エキサイトアニメトップ > インタビュー > 茶太「Bravery〜辿り着きたい君へ〜」


6月20日に、茶太が初となるマキシ盤『Bravery〜辿り着きたい君へ〜』を発売する。表題曲を含め、収録した3曲中2曲が、21日発売のPS2用ゲーム「グローランサーVI」のOP/ED作品としてゲームの中を彩っている。同作品の魅力について、さっそく彼女を直撃っ!!

初のマキシ盤『Bravery〜辿り着きたい君へ〜』をリリース

−−茶太さんにとって『Bravery〜辿り着きたい君へ〜』が、初のマキシ盤になるんですね。

そうなんです。これが初のマキシ・シングル盤となります。制作面でも、アッという間だったと言うか。アルバムとは違い曲数も少ないので、ちょっと不思議な感覚を抱きながら制作していました。

−−『Bravery〜辿り着きたい君へ〜』をいただいたときの印象、まずはそこから聴かせてください。

ゲームのオープニングで流れるというお話だったこともあり、この疾走感を持った楽曲が、どのようにオープニングの映像と重なっていくのかを想像し始めたら、ワクワクしていたんです。とくにこの楽曲は、最初から最後まで疾走感を持った演奏がずっと続いていきますから、ゲームではショート・バージョンになっていて全編聞くことはできないので、ぜひCDでフルサイズでの躍動性を味わっていただけたら嬉しいです。

−−アルバム『murmur』で描きあげた世界観とはまったく違う表情ということで、個人的には嬉しい驚きでした。

確かに『murmur』にはなかった曲調ですし、自分が今まで演ってきた中でも、ここまで激しい楽曲を唄ったことはなかったので、その意外性を楽しんでいただけたら嬉しいですね。

−−茶太さん自身、チャレンジした面は多かったんですか?

チャレンジと言うよりも、楽しみながら新しい表情を勉強させていただけたという感覚なんです。そうやって新しい色を持った楽曲に出会えたことも新鮮でしたし…

−−歌詞に対する印象も、良ければ聴かせてください。

とても前向きな内容なんです。まさに、歌に出てくる主人公の持つ心の強さが出た歌詞になっていると思います。それくらい気持ちを躍動させていく歌詞だったことから、レコーディングのときには、『気持ちばかりがいきすぎないように』と感情をセーブしながら歌っていた面もありました。その甲斐もあり、上手く押し引きをバランス良く出せたので、聞いてくださる方々には“とても気合いの入っていく歌になった”手応えを感じています。

−−実際に完成した『Bravery〜辿り着きたい君へ〜』に対する手応え、茶太さん自身はどのように受けとめています?

ここまで疾走感を持ってガンガン攻めていく楽曲はあまり歌ったことがなかったので、自分の中でも新しい一面を出せた楽曲になったと思います。自分で歌っておきながら、『これ私が歌ったの?!』と思ってしまうくらい(笑)。不思議な感覚もありますね。

−−−−2曲目の、エンディングテーマ『Begin』は、バラード・ナンバーとして完成しました。

『Bravery〜辿り着きたい君へ〜』に比べれば、まだ『Begin』は割と歌い慣れた感じの曲調ではあったんですけど。この曲はこの曲で、しっとりともの悲しい静けさを出した楽曲なので、『この歌がエンディングで流れるんだ』というのは、ちょっと不思議な感覚もありました。

−−−−あっ、そうだったんですね。

現時点ではまだゲームをやってないので、どんなエンディングが待っているのかは私もわからないんですけど。歌詞を読んでいると、『Begin』は、聞きようによってバッドエンドにも捉えられるし。でも、芯の強さを持った主人公の姿が見えてくる内容にもなっているし。だから私自身も、どんな感じでこの楽曲が流れてくるのか楽しみにしているんです。

一枚のシングルに込められた様々な表情

−−OP/EDでは、両極端な表情を提示。唄う際、茶太さん自身はどんなイメージを固めたうえで歌入れに望んでいったんですか?

ある程度、自分の中で『こうかな』という目星は付けますけれど、私自身がイメージを固めすぎると、制作者側の求めている意図と擦れが生じてきたときに修正していくのが難しくなるので、そんな固めることなく望むようにはしています。それに私自身、その楽曲を作りあげた人の想いを表現していくことを心がけているので、自然とそういう意識を持って、毎回唄入れには臨んでいます。

−−3曲目には、みずから作詞を担当した『夜明け前』を収録しました。

大嶋啓之さんの作りあげた楽曲を聞いたときに、とても心が共鳴したんです。この歌詞もまた、前向きさもあれば、バッドエンドを想像もできるような雰囲気として書いてますけど。この詞を書く際に心がけたのが、『Bravery〜辿り着きたい君へ〜』や『Begin』とはなるべく重ならないような詞でありつつ、「グローランサーVI」世界観にも近づける内容を持った歌詞にしていくということでした。

