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新たに誕生した“声優ドラマレーベルDSE”。その第1弾作品として完成したのが、野川さくらさんと宮崎羽衣ちゃんが出演した実写ドラマ『RAY』。11月25日に、VOL.1『COLD
BLOOD』編。12月22日に、VOL.2 『SPITITUAL SONG』編が連続発売。この作品は、来年アニメ放送化も決定。実写&アニメ…その流れに隠された秘密も含め、2人へ『RAY』の魅力について語っていただいた。
『RAY』の実写版は、完全オリジナル仕様
――『RAY』のアニメ化が決定。野川さんが主役の零として、羽衣ちゃんがアカリボン役で登場。じつは今回紹介する実写ドラマ『RAY』のVOL.1『COLD
BLOOD&VOL.2『SPITITUAL SONG』は、アニメ版&原作マンガ『RAY』には描かれてない物語なんですよね。
野川 そうなんです。原作となった『RAY』の前の物語となっているのが、今回私たちが出演した実写ドラマ『RAY』の世界観なんです。
宮崎 私が演じいてる朋美ちゃんは、原作には登場しない子ですからね。
――お二人とも、原作を読んだあとに、実写版『RAY』の物語へも触れた形になるんですか?
野川 私の場合、先にアニメ版『RAY』のオーディションを受けるお話があったことから、その時点で原作を読み、オーディションに臨みました。
宮崎 私も原作を先に読んでました。ただし、アカリボン役が決まったのは、実写版の撮影をしてるときだったんです。だから物語の台本も、急遽朋美とアカリボンとの結びつきを作るため、新たに書き直したりという作業もあり、制作の方々は大変だったようです。
アニメーションと実写版の繋がり…とは?!
――野川さん演じる零は、特殊な能力を備えた外科医なんだよね。
野川 はい。原作では不思議な能力を持った零が、「なぜ自分は特殊な能力を持っているのか?!」の謎を解きつつ、悪の組織と闘っていくというお話になっています。舞台の先々で患者さんたちの命を救い、みんなを幸せにしてくというストーリーも、原作にはたくさん登場しています。ブラックジャックまで、物語には登場しちゃいますからね。
――原作という設定がありつつ、その前の物語として実写ドラマの『RAY』が誕生。マンガとはまたチョット印象の違った零が、こちらのドラマへは登場してません?
野川 そうなんです。さっき羽衣ちゃんも言っていたように、彼女がアニメ版『RAY』のアカリボン役へ決まったことにより、台本も朋美ちゃんとアカリボンの結びつきを描く形へ変わっていったりということもありつつ。最初の頃は、まるで敵対しているような関係に映る零と朋美ちゃんなのに、なぜ零が(陰日向となり)朋美ちゃんを助け続けていたのか…という理由も、最後に明かされながら、アニメの本編へと続いてく内容へなっています。よりアニメーション本編へ期待感を持てる内容を描きつつも、独自な世界観を作りあげた作品になったのが、特徴的だと思います。
宮崎 最後に零先生が言ったセリフには、私演じててグッときちゃいました。
謎めいた零…その正体は?!?!
――さっき「敵対してるように見える」と言っていたように、実写版での零って何者なのかその正体が見えない、ホントに謎な存在ですよね。
野川 私も最初に台本を読んだときには、零って敵役っぽい姿として見えてくるじゃないですか。最後の最後に、朋美ちゃんを助けたりと正義の姿を見せてはいきますけど。やっぱり本編中は、「この人は敵なの?!それとも味方?!?!」という部分を多く醸しだしているだけに、「これは誤解を招いてしまうかも…」という心配もあったんです。
――その心配も、2本続けて観ることで、ある程度は解き明かされていきますからね。
野川 そう。でも実写版は、ここからアニメ版の『RAY』へ繋がっていく導入部的な役割も担っているので、相変わらず謎は多いんですけど(笑)。それでも、この実写版『RAY』を観るだけでも、『RAY』の持つ世界観はつかめると思います。
――野川さん自身、零を演じてくうえでの大変さって、どの辺にありました?
