エキサイトアニメ独占インタビュー
現在放送中のアニメ「To LOVEる−とらぶる−」の第1シーズン・エンディングテーマ『ラッキーチューン』。そして8月27日に発売となる第2シーズン・エンディングテーマ『kissの行方』を歌っているのが、Annaさん。最新曲『kissの行方』の魅力を伺ってきました。
観られてナンボの仕事なんですけどね(笑)
●シングル『kissの行方』

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●アルバム『恋のカタチ』

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−−5月にシングル『ラッキーチューン』を発売し、ソロ・デビュー。8月27日には2ndシングル『kissの行方』をリリースと、かなり好調なペースで進んできています。
とてもテンポ良い感じで進んでますよね。だけどソロに関しては、初めてチャレンジする曲調が多いので、正直慣れるまでには時間もかかりました。その苦労があったからか、今はどんな楽曲だろうと、すんなり受け止められるようになりました。
−−グループ活動とソロ活動の違いを感じることはあります?
これまでも、みんなの代表という形を取りながらひとりで動くことがあったし、グループで歌うときも、ヴォーカルなので、極端な違いは感じてないんです。でもソロとしてステージへ上がったときに感じたのが、お客さんの熱い視線なんですよ。
−−それだけ、注目を集めてるってことだ。
むしろ、以前はメンバー個々へ視線が分散されてたんですけど、今はたった一人だから、すべての視線がわたしに注がれるわけなんです。その視線を一身に受け止められるのは嬉しいんですけど。わたし、恥ずかしがり屋なんで、どこか照れたり、緊張を覚えてしまうんです。
−−意外と“緊張しぃ”なんですか?
パッと見は、「何でも来いっ!!」という感じに観られるんですけど。じつは昔からシャイな性格で、意外と緊張してしまう性格です。観られるのが恥ずかしいって言うか。でも、観られてナンボの仕事なんですけどね(笑)
女性にとっての武器は出せるときに出しとけってこと(笑)
−−デビュー曲となったのが、『ラッキーチューン』。この楽曲を振り返っての印象から、まずは聞かせてください。
『ラッキーチューン』を歌う際にテーマに据えたのが、これまで出したことのなかった「自分の中にあるキュートな部分」と、「女の子らしい面」を描き出すことでした。曲調的にも、BON-BON BLANCOとしてはずっとラテン系のナンバーを歌ってきたよう、まったく異質なスタイルでしたし。最初は、どう自分の歌声を重ねていけば良いのか迷ったんですけど、詞に描かれたのが、「To LOVEる−とらぶる−」のヒロイン、ララちゃんをイメージして綴られた内容だったので、ララちゃんの気持ちをシミュレートしながら歌えたぶん、そこは安心感もありました。何よりも「女の子らしい女の子になれる歌詞」だけに、そこを楽しみながら歌っていきました。
−−アニメ「To LOVEる−とらぶる−」に対しては、どんな印象を覚えてます?
初めて観たときは、「うわ〜っ、なんてエロい作品なの?」と思いました(笑)。でも、各キャラクターたちの持ち味が見えてくると、また違った視点で物語を楽しめました。逆にこの作品から女性として学んだのが、“女性にとってエロさは武器になるんだから、出せるときに出しとけ”ってこと(笑)。
なんで壊さなくてもいい関係まで壊れてしまうんでしょうね
−−1stシングル『ラッキーチューン』、2ndシングル『kissの行方』に収録した計4曲、どれも異なる表情を持ってますよね。
そうなんです。しかも、一つ一つが今まで表現したことのない新しい表情なので、どれも新鮮でした。中でも2ndシングルは、歌詞も曲調もすんなり身体へ入ってきたよう、より歌いやすさを覚えました。
−−切ない恋心を歌った『kissの行方』の場合、Annaさん自身の体験と重ねあわせることも出来そうですもんね。
今回歌った2曲は、自分自身に近いところで捉えながら歌えたのは、間違いないです。
−−『kissの行方』に描かれた気持ちが、とても気になります。
『kissの行方』に描いたのは、恋愛をしている中で感じる「相手になかなか逢えないもどかしさ」だったり、「相手の想いがなかなか自分に伝わってこないことで感じる切なさ」なんですよ。そういう寂しさを歌ったのが『kissの行方』。C/Wに収録した『SCAR』では、「失恋したあとの後悔心」をテーマを描写。この1枚の作品には、「恋愛をしたら誰もが悩んでしまう部分」が描き出されているよう、とてもメッセージ性の強いシングル盤になっていると思います。
−−『kissの行方』に綴られたテーマがまた、すごく深くないですか?
“幸せの中に感じる不安”ですもんね。恋愛って、“相手と気持ちが繋がりあえてても、一人になると不安や寂しさを感じてしまう”ことだってあるし、“繋がりあえてる想いに確信を持てず、疑問を覚えてしまう”こともある。そういう気持ちがすべて、この『kissの行方』の中には描かれているんです。
−−お互い“気持ちが繋がりあえてる”とわかってても、どこか不安を覚えてしまう。恋愛って、そういうものなんでしょうね。
たとえ相手と繋がりあえてるとわかってても、完璧に100%相手のことを信じられるかとなったら、わたしは信じられない人のほうが多いと思うんです。相手へ気持ちを100%伝えられなくなるのも、自分だけが想いを募らせてるんじゃないか?という不安が産まれ、すごく寂しさを覚えてしまうからだと思うし。
−−それは、男の立場からも言えますけどね。言いたくても、どこか不安になってしまい、言葉に出来なくなってしまうとか。
男女どっちの立場でも、こういうのって感じる想いですよね。繋がりあえているのか確信を持てず、不安を感じてしまったり、繋がりあえているのがわかっていても、不安を覚えたり。じゃあお互いが気持ちをさらけ出せるか?といったら、けっしてそんなことはない。お互いにプライドがあって言えなかったり。そこから、本来ならしなくてもいい駆け引きが生まれたり。
余計な駆け引きによって、心が傷ついたり、別れてしまうのってなんか嫌ですよね。でも、なんで不安が増すと、壊さなくてもいい関係まで壊れてしまうんでしょうね。
男性のほうが別れた想いをずっと引きずってしまうことが多い
−−『kissの行方』という作品に対し、Annaさんはどんな印象を覚えてますか?