−−「グローランサーVI」の世界観も、『夜明け前』では意識していたんですね。

「グローランサーVI」のファンの方も聞いてくださるだろうし、なるべくなら、同じように気持ちを重ねあわせられる楽曲にしたかったんです。
私が参考にしたのが、『Begin』の世界観。あの楽曲に繋がる…というわけではないんですけど、自分なりに『Begin』を通して感じたクライマックス感と重なりあうような想いとして、この『夜明け前』の歌詞は書きました。ゲームを楽しんだ方が、違和感なく『夜明け前』も楽しんでいただけたら嬉しいですね。

−−せっかくだから、『夜明け前』に詰め込んだ、茶太さんなりの想いも教えてください。

1曲を通し一番強く伝えているのが、“約束を守る”ということ。そう言うと律儀な印象を抱かれるかも知れないですけど、私としては『自分の中の譲れない部分をきちんと確立しておこう』という意味で捉えていますし、その辺の意識が聞いてくださるみなさんにも伝わっていったら嬉しく思います。ゲームを演った方の心の中に、何かしら重なる想いとして『夜明け前』が響いていったら・・・、嬉しいですね。

−−やはり、ゲームを楽しむ方のことも考えての制作だったんですか?

それはあります。ゲームの中に描かれている『人との出逢いや別れ』。そういうのって、人によっては些細に思えることでも、人によっては、『人との出逢いや別れ』の関係が心の支えになることだってあるじゃないですか。そういう想いを、私の楽曲を通して少しでも感じてもらえたらという気持ちが強いんです。もしかしたら、ゲームのシナリオと『夜明け前』の世界観は全然合ってないかも知れない。でもゲームを演りながら、それが直接的でなくても、ほんの少しでも重なる想いを感じたり共有できるのであれば、それが私としてはすごく嬉しいことなんです。

−−確かに歌もゲームも、自分の心と何かしらリンクしていくからこそ夢中になっていくものですからね。

そう、その作品と自分の想いがリンクしていくか…というのは、大きなことですからね。そこは、これからも大事にしていきたいところだと私は思っていますし、いろんな人のことを考えながら、私なりに『ひっかかりとなりそうな想い』を記しながら、聞いた人がそこの部分にちょっとでも意識を傾け、そこから詰め込んだ想いが広がっていけたら、それはとても嬉しいことですから。

チャレンジを重ね、これからも前へ進み続けます

−−その心使いが嬉しいですね。ちなみに、アルバム『murmur』に対する反響は、どんな風に返ってきてます?

「ずっとリピートして聞きっぱなしです」という声をいただいたり、感想をいただけると嬉しいですね。昔から私のことを応援してくださってる方の中には、「おやおや?!」と新しい驚きを覚える方もいらっしゃったようですし。私自身も、『murmur』を作ったことで、また自分の中の引き出しを増やせた意識を持っているんです。それは今回のマキシ盤もそう。つねに私は新しいチャレンジを続けながら、前に進んでいきたいと思ってます。

−−『Bravery〜辿り着きたい君へ〜』ジャケット写真も素敵ですね。

裏ジャケットは「グローランサーVI」のイラストが入るということだったので、表ジャケットは『夜明け前』に綴ったイメージを元に作り上げた形になっています。このジャケットも気にいっていただけたら嬉しいですね。

−−最後に、改めてマキシ盤についての想いをお願いします。

元気で気合いの入る曲、ゆったりできる唄、しんみりできる表情で構成された1枚なので、繋げて聞いてみるもよし。元気になりたいときに『Bravery〜辿り着きたい君へ〜』だけ聞いたり、考え事をしたいときに『Begin』と『夜明け前』だけを聞くなどの楽しみ方もできると思います。そんないろんな想像を広げてくれる1枚になったので、ぜひみなさん聞いてください!

TEXT:長澤智典

リリース情報

●Bravery〜辿り着きたい君へ〜

茶太
2007.06.20 ON SALE
\1,260(税込)
KDSD-00136

01.Bravery〜辿り着きたい君へ〜
02.Begin
03.夜明け前
04.Bravery〜辿り着きたい君へ〜(Instrumental)
05.Begin(Instrumental)
06.夜明け前(Instrumental)

●グローランサーVI

◆ジャンル:RPG
◆ハード:PlayStation2
◆発売日:2007年6月21日
◆キャラクターデザイン:うるし原智志
◆価格:\7,329(税込)

関連リンク

●「Bravery〜辿り着きたい君へ〜」特設サイト
●茶太公式サイト
●「グローランサーVI」公式サイト
■過去のインタビュー<2007.03掲載>