アニメ『ななついろ★ドロップス』のエンディングテーマとして流れているのが、LOVERIN TAMBRINの唄う『mo.o!』。同シングル盤が、8月1日に発売となる。中には、『ななついろ★ドロップス』の挿入歌『私のそばに…』も収録中。夏にピッタリなこの作品の魅力を、さっそくお伝えしよう。
−−『ななついろ★ドロップス』のエンディングテーマ歌として流れている『mo.o!』、どんな過程を経て誕生したのか、まずはそこから教えてください。
aya:最初に脚本をいただき、それを読ませていただきました。そのときにあったオーダーが、「初恋」「楽しい曲」ということ。そこから誕生したのが、『mo.o!』だったんです。
−−『mo.o!』とは、じれったさを表す言葉ですよね。
aya:そう。初恋でドキドキときめいているんだけど、相手にその想いを伝えられない“じれったさ”。それを観ている友だちやクラスメイトも、「もぅここでこうすればいいのに」と、その子に“じれったさ”を覚えていく。そんなときに出てくる「もぅ〜!」という気持ちをそのままタイトルにしながら、「本当はこうしたいのに、でもそんなこと出来ないし、言えないわ」という裏腹な気持ちの歌にと仕上げていきました。
−−確かに、言いたくても言えないでいる人を観てると、「も〜、もっと○○すればいいのに」など、第三者的な立場でいる人たちは、その姿にじれったさを覚えてしまうものですからね。
aya:そうなんですよね。その“じれったさ”が、私にはコミカルにも感じたんです。「普段の私はこうじゃないのに、何してるんだろう私って…」など、そんな「自分、なんか変なの」という気持ちを、この『mo.o!』には書いてみたんですけど……意外と自分も、こんな『mo.o!』な感じなのかも知れないですよね。
−−ayaさんって、言いたくても言えないタイプ?
aya:まさに「じれったさを覚えながらも、なかなか行動に移せない」タイプです。そんなみずからの気持ちも、ここには入ってると思います(笑)
−−曲調もA-POPしてるというか、思いきり明るく弾けてます。
aya:まさにLOVERIN TAMBRINらしい楽曲になりました。“LOVERIN TAMBRINと言えば遊園地のような楽曲たち”という感覚が私たちの中にはあるので、今回のように「楽しい感じの楽曲で」と頼まれたら、「よし、任せとけっ!!」となってしまいます。と同時に、2曲目には『私のそばに…』というバラード歌を入れてるんですけど。。やっぱりこっちも、得意というか、すごく好きな表情ではあるんですよね(笑)
−−『私のそばに…』も、『ななついろ★ドロップス』の挿入歌として流れているんですよね。
aya:はい。こちらも脚本やいただいた絵コンテを見ながら、「すごく切ない、友だちを想う気持ちを歌にして欲しい」という、依頼を受けたテーマに合わせ、書きました。
−−『ななついろ★ドロップス』という作品自体、かなり胸キュンさせてくれる場面がいろいろ出てくるんですよね。
aya:もう、観てるだけでキュンとなったりセンチになったりしていきます。中には、魔法少女的な要素も入ってますし、友情を描いた場面もいろいろ出てきます。とにかく、ピュアな想いがいっぱい詰まった作品なんですね。だから私自身も、その“ピュアな気持ち”を大切に楽曲を作っていきました。
−−AKIHIROさんは、アレンジ面でどんなことを心がけてましたか?!
AKIHIRO:「お祭り気分で踊れるような楽曲」という要望もあったんですけど、その辺は僕が本当に得意としている分野だったので、思いきり楽しみながら作れました。とにかく、ストレスなく自分の気持ちを発散すれば自然とこういう曲調になっていくので、その辺では思いきり健康的に作っていけた気分でした。もちろんバラードを作るのも好きなので、2曲とも存分に楽しみながら演ってましたね。
−−『mo.o!』に綴ったような「ときめく想い」や「じれったい気持ち」って、誰もが経験してきたこと。
aya:みんな経験してきた気持ちだと思います。とくに女の子は、こういう「じれったさ」や「センチな想い」って本当によくあること。中には「裏腹な感情」まで書いてるので、この歌を聴くと、より「女の子の持つ気持ち」をわかってもらえるような気がします。
−−ayaさん自身、普段から“キュン”となる瞬間も多いですか?
