという舞台から離れる経験もしました。その後、一度表舞台に立つのを止め、作家として楽曲提供という形で活動をしていたんですが、やっぱり「人前で唄うことを辞めてしまったら自分の存在する意味がない」「売れる売れないじゃなく自ら唄うことによって自分が存在している意味がある」と思い始め、僕が音楽を始めたばかりの頃の原点となるべきスタイルだった、アコギを抱えた弾き語りというスタイルで唄おうと、ふたたび思い始めたんです。そんな時期に、「今、素直に感じてる想いを歌にしよう」と思って書いたのがこの『生きる』でした。

佐藤:へぇ〜、そうだったんですね。


池田:20代の頃の自分は、「俺は絶対に何でも出来るんだ」「活動を続けてれば、どうにかなるよ」という根拠のない自信だけは強く持っていて、その想いに突き動かされるがまま活動していたんですけど、30代へ突入した頃にまわりを見渡すと、家庭を持ち、その家族を守るために夢をあきらめてしまった人がいたり、先の見えない不安から、音楽をあきらめてしまう人が出たりなど、夢を降りてしまう人たちが身近に増えていたんです。でも僕は、30代を過ぎてさえ「もう一度唄おう」と決意したよう、「一人でも二人でもいい、僕の歌を聴いてくれる人がいるのなら歌い続けたい」と強く思いました。そんな自分に喝を入れるために作った歌であり、“30代の今だからこそ唄える曲”として、この『生きる』を当時は書いたわけなんです。

佐藤:その想い、そのまま歌詞に綴られていますよね。わたしも似たような経験をしているし、それ以上に自分の人生を一生懸命生きてる人なら、絶対に「あるよね、こういう経験や想い」って共感できるのがこの歌なんですよ。だって私自身が、素直に心打たれましたからね。

−−『生きる』という、魂を揺さぶってくような重いテーマ性を持った歌ですからね。

佐藤:「生きる」って、まさに人が生きてくうえでの命題だと思うんですけど、その深いテーマ性を、ガツンッとメッセージ性を持って伝えゆく、その潔いセンスは素晴らしいなと思いました。私はこういう強いメッセージって、たとえ思っていても、なかなか歌詞には出来ないタイプだから、その池田さんの持つ強さが羨ましいなと素直に思いましたから。

池田:きっと「前向きソング」ならいろいろ書けるんだろうけど、こういう魂を削りに削った歌というのは、そうそう沢山は書けないですよ(笑)。だけど、日々生きていれば、またいろんな人生の岐路にぶつかっていくわけだから…そうすれば書けるのかなぁ。

佐藤:池田さんだったら書けると思いますよ。40代・50代・60代など、その時代ごとに感じる『生きる』というテーマ性を持った歌ってきっと出てくると思うし、またそういう歌を私自身が歌わせてもらえたらと思ってるくらいだから。

自分を奮い立たせるためにまず自分のために唄いたかったんです

−−人生って平坦ではないよう、誰だっていろんな感情の浮き沈みを経験しながら日々を生きてます。だから『生きる』へ綴った想いが、強く胸に響いてくるんでしょうね。

佐藤:とくにこの『生きる』は、20代や30代など、わたしや池田さんと同世代や近い世代の人たち。同じく、ずっと夢を追い続けている人や、現実の壁にぶつかり、夢をあきらめかけてたり、その夢を一度あきらめてしまった人が聴くと、特に強く共感できると思います。

池田:そういう歌になってくれたら嬉しいですよね。


佐藤:この『生きる』、実家の母親にも聴かせたんですけど、そのときに出てきた母の発言が良かったんです。


池田:えっ?!どんなことをおっしゃってたんですか?


佐藤:「もうお母さんはこういう夢を追いかけていく時期を通り過ぎてしまったから、こうやって必至に真剣に悩んでる人の姿を見ると「可愛いなぁ」と思ってしまうんだけどぉ。でも、ひろ美ちゃんのように夢だけじゃなく、いろんな人生を背負いながら一生懸命仕事をしている人とか、いろんなものを背負いながら人生を生きてる人が聴いたら、絶対に涙が出るんだべなぁ」と、岩手弁で話してくれたんです。確かに池田さんの唄う『生きる』を聴いて、私自身もそう感じたよう、今度は佐藤ひろ美の唄う『生きる』を聴いて、「がんばろう」と素直に思ってくれる人たちが増えたら…それくらい嬉しいことはないですからね。

−−まさに人生歌ですからね、この『生きる』は。

佐藤:ホント、“人生歌”ですよね。歌詞の最後に綴られた♪生きる、生きてやる、生きてやれ♪という言葉じゃないですけど、こういう想いって、みんなが共通して持っている気持ちじゃないかって私は思うんですね。生きていれば、ときには自信を失くすことだって誰もがあると思うんです。そういうときにこそ、この『生きる』を聴いて自分自身へ向き合って欲しいなと、素直に思いますからね。

