エキサイトアニメトップ > インタビュー > 詩月カオリ「Shining stars bless☆」


7月より放送がスタートするアニメ『ななついろ★ドロップス』。同作品のオープニングを飾るテーマ曲が、8月1日に発売となる詩月カオリさんの唄う『Shining stars bless☆』。I'veの歌姫の一人でもある彼女、詩月カオリさんがI'veに入ることになった経緯から最新曲の話まで、いろいろ伺ってきました。

−−I'veに所属してから、もぅどれくらいの年月が経ってるんですか?

所属して唄い始めてからは、5年くらいです。もともと私はゴスペルを勉強しており、その歌唱法を本格的に習おうと思い、とあるきっかけから出会った島みやえい子先生のもとに歌を習いに行き始めたんですね。そこでレッスンを始めて2ヶ月後くらいに、えい子先生から「ゲーム楽曲を唄うシンガーのオーディションがあるんだけど、受けてみる?」と誘われ、オーディションに参加。そこで合格したことが、私がI'veに入るきっかけになりました。

−−えい子先生のところで習い始め、その2ヶ月後にはオーディションを受けたということは、かなり有望株だったってことですよね。

2ヶ月後って、確かに早いですよね。ましてえい子先生と知り合ったのは、レッスンを受けることになる2ヶ月前。だからえい子先生と知り合った4ヶ月後には、I'veに所属するまでになっていました。

−−歌を習い始めた頃、「プロになろう」という意識はあったんですか?

習い始めた頃は、まったくありませんでした。習おうと思ったきっかけも、ゴスペルは全身を使って唄うので、自分をすごく解放しながら唄うことができるんです。その解放感をもっと求めたかったし、もっともっと気持ち良く唄えるようになるために習おうと思ったのが、きっかけでした。
オーディションに合格した以降も、最初のうちは、今のように「自分らしい歌とは何か?」と考えるよりも、本当に楽しみながら歌っていた感じでした。でも、いろいろ歌わせていただく機会が増えていく中、次第に「自分なりの表現スタイルを見つけたい」と思っていくようになったんです。

−−これまでにも、たくさんの楽曲を唄っているカオリさんですが。主にどんな歌唱&楽曲スタイルを得意としているんですか?

私が多く唄わせていただいてるのは、“柔らかく優しく、可愛らしい楽曲”たち。じつは私自身、ゴスペルを唄ってる頃からソプラノを担当していたこともあり、よく高い裏声を魅力に唄っていたんですね。もちろんI'veで唄う場合は、地声で唄ってるんですけど。もともと高い声質を磨いていたこともあり、その声を活かした楽曲をI'veでは多く唄わせていただいてる感触は持っています。

−−I'veのように多彩な表現枠を持っている音楽工房だと、所属している方も多様な表情を唄う機会が多いんじゃないですか?

そうですね。それでも私の場合は、やはり可愛い感じの楽曲が多いですね。もちろん私も、格好いいスタイルから癒し系まで、いろんな表情の楽曲を唄ってみたい気持ちはいつも持ってますし。まだまだ表現面でも磨きをかけなきゃいけないので、「もっともっと実力をつけなきゃ」と日々努力し続けています。

−−そんなカオリさんが、ついにアニメ『ななついろ★ドロップス』のオープニングテーマ曲『Shining stars bless☆』を唄い、メジャー・デビューすることが決まりました。

最初にその言葉を聴いたときには、ちょっとビックリしました。それから嬉しい気持ちが出てきて、そのあとに怖い気持ちになっていったんです。と言うのも、私の知らない世界というか、「メジャーっておっきい場所だな」と思い、「果たして自分は演っていけるのか?!」という恐怖心が出てきたんですね。。。だけどそこから、「そのチャンスを自分がどう活かしていくか」と思うように気持ちを変えていき、今は落ち着いて向かっていくようになりました。

−−そういう気持ちになれた要因って、何かしらあるんですか?

「唄うという意味では、どこで唄っても気持ちは同じなんだ」と思えたことが大きかったですね。もちろん今でも、メジャーという場は大きな挑戦の場でもあるんですけど…

−−作曲を、I've唯一の女性クリエイター井内舞子さん担当。作詞はカオリさんとKOTOKOさんの共作になっています。歌詞が誕生するまでの想いも、ぜひ聴かせてください。

まず『ななついろ★ドロップス』のシナリオをいただき、それを全部読んだんですよ。そこで感じたのが、人を思いやる気持ちや優しさ、人を好きになったときに生まれる切なさや不安な想い。それらを、まずは言葉に変えて表現していきました。
じつは私、シナリオを読みながら泣いてしまった場面がけっこうあったんですよ。そんな、自分が感動した想いも、言葉にして綴っています。

