エキサイトアニメ独占インタビュー

アニメ「ストライクウィッチーズ」のオープニングテーマ『STREIKE WITCHES〜わたしにできること〜』を歌っているのが石田燿子さん。8月20日に、この歌も収録した主題歌シングルが発売になりました。そのリリースを記念し、さっそく石田燿子さんに楽曲の魅力を伺ってきましたっ!!

「ザ・アニソン」歌ってて新鮮な気持ちでいられました。

●『STREIKE WITCHES〜わたしにできること〜』

石田燿子
NOW ON SALE
価格:\1,260(税込)
COCC-16171


■ストライクウィッチーズ公式ホームページ

−−アニメ「ストライクウィッチーズ」のオープニングテーマ『STREIKE WITCHES〜わたしにできること〜』を石田さんが担当。最近は、みずから作詞をする機会が多かったですが、本作ではシンガーへと専念しています。

デビューからしばらくは、作詞へはまったく携わらず、唄うことのみへ専念していたんですけど、ある時期から作詞も手がけるようになり、いつしか、みずから作詞を手がけることが多くなっていったんですね。だから今回のように“歌に一点集中”というか、いちヴォーカリストとして歌へ専念していくのがとても新鮮でしたし、“他の方の書いた詞をどう自分の中へ取り込み、噛み砕きながら唄うか”というのも久しぶりだったことから、刺激を覚えてました。

−−なるほど。歌詞へ込めた想いをどう理解し、取り込んでいくか。その作業へ新鮮さを覚えていたんですね。

真っ白な気持ちで臨んでいけることがなんか新鮮でしたね。今回もいただいた歌詞を読みながら、綴られた想いに対して“自分だったらどう思うのか?”“こういう表現の仕方もあるんだ”など、いろいろな角度から歌詞へ接しつつ、自分の中へ取り込んでいきました。と言っても、これはすごくストレートに気持ちを描き出した詞になっているし、伝えたい想いが明確なので、詞へ綴られた想いへ素直に気持ちを乗せながら歌ったという感覚でしたけどね。

−−確かに、登場人物たちの感じている気持ちや伝えたい想いがリアルに響いてくる、それくらい表情の見えやすい歌ですもんね。

そうなんです。しかも曲調面でも、すごくノリやすいと言うか。開放的に弾けた楽曲なので、歌っていてすごく気持ちいいんです。実際にオープニングの映像でも、この歌に合わせ絵が動くたびに、青空に向かってスカッと爽快に弾けていくような感覚も覚えてましたし。これから始まる物語へドキドキワクワクもしていくよう、視覚/聴覚の両面から刺激していく。そんな、アニメの始まりに相応しい楽曲になっていますから。

−−石田さんにとっても、この手の“爽快に弾けたアップテンポ・ナンバー”は、シングルでは久しぶりになるんじゃないですか?

そうですね。アルバムでは表現していてもシングルだけでみると、ここ最近はミディアムやバラードなどスロー系ナンバーが多かったですからね。だから、「ザ・アニソン」と言うのもなんですが、こういう弾けた楽曲は、わたし自身歌ってて新鮮な気持ちでいれました。

−−聴いている僕らも、自然と気持ちの上がってく歌です。

そういう独特のキラキラ感を持っている、みんなで歌うとさらに楽しくなれるくらい、ホント元気を与えてくれる楽曲ですからね。言葉だって、スーッと胸に入ってくるよう響きやすい表現が多いし。曲調だって、思いきり元気パワーにあふれている。ホント「ストライクウィッチーズ」という青春な風景も似合う物語と、かなりピッタリ重なり合う楽曲になったと思います。

まぁ、チラリじゃなくバァ〜ンって感じですけどね(笑)

