エキサイトアニメ独占インタビュー

絶賛放送中のアニメ「あまつき」。同作品のオープニングテーマ『Casting Dice』を唄っているのが、この曲がデビュー作となるカンノユウキさん。5月21日には、『Casting Dice』がシングル発売。ケータイアニソンサイト「熱烈!アニソン魂」内では、『Casting Dice』『Love and Fate』ともに着うた・着うたフルを全力配信中!新星歌姫の魅力をたっぷりお届けします。
きっかけは役者…それがいつの間にか…
●デビューマキシシングル『Casting Dice』

カンノユウキ
NOW ON SALE
価格:\1,260(税込)
フロンティアワークス
FCCM-0228
1.Casting Dice
TVアニメーション「あまつき」オープニング主題歌
作詞:園田凌士、作曲:鈴木マサキ、編曲:藤間 仁(Elements Garden)
2.Love and Fate
作詞・作編曲:黒須克彦
3.Casting Dice - off vocal
4.Love and Fate - off vocal
TVアニメーション「あまつき」オープニング主題歌にタイアップする「Casting Dice」のアレンジワークには、アニメ・ゲーム音楽シーンで最も注目を集める音楽クリエイター集団【Elements Garden】より藤間仁を招聘!アコースティックサウンドを得意とするElements Gardenのテイストを遺憾なく発揮し、流麗な胡弓・ストリングスサウンドの中にはかなく漂う寂寥感をカンノユウキが歌い上げるシリアスチューン。
ジャケット裏面は描き下ろし!

(c)2008 高山しのぶ・一迅社/千歳コーポレーション |
−−まずは、ユウキさんが“歌の世界”を目指し始めたきっかけから教えてください。
両親がオペラなど舞台を観るのが大好きで、小学生の頃から、わたしもたくさんの舞台へ連れて行ってもらっていたんです。いろいろなミュージカルや舞台を観たのですが、中でも東宝ミュージカルによる『レ・ミゼラブル』を観たときにものすごい感動を受け、「わたしもこういう世界に入りたい!」と思ったのが最初のきっかけでした。
−−最初は“役者志望”??
そうですね。高校も芸能へ力を入れてる学校へと入学し“舞台芸術科”へ入りました。そこは役者やダンサーを目指している人たちが中心の学科でして、いろいろ勉強していく中、次第に歌のほうへ興味が移っていき、気がついたら役者からシンガーという夢へと変わっていました(笑)
−−なぜ、シンガーになりたいと思ったんですか?
“練習をしていて一番楽しかったのが歌だった”ということですね。そして何より、“学んだ経験がすぐ形となって見えてくるのが歌だった”ことも大きかったんです。最初から“音楽科”へ行っていればよかったんですが、何事もやってみないことにはわからないですからね。
−−その通りだと思います。
その頃からすでにいろいろなオーディションへ応募していました。当時はまだ選ばれるまではなかったんですけど、ある程度の所まで行き、いろいろ勉強させていただいた経験などもありました。もちろん落ちることも多く、現実のシビアさもその頃から体験していたと思います。
−−高校生くらいの年齢で何度も落ちてしまうと、自信喪失したりしませんでした?
10代のときは、現実の厳しさ以上に“追い求める夢”への希望のほうが、気持ちのうえでは勝ってましたから(笑)。それに落ちるたび、「この人たちは、見る目がないんだな」「私の良さをわからないような相手の方こそダメなんだ」と、当時は強気に考えるようにもしていたんです。
−−その捉え方って正解ですね(笑)
以前、「ライオンキング」の舞台に出ている劇団四季の方が特別授業として来校してくださったことがあったんです。そのときにも、「僕だって何度もオーディションには落ちてるけど、自分が駄目なのではなく、今回は相性が合わなかったんだ。むしろ、相手のほうが悪いんだと思ってるくらいのほうが、気持ちを前に持っていけるよ」とおっしゃっていました。だから、たとえオーディションを受けて横にいる子が合格しても、「自分のほうが絶対にいいのに!!」と勝手に思い込んでいました(笑)
“激しいのにジワジワくる感じ”こそカンノユウキらしさ!
−−ユウキさんが最初に僕らの前へ姿を現したのは、2006年に発売になったWindows専用ゲーム「妖刀事件」のOP/ED曲『theme of, the Case of Cursed Blade/till』を歌ったことからでした。
現在の事務所へ所属し、最初にいただいたのがそのお仕事でした。それまではずっと好きなバラードばかりを歌っていましたし、周りからも、「お前はバラードが似合う」と言われていたんです。なのに、いきなりテンポの速いハードロック系の楽曲を唄うことになったでしょ。も〜ビックリですよっ!!