−−歌詞が共作…と言うことは、どちらかが先に土台となる詞を書いたという形ですよね。

はい。私が先に書いた詞に対して、私が伝えたいけど明瞭に伝えきれなかったいろんな気持ちを、よりわかりやすい言葉や表現にとKOTOKOさんが変えてくださいました。

−−物語には、魔法少女が登場するんですね。

そうなんです。いろいろ呪文を唱えたりとか。そういう物語の鍵となる言葉たちを、いろんなキーワードとして歌詞に詰め込んでいきました。まさに、この作品の始まりを告げるのにピッタリな楽曲になった実感を覚えています。

−−初回限定盤には、『Shining stars bless☆』のPVが付いてきます。モノクロの映像がカラーになっていく様とか、幻想的で素敵ですよね。

中の映像では、気持ちを明るく羽ばたかせていく想いの象徴として、蝶々が飛び交っていたり、モノクロだった映像がカラーに変わっていくのも、解放されゆく想いを象徴した形としての演出なんです。
中で私は、アコースティックギターを弾きながら唄ってるんですけど、まだまだ習い始めて2年とはいえ、今はギターを弾くのがすごく楽しいくらい大好きな楽器なので、そのアコギを持って登場することができたのも嬉しいことでした。

−−歌詞に♪出逢ったキセキ♪とありますが、そう感じることも日々多くないですか?

ホント、出会いって奇跡ですよね。一つの出会いから新しい想いが生まれたり。出逢った人によって、自分も変わっていける。また、誰かが居てくれるから勇気を持てたり、がんばれたりもする。ホント出会いの奇蹟って多いと思います。

−−ホント、そうですよね。

こうやって歌を始めるのもそうだし、I'veに加わることになったのもそう。いろんな出会いを重ねてきたからこそ、今の自分がいる。そう考えれば、本当に出会いの奇蹟の連続だったと言うか。そうやって出逢うこと自体が、大きなことですよね。あらためて想い直すと不思議な感じがしますけど、「いろんな出会いによって今の自分があるんだな」という気はとてもしています。

−−カオリさん自身の感じている、『Shining stars bless☆』の聞きどころも教えてください。

サビと、中で転調していく部分。そこを歌ってると、私自身の気持ちもバーッと上がっていくんです。そこが私にとっての聴きどころになってますね。
あと『ななついろ★ドロップス』の物語面でも語るなら、内気な女の子が勇気を持って立ち向かっていく姿、がんばって前に進んでいく勇気には、私も強く共感してました。他にも、歌詞の内容面にも重なっていくことですが、物語の中に描かれた“人を思いやる優しい気持ち”はもちろん、“人を好きになったことで生まれる切ない気持ち”にも私は感動したので、そこは、この楽曲を聴く方はもちろん、アニメ作品自体を観てくださる方も、胸がキュンと鳴ったり、切なくなる部分だと思います。

−−みずからの性格と重なる面も、いろいろありました?

私自身も、いろんな経験を糧に、そこでの試練を乗り越えながら徐々に強くなっているよう、その姿には共感を覚えたり、共通項を感じる面はありました。
私もそうですし、きっと誰もがそうだと思うんですけど。乗り越えなきゃいけないいろんな試練にぶつかるたび、人は、弱い自分の心を「しっかりしなきゃ」と奮い立たせながら、その試練を乗り越え、日々前に進んでいくものですよね。私自身5年前と比べたら、だいぶ気持ちも成長してきた実感を覚えてますし。そういう一つ一つの経験を乗り越え、一つ一つできることを増やしながら成長していく姿を、『ななついろ★ドロップス』や、この『Shining stars bless☆』に感じていただけたら、嬉しいなと思います。

−−これからもカオリさん自身は…。

いろんな出会いの奇蹟を繰り返しながら、焦ることなく自分らしいペースで歩んでいこうと思っています。確かにがんばることは必要だけど、無理をしすぎると、逆に良くないことがあると思うんですよ。そういう意味でも、これからも『自分らしく』前へ進んでいくつもりです。

TEXT:長澤智典

リリース情報

●Shining stars bless☆

詩月カオリ
2007.08.01 ON SALE
(初回限定盤)GNCA-0075 \1,890(税込)
【初回限定盤特典:DVD封入「no vain」プロモーションビデオ収録】
(通常盤)GNCA-0076 \1,260(税込)

<収録曲>
01.Shining stars bless☆
02.I'm home-unplugged-
03.Shining stars bless☆-instrumental-
04.I'm home-unplugged--instrumental-

関連リンク

●詩月カオリ公式HP(ジェネオン内)
●I've公式HP