今回の作品は、「恋愛の持つ嫌な部分や、暗い影となる面。それらをしっかり視野に入れたうえで“いい恋愛”をしてもらいたい」というメッセージ性が強く現れた歌だと思っています。きっとこの気持ちは、聴いた人たちに伝わっていくんじゃないかと思ってます。
−−とくに女性のほうが、「この気持ち、わかる!」という感じになるんじゃないですか?
確かに女性としては、「わかるっ!」という意識は強いですね。きっと女性の方たちなら、いっぱい「わかるよ、その気持ち」と言ってくれる人が出てきそうな気がします。
−−『kissの行方』には、恋愛が進んでいく中で芽生える不安な感情が綴られていますけど、C/Wに収録した『SCAR』へは、終わってしまった恋の感情を描いてきました。
『SCAR』は、かなり切ない歌になっています。けっして過去には戻れない。そうなったときに芽生える後悔心って、一番つらい想いですよね。
この歌、きっと男性のほうがリアルに感じてもらえる歌じゃないかと思ってるんです。と言うのも、女性のほうが比較的、別れたあとでもすんなり「はい、次の恋へ進もう」という意識に変えていけるから。だって男性のほうが、別れた想いをずっと引きずってしまうことが多いんですよね?
−−そうかもしれませんね(笑)。でも別れた直後に関しては、女性のほうが引きずる気持ちが強かったりもしません?
別れた直後の悲しみは、女性のほうが全然深いと思います。だけど、何日か経ったらポ〜ンと忘れてしまうと言いますか。でも男性は、そうはいかないんですもんね。
わたしはこの『SCAR』を通し、男女問わず、「付き合っているときにこそ、本当に相手のことを大事にしておかないと、いつ相手が居なくなっちゃうかなんてわからないよ」と伝えたいんです。
みなさん、恋が終わってしまってから後悔するんですよね。それは、いけません。終わったあとに後悔してもすでに遅いんですから、そうならないよう心がけておくことが、何よりも大切なんです。
一人で夜を過ごすのは寂しい。。。
−−完成した『kissの行方』に対し、Annaさんはどんな想いを抱いてます?
すんなり気持ちが胸に入ってきたよう、本当に共感を覚える1枚になりました。『ラッキーチューン』『kissの行方』と2枚の作品を聴くことによって、いろんなAnnaを楽しんでもらえるんじゃないかとも思っています。
−−これからもAnnaさんは、まだまだいろんなスタイルの音楽を表現し続けていくのでしょうか?
今は、まだまだいろんな表現手腕を持った自分でいたいですし、まだまだたくさんのスタイルへ挑戦し続けていたい自分がいるのも確かです。まして今は、「どれが本物のAnnaちゃんなんですか?」と聞かれても、「どれも本物のAnnaです」と言える曲ばかりだし。そういう楽曲を増やしていきたいとも思ってます。
−−歌詞に出てくる“kissの余韻”という言葉。それに対し、どんな印象を覚えます?
kissの余韻と言うと、わたしの場合、どこか終わってしまったような匂いを感じてしまうんですね。なので、出来れば体験したくないことだったりもしています。
−−やはり、一人の夜もつらいものですか?
彼氏や彼女が居る居ない関係なく、「一人で夜を過ごすのは寂しい」気がわたしはしちゃいます。わたし、寂しくなると、すぐ誰かに電話しちゃうんです。もしくは、家のリヴィングにいるか。うちの家族はとっても仲いいし、わたしの場合は実家住まいだから、あまり寂しさを覚えることってないんですけどね。
−−家族と仲良いって素敵ですよね。
えっ!?それって、当たり前のことじゃないですか?うちは、両親とも友達みたいな感じで、毎日会話をしてますから。
こんな学生時代を過ごしておけば良かったなぁ
−−Annaさん自身、声優を演ってみたい願望など持ってます?
実際に声優さんがお芝居している姿を観たら、「わたしは声優にはなれない」と思いました。やっぱりアニメは、お客さんとして観てるほうが、わたしは楽しい気がしています(笑)
−−あらためてここで、「To LOVEる−とらぶる−」の魅力をお願いします。
「To LOVEる−とらぶる−」は、ほんとハチャメチャな作品ですよね。すべてが「エ〜ッ!!」と驚きながらお話が流れていくんですけど、主人公のララちゃんを筆頭に、リト君や春菜ちゃんなど、登場してくる子たちの気持ちには、すごく共感する面も多いんです。わたし「To LOVEる−とらぶる−」を観てると、「こんな学生時代を過ごしておけば良かったなぁ」と思ってしまうんです。戦うシーンもありますけど、それ以上に温かさを感じる作品だと、わたしは思っています。
−−最後に、『kissの行方』に対しても、ひと言お願いします。
この1枚を通し、恋愛をすることの楽しさやつらさを感じてもらいたいと言うか、いろいろな艱難辛苦な気持ちを含み、結果的にいい恋愛に繋げてもらえれば嬉しいなと思っています。
TEXT:長澤智典
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