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TEXT:長澤智典/PHOTO:宮国智美
きっかけはぁ……
――多彩な表現活動を展開中の榊原ゆいさん。現在主軸となっている活動から教えてください。
『声優』『シンガーソングライター』『ラジオパーソナリティ』『ダンスの振り付け』『ライブ活動』が、主な表現スタイルになっています。
また自身のオリジナル作品に関しては、ジャケットやPVを撮影する場合、自分で洋服や小物を選んだり…。
それこそ2ndアルバム『HONEY』で映し出した“飴を散りばめた上へテディベアを持って寝ころがる姿”とか、みずから表現するものすべてに対するアイデアも自分で提案。
榊原ゆい自身に関わるものは、完全セルフ・プロデュースとして表現しています。
――それだけ多彩な表現枠を持ってるわけですが、そもそもスタートラインは何処からだったんですか?
小さい頃は歌手になりたかったんですけど、ある一時期から声優へ興味を持ち始め…
お仕事として最初にスタートしたのも声優だったように、榊原ゆいとしての表現活動の根本は“声優”になっています。
と言っても、とくに学校や養成所へ入って勉強してたわけじゃなく、お仕事をしながら、現場で成長させていただいたって感じでした。
ロリ系声優?!…榊原ゆい
――最初は、どんなキャラクターが多かったんですか?
最初はいわゆる“ロリ系”がメインでした。そうやって演じた役柄を一つの持ち味として認めていただけ、まわりの方々がそのイメージを求め、ロリ系のキャラクター仕事を次々振ってくださるようになったのはすごく嬉しかったんですけど。
まだ慣れていないころはロリ系声だとどうしても高音域だけを使うので、演技の幅が狭まってしまって。
私としては演技にまだまだ自信がない分、中音域へ声を据えながら、上下どちらでも幅がきく演じ方で慣れていきたかったのですが、最初はなかなかその枠を抜け出すことができず、模索していた時期もありました。
――ゆいさんって、ど〜考えてもセクシー系ですもんね。
そうですよね(笑)。ロリ系のキャラクターを演じる声優として榊原ゆいのことを好きになってくれた方が、私のHPを観て『あれっ?!アダルティー??!!』と驚いて、イメージを崩してしまうんじゃないか…という心配は今でもありますけど(笑)。
ロリ系声はあくまでも演技の要素の一つだけに、それを無理に本人自身のキャラとして貫き続けるのは違うと思ったし。
だからこそオリジナル作品でも、3rdシングル『Eternal Destiny』の頃から、より素の私らしい“エロカッコ可愛さ”(?!)を出すようにしていったんです。
作詞家デビュー…気がついたら、鼻唄作曲家として…
 ――その頃から仕事面でも、現在のよう幅広い役柄へシフトしてきたわけですね。
私と接していただく中で、まわりの方々が榊原ゆいという役者の中へ幅広い役を演じていける可能性の芽を見いだし、いろんな役柄を与え、広げてくださったというのもありますね。
私自身も、最初は“ファンの人たちが求めている榊原ゆい像”を気にしてたんですけど、一度枠を取り払ってからは、どんどん素の自分を出していくようにもなったし、そうし始めた頃から、自然と幅広いニーズをまわりからも求められる環境にとなっていきました。
今は飾ることなく『榊原ゆい』として、とても活動しやすくて一つ一つが楽しくて仕方ないです!
――シンガー活動を始めたのも、やはり声優活動の一貫からだったんですか?
そうです。最初は主にキャラクター系の歌声で歌うような曲から始まりつつ、オリジナル楽曲を制作し始めたのは、1番しかなかったゲーム用の楽曲を音源化するに当たり、「二番の詞を書いてみる?」と言われたことがきっかけだったんです。
それをチャンスに、作詞をする機会を多くいただけるようになりました。そうしたら、いつの間にか作曲まで…
――以前から楽器は演ってたんですよね。
も〜、全然(笑)。作曲だって、基本は鼻唄ですから。
だけどそうやって“みずからの想いを音楽という形を通し表現する手段を得られた”ことは、とても大きかったですね。それは、ダンスも一緒。
――ダンスは、何をきっかけに始めたんですか?
ステージ上で踊りながら歌う機会がありまして、それを独学で実践したところ、『あっ踊れる人なんだね』ということで、いろんなお話をいただけるようになったことと、私自身も、踊りながら歌うのがすっごく楽しくて、そこで病み付きになってしまったというのもありました。
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