野川 普段の私たちって、声優という職業ですから、“声だけですべてを演じる”わけですが、でも今回は全身を使ったお芝居を要求されるぶん、目や表情だけのお芝居がとても大切になっていく。その細かいところをどう演じていくかというのが、大変でした。
目で演じる…クールビュティーな零
――目で演じるっていうのは、絶対的なポイントだよね。
野川 そうなんですよ。私自身これまで“妹キャラ”や“萌えキャラ”などのキャラクターを演じる機会が多かったんですけど、今回は“クールビューティーで格好いい零”という役を演じなければいけない。正直、ここまで普段の自分とかけ離れた役って、今回が初めての経験だったんです。
――確かにそうですよね。
野川 クールなたたずまいや歩き方から、女性としての振る舞い。さらには、サングラスの格好いい外し方やコートをひらめかせるシーンでの立ち居振る舞いなどなど。チョットした仕種の違いで格好良さやアクション的な動きの差がハッキリ出てしまうので、そこはいろんな映画を観ながら、撮影に望むにあたり勉強していきました。
宮崎羽衣、アドリブシーンで役者魂を大発揮!!
――アクションについては、また後でお聞きするとして。先に羽衣ちゃんの話へ移りますが。朋美ちゃんが零先生のことを観てゆく眼差しの変化。そこも羽衣ちゃんの演技の見どころになってませんか?
宮崎 最初は敵だと思っていた零先生のことを、ある事件をきっかけに、大好きな憧れの存在として観てゆくようになり、最後には尊敬の眼差しに変わっていく。その変わりようは、ぜひ観ていただきたいところですね。
野川 羽衣ちゃんの制服姿も見どころだよね。
宮崎 あっ、そうですね。
野川 羽衣ちゃんの姿を観てたら、「きっと学生時代の彼女ってこうだったんだろうなぁ」って感じがしちゃったもん。
宮崎 私の大切な見どころとして、VOL.2へ登場する学校シーンの中に、小川輝晃さん演じる坂本先生との会話のやり取り場面が出てくるんですけど。小川さんがとてもアドリブを交えて演じていく方だから、私も負けじとアドリブで演じ返していくやり取りも、個人的には観て欲しいところです。
――そこは、事前にそういう知識を持った上で見ると楽しめるってことだ。
宮崎 そうなんです。それと、朋美ちゃんはひたすら逃げて逃げてという場面が多いので、そこも観て欲しいですね。
アクションシーンへ隠された秘密。
――さっき話が中断してしまいましたアクションシーンですが、この作品では零の派手やかな動きも大きな見どころになってます。
野川 実写版の『RAY』って、とてもアクションシーンの多い作品なんです。ましてアクション監督さんが入って、実際に演技指導してくださる現場も、私は初めての経験。もちろんアクションシーンは、私に変わってスタントマンの方が演じてくださったんですけど(笑)。映像を観てると、まるで野川自身が闘ってるように格好良くアクションしてゆく零に出会えるから、そこも素敵な見どころになってます。
――実際のアクションシーンは吹き替えとはいえ、その前後のシーンや簡単なアクションはみずから演じたわけですよね。
野川 そうなんです。アクションシーン前後の表情とか、メスの持ち方、キラッと輝かせてゆく出し方など、その辺は私自身が演じてます。
宮崎 本当に野川さんがすべてのアクションを演ってるように見える映像だから、私完成した作品を観てて、すごく感動してたんです。
VOL.1とVOL.2の繋がりの中へ隠された魅力と秘密。
――そういえば、VOL.1&2それぞれへ、物語の鍵を握る女の子も各々登場してるよね。
野川 VOL.1では朋美ちゃんの友達、絵里ちゃんの主治医だったハル先生(村上幸平)が、VOL.2では学校の先生として登場したり。だから続けて観てる人は「あれっ?」と一瞬思ってしまうんですけど。その謎も続けて観ていくと、しっかり繋がっていくんです。
――朋美の役柄もVOL.1とVOL.2では変わってるもんね。
宮崎 そうなんです。VOL.2では、潜入捜査しちゃいますから。
実写からアニメへ…
――零は、実写版では笑わないクールビューティな役柄として登場しますけど。アニメ版『RAY』でも、同じような設定で登場するんですか?