aya:“キュン”となる瞬間や「もぅ〜」と思うことって多いですよ(笑)。とくに私は、取り越し苦労をしてしまう性格なので、ホント多いです。
−−最近ayaさん自身が、キュンとなったとき。それも、教えてください。
aya:私、犬を飼ってるんですけど。その子の純粋で無垢な姿を観るたびに、キュンと胸が高鳴ってしまいます。あとね、ピュアな状態で一生懸命何かに向かっている人を観ても、キュンとします。
AKIHIRO:僕は、キュンとなる瞬間ってまったくないんですよ。「もぅ!」とじれったくなることも、普段の生活ではまったくないですね。
aya:彼の場合、普段から波風の多い生活をしているから、すっかり感覚が麻痺してるんだと思います。心臓に毛が生えちゃってると言うか、「いちいちキュンとなんかしてられるかよ」という、そんな茨な道を平気な顔で進んでく性格ですからね(笑)
−−それもすごいなぁ。でも「純粋な気持ち」って、いろんな経験を重ねていくと、どんどん薄れていくのもわかる気がしますけどね。
aya:余計な物事がくっついていくと、純粋さってどんどん薄れていきますからね。だからこそ『ななついろ★ドロップス』の世界に触れたとき、私自身も純粋な想いに触れたことで、そういう気持ちを思い出すことができたし。「純粋って無敵だなぁ」とも思いましたからね。
−−せっかくだから、あらためて『ななついろ★ドロップス』の魅力も語ってください。
aya:私が『mo.o!』を書くときの原動力にもなったよう、一番印象に残ったのが「純粋な子の、大きな心の変化」でした。「初恋という今まで味わったことのない大きな感情が芽生え」、「愛しい気持ちが沸き上がった自分の感情に戸惑いを覚えていく」。そんな「心の変化」こそ、大きな見どころになっていると思います。
−−AKIHIROさん自身の、初恋の想い出って覚えてます?!
aya:あ〜、それ聴きた〜い(笑)
AKIHIRO:恋愛には嫌な想い出しかないので(笑)。でも、すごく面倒くさかったような記憶がありますね。。。と言うのも、僕は相手の気持ちを気づけない性格なんですよ。
aya:今、そうとう照れながらしゃべってますよ(笑)
AKIHIRO:あっ、思い出しました。初恋は幼稚園のときだったと思います。しかも、すごく気になってた子から、バレンタインの日にチョコをもらったときに超感動した記憶もあります。
aya:そのときは“じれったさ”とかなかったの?自分から告白したいけど、できなかったとか?!
AKIHIRO:いや、何もなかった(笑)。あのときは、そのまま何もなく終わった気がする。
aya:私も、初恋は幼稚園のときでした。でも今思い返すと驚くのが、ちっちゃい頃ってホント恋愛に対しても無邪気に積極的にと向かっていけてるんですよね。今じゃ絶対に考えられないこと。あの頃の「無邪気なパワー」って、今思い返すとホントすごいですよね。
−−そんな恋愛に対するいろんな心の揺れを描いた『mo.o!』ですが。あらためて完成した作品に対して、どんな想いを抱いてるかを聴かせてください。
aya:アップテンポで弾けた『mo.o!』、切ないバラードの『私のそばに…』、その両極端な表情を1枚に集約できたのは嬉しかったし、より一層LOVERIN TAMBRINの魅力を深く味わってもらえる作品になったのは、間違いないですね。
AKIHIRO:まさに、今のLOVERIN TAMBRINらしさが出た2曲だからね。しかも3曲目には、その2曲とはまた違った、アップテンポでロックな感じの楽曲が入るので、これも聴きどころだと思います。
aya:3曲目もアップテンポな、まさしく夏に似合う楽曲になったからね。3曲3様、でもやっぱりLOVERIN TAMBRINな世界観を存分に味わえる楽曲たちばかりですから。
−−話は前後しちゃうんだけど。この『私のそばに…』、『mo.o!』で恋を覚えた子が次の恋愛ステップに進んだときの気持ちにも、思えてくるんですよね。
aya:これは、友だちのことを思って書いた詞なんですけど。確かに、相手を同性/異性どちらに置き換えても気持ちを投影していける内容にはしています。だから、今後恋人になるかも知れない人のことを思って聴いていただいても、今とても大切にしている友だちのことに置き換えて聴いてもらっても、どちらでもいいと思います。それくらい、聴いた人それぞれの気持ちに当てはめていける楽曲になっていますから。
AKIHIRO:ちょっと話を逸らしてしまうけど、(取材した時点で)最近完成したばかりの『ななついろ★ドロップス』の1〜2話を観たんですね。そのときに観た映像が、すっごくカラフルで綺麗だったんですよ。僕も楽曲を彩っていくときに、いろんな色を混ぜ合わせた音を作りあげていく傾向が強いから、映像/音楽面でも上手く世界観を共有できたなと思いました。それくらい手応えを感じた作品なので、ぜひみなさん手に取って聴いてください。
aya:ホントLOVERIN TAMBRINを知ってもらう上では最高の1枚になったので、私たちの1stシングル『愛したげる』の頃から知ってる方も、今回をきっかけに知った方にも、ぜひLOVERIN TAMBRINの世界を思いきり楽しんでもらいたいなと思ってます。
TEXT:長澤智典
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