−−だけど、似合う表情になってません?
そこを見抜いてくださってたんでしょうね。その頃から、個人的にもダークで激しいロックな楽曲を好んで聴いたり、ロックシンガーへの憧れも持っていたので、“カンノユウキらしさ”を作り上げてくうえでは、とても良い変化のタイミングだったのかも知れないです。とくに『till』は、今の自分にとってすごく唄いやすく、似合うスタイルを持った楽曲になってますからね。
−−自分なりに捉えている、“カンノユウキの持ち味”ってなんだと思います?
「ダイレクトにバ〜ンと伝わる…と言うよりは、熱い歌声という持ち味もありながら、じつは“熱さの中へ切なさも押し込めている”ところ。“激しいのにジワジワくる感じ”こそが、“カンノユウキらしさ”なんだと思います。
六合鴇時とカンノユウキの共通性とは…
−−その“らしさ”は、「あまつき」のオープニング歌として流れている『Casting Dice』へも、かなり活かされてるんじゃないですか?
そうなんです。熱く疾走感を持ちながらも、「あまつき」の世界観とリンクしていくよう、どこか和風でせつない雰囲気を持っている、“激しさと落ち着いた雰囲気”2つの要素を1曲の中へ合わせ持った、まさにアニメ作品のオープニングらしさと「あまつき」の世界観とがミックスされた歌が、この『Casting Dice』だと思っています。
−−ユウキさんは、「あまつき」を毎週欠かさず観ているそうですね。
毎週録画しながら観ています!両親なんて、リアルタイムはもちろん、録画したものを毎日のように観てますからね(笑)
−−「あまつき」を観ての印象。それも教えてください。
主人公の六合鴇時くんって、突然知らない世界へ飛ばされ、そこで戸惑いながらも必死に自分らしさをつかみながら一人の男性として成長していくじゃないですか。わたしも、いきなりメジャーという世界へ飛び込み、今は右も左もわからない状態のまま、必死にがんばっている。その姿へ重なるものを感じたんですね。立場は違えど、すごく感情を投影させやすいので、そんな意識で見ている面もあります。
−−『Casting Dice』の歌詞も、物語の世界観はもちろん。ユウキさん自身とも重なる面がいろいろありそうですもんね。
そうなんです。この『Casting Dice』、六合鴇時くんの姿はもちろん、私自身ともすごく重なる面が多いんです。とくに好きなのが、テレビでは流れてない二番以降の歌詞(笑)。それと、Bメロの部分なんです。
−−♪振りもしないサイコロは埃まみれ/このままじゃいけないよと心の奥で転がしてみた♪という部分ですね。
ここの部分は、まさにデビューを前にしていたときの自分の心境そのものでした。なので唄うときも、Bメロ部分にはとくに“意味を強く感じさせるよう感情を込めた唄い方”をしているので、そこも感じてもらえたら嬉しく思います。
“新しい世界へ踏み出すに相応しい季節”だからこそ聴いて欲しい楽曲なんです。
−−歌詞にも綴られているよう、六合鴇時くんはもちろんのこと、ユウキさん自身も“長い長い旅路の途中”という意識なんですか?
わたしの場合は旅の途中どころか、むしろ旅が始まったばかり。♪見つけ出す答えは真実へ続く道♪と歌ってはいますが、まだまだ答えなんてわからないし、今はそれを探そうとしている時期なんだと思います。
−−この『Casting Dice』、今のユウキさんにいろいろ重なってくる気持ちがたくさん綴られている歌なんですね。
本当に今の自分にピッタリの歌。この楽曲を私の最初の一歩目として選べたことは、本当に良かったなと思っています。
−−ユウキさんにとってこの『Casting Dice』、どんな楽曲になったと思います?