−−確かにアニメの世界観と、『STREIKE WITCHES〜わたしにできること〜』の詞へ綴られた想いは、いろんな場面でシンクロしていきます。

ヒロインの宮藤芳佳ちゃんの感じている想いや、実際に吐き出すセリフとも、ピッタリ当てはまる内容がホント多いですからね。しかもこのアニメ、シリアスな面を持ってるとはいえ、意外とエッチな感じなんですよ。爽やかさの中へときどき見えるチラリとしたドキッと感と言うか。まぁ、チラリじゃなくバァ〜ンって感じですけどね(笑)。そこにまた、観ててドキドキッとさせられちゃうんです(笑)

−−そういう萌えな場面もいろいろありますが。でも、かなりシビアな想いも物語へは描かれていきます。

芳佳ちゃんにだって、お父さんとのいろんな問題があるし、登場してくる仲間の隊員たちもまた、家族間でいろんな問題を抱えていたり、その中で愛情や信頼関係が見えてきたり。もちろん、仲間たちが交流を深めていく過程の中にも、いろんな心葛藤していくドラマが描かれていますからね。

−−そういう関係性も見どころですが、何に驚くって芳佳ちゃんが魔女に変身してしまうこと!

宮藤家は代々魔法の使える家系で、芳佳ちゃんもまた、魔法を使おうとすると耳や尻尾が生えてくる子なんです。しかも彼女、まだまだ自分で魔法の力を制御することが出来ないんですね。そんな芳佳ちゃんの成長ぶりも、この作品の大きな見どころなんです。

−−登場する隊員たちみんなが一歩一歩確実に成長していく姿を観ていくのも、嬉しい見どころになってますよね。

いろいろな事情を持って集まったメンバーたちが、いい仲間たちとの出会いによって一歩一歩確実に成長し続けていく。実際に『STREIKE WITCHES〜わたしにできること〜』の中でも、そういう想いを歌ってますからね。

「その扉をちょっと開けるだけで、何かが変わっていくんだよ」という励まし方

−−石田さんが、とくに共感を覚えた詞があったらぜひ教えてください。

こういう書き方って素敵だなぁと思ったのが、♪勇気の扉ちょっと開けるだけだよ♪という部分なんです。もちろん「がんばれ」と励ます意味もあるんですけど、「その扉をちょっと開けるだけで、何かが変わっていくんだよ」「ほんのちょっとでいいんだよ」という励まし方に、わたしはすっごく親近感を覚えました。その小さなひと言が、背中を優しくポンと押す勇気のきっかけになってくと言うか。そういうちょっとした優しいひと言から、新しい何かを始めていくきっかけが生まれたら、なんか素敵ですよね。

−−石田さんも、そういう経験ってあります?

わたしの場合はね、むしろバンバン開けてく性格なんです(笑)。開けることなく、あとで「あのとき扉を開ければ良かった」と後悔はしたくない性格のせいか、「まずは開けてみないと、わかんないし」という思いから、積極的に挑戦していきますね。
もちろん、開けたことによって、「あ〜開けなきゃ良かった」と思うこともありますけど(笑)。でも、自分で「開けよう」と決めてやったことだから、その行為自体に後悔はまったくないんです。むしろわたしがこういう想いで詞を書こうと思ったら、♪何も考えないで開けちゃいな♪となっちゃいそうな気がします(笑)、だからこういう詞の書き方に感動を覚えたと言うか。「ちょっと」という表現にも関わらず、すっごく勇気づけられちゃう書き方に、「なるほど〜」と感心させられました(笑)

−−ヒロインの芳佳ちゃんなど、まさに「ちょっとした背中を押す勇気」によって、成長を続けていく子ですもんね。

そう、自分でその一歩が踏み込めないときに、仲間たちに背中をちょっと押してもらったり、引っ張りあげてもらったり。そのちょっとずつ成長していく姿が、詞の世界にピッタリ当てはまってますもんね。

−−石田さんの身近にも、あと一歩の勇気が持てずに足踏みしている人がいたら、どんなアドバイスをあげます?