−−佐藤さんも、『生きる』の歌詞のいろんな言葉に励まされたようですね。

佐藤:励まされました。さきほど池田さんも、「いろんな人たちが家族や人生を抱えて」ということを言ってましたけど、実は私もそうなんです。2年前にみずから会社を立ち上げ、最近では新人アーティストも抱え、自分や会社という人生のみならず、その子の人生も私は背負っていかなきゃいけない立場になったわけですよ。ちょうどこの『生きる』と出逢った頃は、その子の人生のこともいろいろ考えてた時期だったし、自分も会社も頑張らなきゃと思っていたときでもあったんですね。いろいろ演りたいことはあっても、現状演れることにも限度があるし、思った通りにはいかず、失敗を重ねることだって出てきたり。でも、沢山の方々に歌=メッセージを届けるお仕事ですので、前を向いて、つねに笑顔でいなきゃいけない。そうやって気張ってかなきゃと言う意識でいたときに、この歌を聴いたんですね。だからこそ、(佐藤さん涙を流しながら)「頑張らなきゃ」と気持ちを奮い立たせられたし、♪やりたいように生きてやるんだ 思いのままに生きればいいんだ♪という歌詞が、わたしの弱い気持ちを、前へ前へと押し上げてゆく力にもなっていきました。

−−佐藤さん自身も、この曲を書いたときの池田さんと同じよう、自分を奮い立たせてゆく歌として、心へこの歌を抱えたんですね。

佐藤:そうです。池田さんと同じよう、私も「自分を奮い立たせるため」、まずこの歌を自分自身のために唄いたかったんです。


色々な人に意見を求めました

−−『生きる』を作り終えたとき、佐藤さんはどんな気持ちだったんですか?

佐藤:じつはレコーディングが終わっても、「私の選択は間違っていなかったのか?」と悩み続けていました。だから、私が強く信頼を寄せている、何かあったら相談に乗ってもらえる身近な人たちに、この歌を聴いてもらったんです。そうしたら、全員が「すごくいいよ!」と言ってくれたんですね。中には、駄目なときは「なんで駄目なのか」の理由も含め良し悪しのジャッジをしてくれる厳しい方もいたんですけど、(大粒の涙流しながら)その人でさえ、「普段はお前の歌を聴いて泣くことなんて絶対にないのに、不覚にも泣いてしまったじゃないかよ」「くそっ、染みる歌だよ、これ」とまで言ってくださったんです。それくらい、信頼している人たちみんなが「いいじゃん」と言ってくれるんだから、「絶対に大丈夫」と確信を持つことが出来ました。

−−人の心を揺さぶる歌って、どんな人が聴いても、やっぱり同じよう魂揺さぶられるものなんですね。

佐藤:そうですね。それまで、こんながむしゃらに自分の思いの丈をぶつけまくった歌を形にしたら、聴いた人たちに“押しつけがましい”と思われるんじゃないか?と心配していたんですけど、でも、そんな不安も一気に消し飛びましたっ!

−−たとえこれまでの佐藤ひろ美の音楽スタイルとは違っても、気持ちのこもった歌は、やっぱり人の心へ感動を与えてくれるものですからね。

佐藤:私も歌を聴いて励まされたり、自ら唄うことで自分に勇気を与えていけたり、自分の想いを歌に乗せて伝えたいからバンド活動を始めたりなど、自分の原点となった想いを、あらためて『生きる』を歌ったことで思い返していました。
現在のように、ゲームやアニメ関連の楽曲を軸に唄うようになったからと言って、「あの頃の気持ちがなくなってしまったのか?」と言ったら、けっしてそんなことはない。もちろん、いただいた世界観の中へ、自分なりに想いを投影し続けてはきたんですけど。それでも、あらためて歌ってメッセージを…自分の想いを強く伝えていけるものなんだねという、表現者としての原点となる一つの想いを、『生きる』を通し確認できた気持ちでもいます。

強い光を感じているからこそ影だって深く深く出るんです

−−池田さん自身、あらためて佐藤さんと仕事を一緒にしたことで、また印象が変わりました?

池田:こうして話を聞くまで、佐藤さんって明確な意志を持って生きてる強い女性だと思っていたんです。この『生きる』に登場する僕って、すごく弱くて情けない男であり、だからこそ、「やれよ」と自分に言い聞かせてるわけじゃないですか。その歌に共感してくれたのが、新鮮な驚きだったんですけど、話を聞いていたら表に見えない部分では「人には言えないいろんな苦労を積み重ねたり、今でも背負いながら歌ってるんだ」という素顔を知ることができました。しかも、けっして表には出さない、強い心の葛藤もあるからこそ、「その想いをさらけ出したときに、こんなにも人の心を打つ歌になっていくんだ」という理由も、すごく理解できたんです。たとえ強そうに見える人でも、やっぱり人である以上“いろんな弱さを抱えている”そんなことをあらためて感じさせられましたね。