六合鴇時くんや私だけじゃなく、突然広い世界へ飛び出したり、いきなり難しい決断をせまられたり、いろんな壁に阻まれてしまう経験って、きっといろんな人たちがしていることだと思うんです。そこで物怖じしてしまうことだって実際に多い。そんな気持ちが弱っているときに背中を押してあげられる楽曲にこの『Casting Dice』がなってくれたら嬉しいなと思ってます。
−−しっかり、気持ちを後押ししてくれますよ。歌声を聴いてると(笑)
「あまつき」は春から始まった新番組。春って、ちょうど新しい世界へ踏み出すに相応しい季節じゃないですか。もちろん、希望を持って前へ進んでる人もいれば、5月病じゃないけど、立ち止まりそうになってる人だっている。そういう、この季節にこそぜひ聴いて欲しい楽曲たちだと思います。
カンノユウキとして求めたい姿が、『Love and Fate』には映し出されています。
−−『Casting Dice』のディレクターとして、佐藤ひろ美さんが参加しています。一緒に作業を行っての感想も聞かせてください。
ひろ美さんからは、今でもお会いするたびにいろんなアドバイスをいただいています。レコーディングのときには、「プロとして唄う以上、カラオケで唄うような感覚では駄目。作詞/作曲/編曲してくださった方々が、どんな想いでその楽曲を作りあげたのか。その気持ちを踏まえながら歌わなきゃいけない。ピッチやリズム一つを取っても、そこには制作した人それぞれの想いや意味がある。それを勝手に自分流に変えてしまうのではなく、しっかり臨まれる形通りに唄うことが大切。それがあったうえで、いかに自分なりの個性を入れてくかを考えなきゃ」ということを教えていただきました。
−−2曲目には、激しいロックな表情をしている『Love and Fate』を収録しました。
こちらは、わたし用に制作した完全オリジナルな楽曲。歌詞は『Casting Dice』とも通じる、「自分を包み隠した上っ面な姿で生きてくのではなく、もっと自分自身と真正面から向き合ったうえで、前を向いて歩いていこう」という内容です。曲調もアップテンポでロックな感じなんですけど、その中へ切ない表情も詰め込んでいます。実は今回のジャケットに写ってるわたしって、『Love and Fate』を通したカンノユウキを描き出した姿なんですよ。
−−このロックな感じは、確かに『Love and Fate』と通じるものを感じます。
『Love and Fate』は、今のカンノユウキが目指している姿そのままな楽曲。まだまだ、普段の自分と写真に写っているロックなカンノユウキとの間にはギャップがありますが(笑)。でも『Casting Dice』を含め、初めてのCD作品を通し、カンノユウキらしさや、目指したい方向性を具体的に映し出せたのは、すごく良かったなと思っています。
『Casting Dice』と『Love and Fate』を、熱烈!アニソン魂で好評配信中!
−−『Casting Dice』と『Love and Fate』は、ケータイアニソンサイト「熱烈!アニソン魂」の方でも配信を行っています。
絶対にダウンロードします。でも、自分の携帯の着うたには使わない気がする…
−−えっ、どうして?
だって、いきなり友達やわたしのことを知ってる人の前で『Casting Dice』や『Love and Fate』が流れたら恥ずかしいじゃないですか。だからひそかに楽しむため、携帯の中へ保存しておこうと思ってます。
−−この2曲、着うたフルでも配信されています。
エ〜ッ!絶対にダウンロードしなきゃ!!わたし、携帯で楽しんでから、「やっぱりCDが欲しい」と、同じくCDも買っちゃう性格なんですね。だからみなさんにも、まずは着うた・着うたフルで楽しんでからで構わないので、ぜひこの作品を形として手にしていただきたいです。
−−最後に、あらためて「あまつき」と『Casting Dice』の魅力を聞かせてください。
「あまつき」は、人の心の成長という面を深く深く考えさせられる物語だと思います。絵や世界観の美しさ、キャラクターの格好良さも好きな面です(笑)
そして『Casting Dice』は、「あまつき」の世界観を投影した楽曲であり。『Love and Fate』を含め、2曲ともカンノユウキらしさを全開にできた楽曲なので、最初の一歩目としては最高のスタートを切れた作品になったと思っています。
−−7月21日には、ライブゲートを舞台にライブにも登場するそうですね。
この日は、他のアーティストさんたちとの共演なんです。もしかしたら、ギターを持ってロックしていくわたしの姿も見せれるかも…という楽しみもあるのですが。でも個人的には、ステージ袖で他のみなさんのステージを見れることが楽しみだったりもしています(笑)。
TEXT:長澤智典
■関連リンク
カンノユウキOFFICIAL HOMEPAGE
http://www.r-banana.com/kanno/
フロンティアワークス内 カンノユウキページ
http://www.fwinc.co.jp/artist/KannoYouki.php
着うた・着うたフル配信中!『熱烈!アニソン魂』
http://anime.excite.co.jp/anitama/
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