きっとわたしの場合、「こういう場面だったら、こういう考え方や行動の仕方もあると思う」など、いくつかの選択肢を与えてゆくようなアドバイスをしていく気がします。でも結局、最後に決めるのは自分ですからね。そう決断するように背中を押してあげちゃうんでしょうけどね。

−−そういう、人の気持ちを押してあげる楽曲を歌えるって、なんかいいですね。

わたしの歌声を通し、少しでもいろいろな人たちの気持ちへ勇気を与えていけるのであれば、そんな嬉しいことはないですから。

いろいろな想像を膨らませ聴いて欲しいですね。

−−そして石田さんは、『サーニャの歌』も担当。これ、ハミングのみで表現している歌なんですね。

そう、この歌には歌詞がないんです。サーニャもまた、悲しい生い立ちを背負った子なんですね。彼女がハミングしながら唄う旋律の中には、“自分を励ますための想い”が描かれているのか、“両親への想い”を詰め込んでいるのか。わたしもそこは想像を膨らませながら歌いました。聴く人たちにも、そこはいろいろ想像を膨らませながら聴いてもらいたいですね。

−−さらに中には、宮藤芳佳(CV:福圓美里)の唄う『ブックマーク ア・ヘッド』も収録しています。

オープニングでは、バァ〜ンとインパクト強く始まりますけど、エンディングの『ブックマーク ア・ヘッド』では、可愛らしさを持ちながらも和気あいあいとした感じで終わっていくんですね。だから『STREIKE WITCHES〜わたしにできること〜』を男性的と捉えるなら、『ブックマーク ア・ヘッド』は、可愛いい女性らしい歌なのかなって気がします。まぁ、どっちも元気といえば、元気な歌なんですけどね(笑)

−−ジャケットも爽快な印象を与えますし、『STREIKE WITCHES〜わたしにできること〜』の曲調も含め、今の季節にとても似合う楽曲という印象も強く覚えました。

ジャケットも音楽も、広い空間をイメージできるような感じですからね。まさに、この季節にピッタリ合う楽曲だと思います。

−−9月には、アニメ「はっけん たいけん だいすき!しまじろう」の中で歌った楽曲を収録したCDも発売になるそうですね。

6月の歌のコーナー用にわたしが唄った『みずのおんがくかい』という楽曲を収録したCDが、9月24日に発売になります。この歌がまた、ピチャピチャとかザーザーなど、まさに水の音を唄ってる可愛い内容の楽曲なんです。ホント、これまでの歌とは全然タイプの違う楽曲になってますからね。

−−またも、石田さんの表現の器の深さを味わえる楽曲になりそうですね。きっと、聴いて驚く方も多いんじゃないですか?

ここ数年来のわたしの姿しか知らない方からすれば、けっこう驚かれる表情かも知れません。でもわたし、「美少女戦士セーラームーン」の曲でデビューを飾ったように、最初の頃は子供向けの歌もけっこう歌わせていただいてたんですね。だからむしろ、わたしにとっては“原点に戻った”歌でもあるんです。昔からわたしの歌を知ってくださってる方にとっては、“懐かしい感じ”かも知れませんけど。

−−最後に余談めいた質問をさせてください。もし石田さんも、芳佳ちゃんのよう魔法を使えたら、何をしたいと思います?

わたしも芳佳ちゃんのように、魔法を使って人の怪我を直したりできたらいいですね。

−−石田さんの場合は、その歌声によって、いろんな人たちの心へ勇気や癒しなどを与えてるとも思ってますけどね。

え〜っ、わたしの歌声も魔法なんですか?!でも、わたしの歌声で癒されてくれる人がいるのなら、それはすごく嬉しいことですよね。だけど、少しでもわたしの歌が、聴いてくださる方々の力になっているのなら、それこそ“歌い手冥利”に尽きることだなとは感じます。

−−最後に、あらためてひと言いただいても良いですか?

『STREIKE WITCHES〜わたしにできること〜』は、この季節にピッタリ当てはまる楽曲でありつつ、みなさんの心へ長〜く残っていく歌にもなってくれたらなと思っています。ぜひアニメ「ストライクウィッチーズ」ともども、わたしの歌も覚えていただき、今度はライブを通し、この歌で一緒に盛り上がっていきましょう!!

TEXT:長澤智典

 
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