野川 アニメ版では、私もどういう性格で登場するのかまだわからないんです。原作では、お医者さん仲間の男の子がいて、彼には素で接する部分もあったりなど、実写版ほど謎めいてはいないし。幼い頃の零ちゃんなど、過去の姿も登場してたので。きっと無邪気なシーンやリアルな生活模様も見えてきたりなど、わかりやすいキャラクターとして見えてくるんじゃないか…とは思ってるんですけど。実際のところ、どうなんでしょうね。
――よく実写からアニメ化になる…という話はあるけど。アニメ化が先に決まっていて、その上で実写版が新たに作られるというのも、斬新なパターンじゃない?
野川 そうなんですよ。まして私の場合、アニメーションと実写版の両方で主役を演じさせていただいたり。羽衣ちゃんも、同じく両方へ登場。きっとそういうのって、声優をやっていたからこそ経験できることなのかな…って思います。
1ヶ月半に及ぶ撮影だからこその、意外な裏話。
――ところで、撮影はかなり長期に及んだそうですね。
野川 実際にみなさんが現場へ関わったのは、1ヶ月半くらいでしたね。私の場合、平日にレギュラー作品や番組をこなし、週末に零の気持ちになってという切り換えの日々だったので、大変でした。
――それだけ長い日々だと、いろんな面での苦労も出てくるんじゃない?
野川 物語としての繋がりを大切にしなきゃいけないぶん、髪形や、お肌の調子。さらに私の場合、ネイルアートをするのが好きなんですけど。撮影へ費やした1ヶ月半は、グッと我慢をし、同じ仕様で過ごしていました。
宮崎 私の場合、髪の気を結ってるゴムの色が微妙に変わったりもしてるんです。その辺の繋がりの微妙な違いも、ぜひしっかり観てください(笑)
野川 繋がりという面では、私この撮影へ望むに当たり3kgダイエットしたんですけど、それを撮影中ズッと維持しなきゃいけないのも大変でした。今後も「ずっと維持してください」って感じなんですけど(笑)。
――撮影シーンには、かなりのこだわりぶりも発揮していたそうですね。
野川 物語ではほんの一瞬のアクションシーンでも、じつは何時間もかけて撮影していたり。その辺のこだわりぶりも、ぜひ観てもらいたいですね。
そして最後に、熱いメッセージを…
――じゃあ最後に、再びVOL.1『COLD BLOOD』とVOL.2『SPITITUAL
SONG』の魅力について語っていただけますか?
宮崎 日常では有り得ないことを描きつつも、その作品の中では、とても現実味を帯びていると言うか。人間の心理がすっごく現れているリアルな物語になってます。とくにアクションシーンは、私自身が観ていて釘付けになったほど格好良かったし。また1月から始まるアニメ『RAY』でも、私はアカリボン役を演じます。アニメでは、また気持ちを切り換え望んでいこうと思ってますので、こちらも楽しみにしててください。
野川 新しいドラマレーベルの第1弾作品へ主演できたことを、すごく嬉しく思います。4年間声優をやってきた中で初めてと言えるくらい零という役柄は、新しい野川さくらを表現できる役になったと思います。実写はもちろん、これから始まるアニメのほうでも、新しい野川さくら像を表現していけるよう頑張ります。
――実写版発売に当たっても、いろんなイベントが開催されるそうですね。
野川 東名阪で開催される発売記念イベントには、遊びに来ていただきたいですね。まずはDSE版『RAY』を観て、『RAY』の持つ世界観へ触れ、アニメーションを待てない人は、コミックを読んで『RAY』の魅力にはまってください。
TEXT:長澤智典
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