佐藤:私、弱い部分はいぃ〜っぱいあるし、悩みだって日々いろいろ出てくる人なんです。毎日の生活の中、ヘコんだり傷ついたりなんてこともしょっちゅう。だけどさっきも言ったよう、どんな精神状態であろうと、少なくとも夢を与えてゆく立場である以上、表に立つときは“前向きな気持ちと笑顔を持った姿でいるべき”と、わたしは心がけています。

−−光が強いからこそ、その影も深くなるんでしょうしね。

佐藤:ホントそう。やっぱり強い光を感じているからこそ、影だって深く深く出るんです。だからこそ、こういう『生きる』という歌が、“私の心の支え”にもなっていくわけなんですよね。
あっ、それとですね。ぜひ池田さんの唄う『生きる』バージョンも聴いて欲しいんです。きっと2つの『生きる』を聴き比べると、“表現してゆくうえでの表情の違い”などを感じることが出来るから、絶対に面白いと思います。

池田:近々だと、12月13日に高田馬場にある「四谷天窓」でライブを演ります。この曲、いつもライブの最後の曲として歌ってるんですよ。


佐藤:ひぇ〜っ!!そんな大切な楽曲を唄わせていただいて、すみませんっ!


『生きる』は佐藤ひろ美の大きな足跡を刻んだ楽曲になりました

−−佐藤さんにとってこの『生きる』、今後描いていく物語を形作っていくうえでも、大きな変化を与えゆく楽曲になっていきそうですね。

佐藤:これからもわたしはずっとずっと唄い続けていきたいと思っているよう、そんな未来への道を差し示してゆくうえでも、また一つ新しい階段を登っていくきっかけを与えてくれた楽曲になったと思います。私はこれからも、ゲームやアニメという世界を舞台に唄い続けていきますが、その中でさえ、こういう“強いアーティスト性を出した歌を伝えていきたい”、そう思えるきっかけを、この『生きる』が与えてくださいましたし、佐藤ひろ美というアーティストが歩み続けていく歴史の中、一つ大きな足跡を刻んだ楽曲になったとも思っています。

−−その熱い想いが、なんかいいですね。

佐藤:本当なら、もっと早く想いを伝えたかったんですけど、やっぱりこの想いは、直接本人を目の前にして伝えたかったから、今日までずっと言うのを我慢していたんです(笑)。そうしたら、涙を流す姿まで見せちゃって、すみません。。。

池田:いや、むしろその想いが嬉しかったです。


佐藤:私が『生きる』という歌に出逢ったことは、非常に意味のあることだと思っています。自分が生きてくうえでも指針となるくらいに強い意味を、この『生きる』は持っているんです。♪僕らのミライ 光り輝けるものにする為に♪、またぜひ力を貸してください。

池田:ぜひ、こちらこそっ!!


佐藤:一緒に、光輝ける未来にしていきましょうねっ!!




対談インタビューでは伝えきれなかった、『生きる』誕生エピソード!

★ドッキリ!?仮歌のつもりが!!

実はCDに収録している音源は、ほとんどぶっつけ本番でレコーディングしたテイクである。プロデューサーが、「この曲はあまりにも唄いこなしすぎたら、最初に胸に響いたときの新鮮な感動がなくなってしまう。それに、あまりにも感情を込めすぎるとライブなら良いけど、録音物にした場合、けっこうくどい歌になってしまう」と判断。そこから「今日はピアノ演奏だけを録るから、歌は仮歌的な感覚で唄って」と、当日スタジオに現れた佐藤さんに指示したと言う。
実は佐藤さんも、「音源を渡されたのは前日なんです。その日は23時頃に仕事を終えて帰宅。でも翌日は朝早い時間からピアノのレコーディングと聞いていたので、軽く音チェックや練習をしたうえで、あとは別日でスケジュールを貰っていた本番のときにがんばろう」と思い就寝。翌日は、けっこう気持ちを楽にスタジオへ向かったという。そうしたら、、、しっかり本番用のレコーディングを行っていたとは。。。
だから佐藤さん自身、「歌い込んでないのに大丈夫なの?」という心配もあり、いろんな人たちに歌を聴かせ、感想の声を求めていたそうです。でも結果的には…プロデューサーの判断勝利でしたね(笑)

次回リレーインタビューは、Galge.comに舞台を移し、ゲーム「アンバークォーツ ?Amber Quartz-」のシナリオライター海富一氏を迎え、ゲーム主題歌としての新曲「アンバーワールド」をテーマに、12月4日に掲載予定になっています。ぜひそちらもお楽しみください。もちろん、エキサイトアニメ公式の「佐藤ひろ美ブログ『ひろみっぽい。』」も、ぜひチェックお願いします!!

>>佐藤ひろ美 リレーインタビュー第1弾!〜げっちゅブログ篇〜
「ゲストは作・編曲の藤間仁!! 歌手:佐藤ひろ美の原点とは」

TEXT:長澤智典

 
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